gtmt乙女が語るタイバニバディ論

感心したのでとぅぎゃった
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山田ペパーミント @pepper1103

バニーは「ちゃんと虎徹さんに好いてもらえていた」という安心感を始めて味わえたからすごく嬉しかったはず。今までは虎徹が「新入り、大丈夫か?俺をみて勉強しろ」って図式。最初はバニーも「僕も上から目線でいきます」だったけど、だんだんネガティブになる。

2011-09-19 14:16:34
山田ペパーミント @pepper1103

続き。バニーがネガティブになると、おじさんの経験に裏打ちされた自信やヒーローとしての信念、父親としての懐の深さなんかがそれを包んでくれる。14話以降はバニーは上からではなくなる。バニーの第一次成長。虎徹のいい部分を褒めだし、やたら虎徹を好きになる。

2011-09-19 15:25:34
山田ペパーミント @pepper1103

虎離れができないバニーはだだをこね、楓たち家族のほうが大事なんじゃ、僕のことなんてただのパートナーだったんだ、早くやめてください、など身勝手なことばかり言い出す。愛される喜びばかりはやり、処理し切れていない。

2011-09-19 15:28:07
山田ペパーミント @pepper1103

そこからバニーはイライラと「頬をぶたれた不安」から隙ができる。多分バニーちゃんなんて坊ちゃんだから、本気で自分のために頬をぶってくれる人はいなかったはず。だから嫌われたんじゃないかと怖かったんでは。あのまま対峙していたら「バディ解消だ」と言われかねないからダイナミック帰宅をした。

2011-09-19 15:37:31
山田ペパーミント @pepper1103

早くやめたらいい、せいせいしますよ!というのは「僕はあなたを尊敬して慕って、最高のパートナーだと思っているのにあなたにとって僕はそれくらいの存在なんですよね。そうですよね、あなたには帰る場所もある。僕だけが違うんだ。いいですよ好きにやってください。」という意味だろう。

2011-09-19 15:40:52
山田ペパーミント @pepper1103

でもな、バニーはおそろいのバッジを付けていたんだよ。ちゃんと付けていたんだ。あんな助けてもらって、酷いこと言って、ぶたれて皮肉言って謝れずに別れたのに、バッジだけは外せなかったんだよ。信じられなくてもういい!ってなったのに、やっぱりどこかで信じたかった。

2011-09-19 15:47:56
山田ペパーミント @pepper1103

だから個人的には、バニーが黒くなったとき「奥底では虎徹のことをかすかに覚えていた」と思っている。サマンサおばさんのこと、タイガーを汚すな!に合わせて、混乱した意識のなか「助けてください」と叫んでいたのではないか。

2011-09-19 15:55:36
山田ペパーミント @pepper1103

だから「バニーちゃん」と言われたとき、「それは僕です。偽物のあなたでも、偽物の僕でもない。本物のあなたが本物の僕に言ってくれたことだ。」という気持ちで、あの状況を打ち破った。言われたときは嫌だった、しかし振り返ってみたら大切な思い出になっていた。初めてのあだ名。

2011-09-19 16:02:06
山田ペパーミント @pepper1103

そういうことをしてしまったことに対する申し訳なさはあったはずだ。それは他のヒーローたちを見ていたら分かる。記憶は完全に消えない。しかしだからこそ、虎徹が自分になにをしてくれたか分かる。逆もしかり。

2011-09-19 16:11:48
山田ペパーミント @pepper1103

でもそんなの口に出せるわけがない。許してくれるに決まっているから。わがままを言ってしまったこと、罠にかかってしまった不甲斐なさ、争ってしまった未熟さ、全て許してくれるに決まっている。もしそれに加え「頬をぶって悪かった」なんて言われたら?怖かったはずだ。

2011-09-19 16:14:33
山田ペパーミント @pepper1103

だからバニーはツンを出した。反省も恥ずかしさも申し訳なさも全部ひっくるめて、ツンをだした。言葉に出せないから。男には喧嘩した後「謝って許して後腐れなく」じゃなく、「お互いが平然と喧嘩前の関係に戻り会話する」という仲直りの仕方がある。「やれやれおまえって奴は」「お互い様だ」という。

2011-09-19 16:18:01
山田ペパーミント @pepper1103

それは二人にとって「バニーちゃん」「バニーじゃありません、バーナビーです」だったのではないか。最初に戻る、昔のやりとりができる。最初から結果が分かっているのだから、お互いいきなり結果を持ってきてもいいのだ。大切なのは「仲直りができた事実」であり、経過ではない。仲のいい男だから。

2011-09-19 16:22:45
山田ペパーミント @pepper1103

そして24話。初めておじさん側からの気持ちを聞いたバニー。嬉しかっただろう、でも悲しいに決まっている。虎徹も虎徹で「あ、これやばいやつだ。最後になるかも。言うしかないな。」となったはず。なぜずっと言わなかったか。先輩だからだ。

2011-09-19 16:25:02
山田ペパーミント @pepper1103

バニーには最初、「ロートルヒーローより僕のほうが優れている」というプライドがあった。後にそれが崩れたとしても。立場は変わり、お互いがそれを良しとして「虎徹が上」になった。だから虎徹は最初の「俺のが凄いからな?」を貫かねばならなくなったはずだ。

2011-09-19 16:28:34
山田ペパーミント @pepper1103

バニーがツンのままなら良かった。誉めても「そういうのいらないですから」と返されるだろう。冗談でベタ誉めもできた。しかしデレやヤンになった今、下手に本気で誉めるとバニーにとっては嬉しいだろうが客観的に見ると逆の結果を引き起こすはず。

2011-09-19 16:30:47
山田ペパーミント @pepper1103

常に自分は前を歩かねばならない。無理をしてでもバニーのバディをやらなければいけない。今のバニーは「そんなところも凄い」「フォローしますからガンガンやってください」と言うのだ。先輩としての矜持もある。虎徹と呼ばれて嬉しかった、なんてずっと言えなかった。

2011-09-19 16:33:21
山田ペパーミント @pepper1103

くしくもあれが、初めてバニーに打ち明けられた本音。バニーの期待に虎徹が応えてくれなかった初めての瞬間。嬉しさと悲しさが一度に襲ってくる。どちらも今までとは比べものにならない。そして25話。ネタバレ控えるため具体的にはかかないがバニーの包み隠さない本音はあの行為そのものではないか。

2011-09-19 16:37:22
山田ペパーミント @pepper1103

やっとバニーも素直になれた。虎徹にちゃんと評価され、ちゃんとバディとしてやれていたと分かった安心感。だから恥ずかしさもプライドも関係なく、ひとりのバディとしてあれができた。バニー第二次成長。そしてエピローグ。

2011-09-19 16:39:10
山田ペパーミント @pepper1103

あっやべ。エピローグネタバレ隠して書けないから、あとでインタビューに書くときにちゃんと書こう。以上、俺からみたバディ論でした。未完。

2011-09-19 16:40:55