「安全に、豊かに、若さを保って」という一見いい事のように思えることが、どこか醜悪な人間の欲望を肯定し、人間本来の分限を超えて様々な無理を人々にも環境にも強いているのではないだろうか。
2011-09-16 00:25:54アンチエイジングなどと言って、若い頃の幻影を追いかけてばかりいる、みっともなさは、けっきょく臓器の培養や遺伝子組み換えなどにも手を染める大きな動機となる。
2011-09-16 00:24:39最近しみじみと思うが、自然の流れに沿って生きるという事は、年令相応の深みが自ら出るという事ではないだろうか。昔は、本当に、まるで別の生き物というほど見事に変身した老婆を少なからず目にしたものだが…。
2011-09-16 00:23:44何しろ小学校、中学校、高校、大学と、いまも親しく付き合っている人物は、皆無。合気道の稽古時代からは、僅かに、二つ年上の、伊藤先輩とのみ30年以上親しい稽古が続いている。こうして振りかえってみて、私自身同世代との縁の薄さに驚いてしまう。
2011-09-16 00:23:22まず、私が同世代の多くの人間に感ずる嫌悪感は、もちろん私自身も含めての事だが、年相応の年齢の重ね方をしていないという事だろう。以前そうした私とほぼ同世代の年齢でなお、スポーツを盛んにやっている人々の団体に招かれて講演に行った事があるが、本当に辟易とした。
2011-09-16 00:19:52私が、私の人生でハシゴをかけても敵わないと思っている身体教育研究所の野口裕之先生も、私とほぼ同世代の1948年のお生まれだが、私以上に同世代を憎むこと甚だしい。
2011-09-16 00:16:20しかし、この団塊世代は団塊真っ只中の1949年生まれの私自身も自覚があるからそうなのだが、さまざまな面で中途半端な人間が多い。
2011-09-16 00:16:09最近の社会事情を、いろいろと思い合わせながら、あらためて考えてみると、いま政治家にしても、官僚や企業で責任者としての立場にいる者は、私と同世代の、いわゆる「団塊」と呼ばれる世代の人間が多いように思う。
2011-09-16 00:15:57