【ETV 裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~】を見ながらつぶやく
免田さん:その日その日で気持ちが揺れる。結局自分を捨ててしまう。自分を忘れてしまう。畳二畳の何も無い部屋で。「裁判員へ ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:00:50面会後西巻さんは事件現場を歩いた。警察のシナリオはありえないと思った。当時懐中電灯も無しに遺体を運んで山の中を歩けるような場所でなかった。現地を歩いたらすぐわかる事件。裁判所は現地調査をして欲しかった。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:06:36西巻さんが無実を確信するようになると菅家さんからくる手紙も変わった。信じてくれる人がいる。菅家さんは冤罪を晴らする決意をした。【ETV】「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:10:17免田さん:警察がひとたび事件の筋書きを作ると、それが間違いやデッチ上げだっとしても、現在は、一本のレールを突き進んでいきます。検察も弁護士も、裁判官も、その暴走に巻き込まれる事があるのです。【ETV】「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:18:09免田さん:犯人に仕立て上げられた無力な人間にとって、暴走を止め、真実に引き戻す事は大変難しいのです。私の場合34年半という歳月を必要としたのです。【ETV】「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:20:49免田さんの供述調書:"家に忍び込み、金を盗もうとして気づかれ、もっていたナタできりつけた"。それがいつの間にか作られた筋書き。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:27:35免田さん:こうじゃろうが、ああじゃろうが、こうやったろ、そうやったろ、引きずり回して、痛めつけて、繰り返し…。それをずーっと夜昼やるんですから。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:31:16問:まったくでたらめな調書が取られるのはどんな心理状態か。免田さん:疲労のどん底に落ち込んだ中、鬼のような刑事に丸く囲まれて恐怖と寒さで震え、全部鳥肌が立って、そうした状況で誘導される。取り調べられる本人の状態は表現できない…。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:36:32人はなぜ、やってもいない犯行を事細かに語ってしまうのか。免田さんはは審理学者を訪ねた(浜田寿美男)。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:40:58浜田さん:署名、これ免田さんの筆跡じゃないですよね?これ免田さんの字ですか?免田さん:刑事が手首を握って書いた。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:45:28浜田さん:捜査側が被疑者の言い分をまともに聞こうとしない。こいつがやったと頑としてゆずらない。いくらやっても聞いてくれない。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:49:13浜田さん:で、免田さんの時だと、そこに暴力が入る。この無力感は一般の人はなかなか想像できない。それぐらいで何故落ちるんだ?と、言うんだけど、いくら言っても聞いてもらえないのが何時間、何日も続くと人は耐えられない。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:50:55浜田さん:これはそういう立場になってみないと、なかなかわからない。無力感、絶望感というのは大きい。もちろん暴力が入るからもっと大きい。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:53:19浜田さん:「自白したら、無期懲役、死刑になると判ってるだろう」なんで自白するんだと、一般の人は。無実の人は自白する時に、これを言ってしまうと死刑になるとか、刑罰の事をほとんど考えない。やってないのだから、死刑になるわけがない、と思っている。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 22:57:59免田さん:無実の人が肉体、精神的に追い込まれその結果、偽りの自白が作られてしまう。それは、けして、昔の事ではない。足利事件の菅家利和さんもそうです。なにも変わっていないのです。裁判員の皆さんが直面するケースでも同じ事が有り得るのです。「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 23:05:54菅家さん:H3.12.1の朝。刑事が6人。3人が入り込んできて「菅家そこに座れ」といった。「お前子供殺したな、お前なんだよ」。…「証拠があるんだ」と頭を押さえつけ「早くしゃべって楽になれ」と。「ETV裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 23:13:00菅家さん:髪を引っ張られ、蹴られ、どうでもいいと思ってしまった。眠くて、疲れて、親の事も兄弟の事も忘れて、「やりました」と言ってしまった。「ETV 裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」
2010-05-03 23:15:40