丸山天寿先生の「自衛隊は地球を守れたか・陸自編」

前回はこちら http://togetter.com/li/189451 丸山天寿先生の「自衛隊は地球を守れたか・空自海自編」
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丸山天寿 @tenjumaruyama

昨日に続いて連投。「自衛隊は日本を守れたか。陸自編」。私の観た映画のみ。陸上自衛隊が1954年に発足すると、すぐにゴジラが出現。これは運命か。ゴジラとの初陣で陸自が使った武器は口径12、7ミリのプロ―ニングM2重機。ゴジラに通用する筈がない。ゴジラは上陸し、品川駅を破壊する。→

2011-09-19 07:57:53
丸山天寿 @tenjumaruyama

ゴジラの上陸を阻止するために東京湾岸に5万ボルトの電流鉄条網を張る。やったのは「野戦特科」(細かい部隊名を書くと都合が悪いので推測されたし)だがこの作戦は失敗。ゴジラは市街地に突入。今度は機甲科が迎え撃つ。投入されたのはM24戦車。1952年の保安隊時代、米軍から供与された物→

2011-09-19 07:59:55
丸山天寿 @tenjumaruyama

だが、この戦車、通称チャーフィーの75ミリ砲もゴジラには通用しない。(そっと言うが、この戦車、朝鮮戦争でもソ連製のT34に敵わなかった軽戦車)逆にゴジラの白熱光でやられるばかり。そも戦車はゴジラ戦に向いてない。威力不足だし、戦車の弱点である上面から反撃を受けてしまうからだ。→

2011-09-19 08:01:27
丸山天寿 @tenjumaruyama

翌年の大阪でのゴジラ・アンギラス戦では新兵器を投入する。ロケっト多連装砲。25発同時に発射出来る物だが効果なし。当たり前だ。この手のロケツト砲は派手に見えるが広い土地に展開した敵部隊を焼き払うための武器。ゴジラのような一点標的を攻撃する兵器ではない。指揮する者が分っていない。→

2011-09-19 08:03:32
丸山天寿 @tenjumaruyama

しかしラドン戦では陸自も考えた。ラドンに対して戦車砲が効果がないと分ると、阿蘇にあるラドンの巣を大型火砲やミサイルの集中攻撃で埋めてしまおうとする。その攻撃で阿蘇の噴火を誘発させるという捨て身の作戦。見事に成功しラドンは焼け死ぬが、後の噴火の始末はどうしたのだろう。不明。→

2011-09-19 08:05:27
丸山天寿 @tenjumaruyama

だが、1958年の対バラン戦では陸自は見事に勝利。戦車砲の効果はなかったが、敵の習性を利用したのだ。バランは光る物を好む。そこで特殊火薬を仕込んだ照明弾を投下。バランはそれを飲み体内で爆発して絶鳴。敵の自滅のようなものだが、とにかく完全な勝利。なぁに、勝てば良いのだ。勝てば。→

2011-09-19 08:07:25
丸山天寿 @tenjumaruyama

1962年、陸自は三度ゴジラと戦う。今度は陸自も考えた。ゴジラを落し穴に落しガス弾を撃ち込む作戦。落すまでは見事に成功するが敵は平気で這いあがって来る。待て待て。陸自はガス弾のような大量破壊兵器を持っていたのか。違うな。何故なら落し穴を除き込む隊員達はマスクを着けていない。→

2011-09-19 08:09:47
丸山天寿 @tenjumaruyama

そこで今度は百万ボルト作戦を取る。ゴジラの行く手に高圧線を張りめぐらせて首都圏への侵入を阻む作戦。これは成功。感電したゴジラは方向を変える。安堵する陸自首脳陣。そもそもゴジラは東京には用がないのだから諦めるのも早い。その後どこに行くかの心配をしろよ。東京さえよければ良いのか→

2011-09-19 08:12:16
丸山天寿 @tenjumaruyama

1965年には新しい敵ガメラと戦う。この敵が厄介。何しろガメラは自分にむけられたエネルギーを栄養にする。砲撃も電撃も逆効果。そこで陸自が考えたのが「ガメラをひっくり返す作戦」。正気か?やはりガメラは足を引っ込めて飛んで行く。次に巨大ロケットに閉じ込めて宇宙に捨てる作戦に出る。→

2011-09-19 08:13:31
丸山天寿 @tenjumaruyama

巨大ロケット(何のために建造中だったのか謎)のある大島までガメラを誘導するために、陸自が取ったのが大島までの海面に石油を流し火をつけるというもの。確かに成功はするが、もの凄い環境破壊ではないか。まぁ背に腹はかえられぬか。以後、ガメラが正義側に回らなければ陸自はお手上げだった筈だ→

2011-09-19 08:19:36
丸山天寿 @tenjumaruyama

1996年にはバルゴンと戦う。もちろん砲撃は効果なし。そこで大阪にいる敵に春日山からミサイルを撃とうとするが、バルゴンの背中の刺から出る虹で全滅。だが、春日山基地には鏡だけが残される。これだ、と巨大な反射鏡を作り、敵の出す光線を反射させてバルゴンを苦しめる。昔話みたいだな。→

2011-09-19 08:21:34
丸山天寿 @tenjumaruyama

ギャオスと戦った時は新作戦を使う。敵は紫外線、つまり太陽光線に弱い。そこで朝まで拘束する作戦。回転する展望台に人口血液でおびき出し、展望台をぶん回して方向感覚を失くし飛べなくする作戦を決行。(しがみついているギャオスも馬鹿)良い考えだが、途中で機械が故障。後一歩で敵を逃す。→

2011-09-19 08:23:21
丸山天寿 @tenjumaruyama

陸自が最も良く戦ったのは対ガイラ戦。陸自の超兵器「メーザー光線」の登場だ。ガイラ攻撃の準備は周到に行われ(この辺りの作戦遂行過程も見どころ)おびき寄せた敵に光線を放つ。これが凄い効果があり、川に流した電流と合わせて、ほぼガイラを瀕死状態に追い込む。陸自の勝利と言って良いだろう→

2011-09-19 08:24:51
丸山天寿 @tenjumaruyama

陸自は怪獣と戦える「メーザー光線」を手に入れ、この後もガイガンやメガロ相手に使用するが、華々しい活躍はしない。1967年に、怪獣退治の専門、科学特捜隊が登場するから。以後は彼らが来るまでの時間稼ぎ部隊になってしまう。陸自が再度、主役になる日は来るか。いや、来ない方が幸せか。了

2011-09-19 08:27:02
野知潤一 TIAOBooks 発行人 @mao3mao3

@tenjumaruyama お早うございます。今朝のツイートは楽しい。怪獣映画は近所にあった「民衆楽」で観たのが最初 → 1954年(昭和29年)当時の福岡県の映画館 http://t.co/kQMexmRf

2011-09-19 08:20:30
丸山天寿 @tenjumaruyama

@mao3mao3  お早う御座います。昨日、こちらは雷が落ちましたが、そちらは大丈夫でしたか?  昔はよく怪獣映画を見に行きましたねぇ。今では撮影出来ないものばかり。そもそもゴジラは放射能を浴びてでかくなった、という設定でしたから。

2011-09-19 08:39:01