『「国のために死ぬ」だと脊髄反射で発狂されるけど、「国」を「自分の大切なみんな」に替えると鬼滅の刃になって大ヒットして全日本が泣きます』 これ面白い視点というか『国家』と『自分の大切なみんな』があまり接続されてないってことだと思うのだよな。歴史的経緯とかあるけど、まあ善し悪しすね
2022-06-07 18:01:37まあ実際、自分の身の回りの友人や家族、故郷を大切に思うことと、国家を大切に思うこととは必ずしも一致しないものなんだけど、この辺を上手く連続するものにする理屈が弱い気がしてるんだよな。我が国(こないだも盛大に怒られた話とも関係しますけど)
2022-06-07 18:06:03(先日受けた批判の中で『国民意識』『ナショナリズム』を人為的に構築することはそもそも極めて困難なことであり、それを操作可能なものと考えるのは無知と傲慢である、という指摘があって、それはまあ耳が痛いとこなんですけど)(とはいえもう少しやりようはある気がするんすよね)(傲慢かしら)
2022-06-07 18:10:08国家が『国民のもの』ではなく、『お上』として認識される限りにおいて、国家と素朴な愛郷心のようなものの接続ってなかなか難しい気がするのだよな……(いや、そうでもないのだろうか)(あとまあ、それはそもそも接続すべきものなのかどうかという議論もたぶん可能)
2022-06-07 18:14:12悲しいことに、今後、我が国の孤立した貧困層にとっての『国のために死ぬ』ていうの、底辺で社会を支えながら、福祉を利用することなく孤独に死ぬ、になる予感はあるんだよな……。この物語で国家を尊ぶ感情が高まるかっていうと、どうなんですかね……(まあ戦前を思えばどうとでもなるのか?)
2022-06-07 18:38:51(いやまあわかんないですけど。逆に地域共同体に属せない、浮遊した貧困層にとって、その自我を支えるものは国家以外にありえなくなるのかもしれないし)(でもそれもなんか悲しい話だな……)
2022-06-07 18:40:42『愛国心はならず者の最後の拠り所』という言葉はよく愛国心否定に持ち出されがちなんですが、これ愛国心の否定というより、そういうならず者をも引き受ける最後の網として『愛国心』というものがあっていいんじゃないの、という風には思うのだよな……。ならず者とて国民だよ……。
2022-06-07 18:56:21@Werth 福井先生の「終戦のローレライ」主人公は貧しい私生児で村で孤立していて、故郷を故郷とも思えず育った身には愛国心がわからないという一文があり。この愛国心はナショナリズムではなくパトリオリズムを意味しているんだなと思いました。故郷に愛されなかった人間が故郷のために死なされるのつらいね。
2022-06-07 20:37:07@Werth >『国家』と『自分の大切なみんな』があまり接続されてない いやあ、むしろ元々渾然一体だったのが戦後の様々な努力を通じて分離されて、それがまた溶けつつある(溶かそうとしている人たちがいる)のが今ってことだと思いますよ
2022-06-07 18:12:35@kabutoyama_taro そういう渾然一体の状態というのも様々な苦労を重ねて成立したもの、という印象はあります。今また国民意識を一つに鋳直そうという運動自体は必ずしも否定されるものでもないかと(問題は、それが権威主義的体制の推進によって実現されようとしている点にあるのではないでしょうか)
2022-06-07 18:18:31@Werth まあそうですね。例えばユルゲン・ハーバーマスというドイツの左翼知識人もかつて「憲法パトリオティズム」を提唱していましたし。 h-up.com/books/isbn978-…
2022-06-07 18:25:43@kabutoyama_taro 国民を統合する理念の結晶としての憲法、て理解でいいんですかね。そうであったらなあと思うこともありますが、現実は厳しいなあという感じです。
2022-06-07 18:33:25@Werth 日の丸を「日本国憲法の象徴」ということにしたら、右派と左派の良い折衷になるのでは、などと考えたこともありますねw
2022-06-07 18:45:27@kabutoyama_taro 双方から無茶苦茶叩かれそう……(まあ日の丸自体はいいデザインだなあと思うんすけどね……)(旗そのものよりもそれを取り巻く人々に割と複雑な感情を抱きがち)
2022-06-07 18:47:37@Werth 分裂を統合するものをsymbolと呼ぶのに対し、分断と対立をもたらすものをdiabolと呼びます。 はてさて日の丸は象徴か悪魔か、つうところですね。
2022-06-07 18:50:17@kabutoyama_taro なんかある種の人々は統合を口にしながら選別と分断を煽っているように思えて、酷く複雑な感情を持ってしまいます。いや、統合というものは例外なくそうしたマイノリティの選別と分断を伴うものなのかもしれませんけど。
2022-06-07 18:52:29@Werth せっかく戦後に日本が民主主義国家になったんだから愛国心を「自分達の共同体をより良くする為にどうすればいいか考える心」ぐらいの意味に再定義する方が良かったんじゃ無いかと感じますね。
2022-06-07 18:34:10@9yE01e3zL7HbXWx 残念ながらそういう方向には向かわなかったと思うんですね。今から方向転換っていうのも難しい気はします。なんとも寒い話になるのですが。
2022-06-07 18:41:54「国」が古代ギリシアのポリス並みの大きさだったら、「国」と「大切なみんな」は重なりやすいんだろう。現代の国家は大きく複雑すぎる?あとやっぱり日本の場合は、大日本帝国が国民の命を粗末にしすぎたよな。「国」が国民に牙をむくことがあると、よほど盲目的な愛国者様でもない限りわかっている。 twitter.com/Werth/status/1…
2022-06-08 15:07:38「デモクラシーは20万人の住人たちが自治をするために使われた制度なのです。また直接民主制を主張したルソーの時代もジュネーブの人口は2万4000人」 「20万人程度の地域共同体だとデモクラシーは妥当すると思います」 デモクラシーの使用環境- 誰が得するんだよこの書評 daen.hatenablog.jp/entry/20110109…
2022-06-08 21:26:03「国」というのは、「郷土」のことなのか、それとも「行政機関」のことなのか。 twitter.com/Werth/status/1…
2022-06-07 21:37:46「愛国」思想は右派や保守の立場と結びつけて語られる。しかしその起源は古代ローマのキケロが提唱したパトリオティズムにあった。フランス革命で反体制側が奉じた思想は、いかにして伝統を重んじ国を愛する現在の形となったのか。6月刊『愛国の起源』「はじめに」を公開!webchikuma.jp/articles/-/2805
2022-06-07 16:54:43