「輪るピングドラム」僕の桃のカンヅメR。
朝のコーヒーで「季刊エス」10月号「輪るピングドラム」特集。ビジュアルと、幾原監督インタビューと。本編画像のチョイスがページごとにバッキリ傾向が変わっていて、えっどういうアニメ?と、あらためて思うw1話レイアウト修正の冠葉の腕から手にかけてのラインが無骨で、セクシー。
2011-09-16 08:01:32季刊エス・ピングドラム特集。幾原監督が語るのは「どうおもしろく描いているのか」という枝葉末節ではなく、その根本にある「何を描こうとしているのか」という幹の部分。「輪るピングドラム」に限らない、現在に描くべき、現代の物語のお話。あぁ、やっぱりカッコいいひとだ。
2011-09-16 08:03:12季刊エス・ピングドラム特集。現在の作品の中心にいるのは目的に近づくために「自分」をつよく定義する、または定義していた少年少女たち。彼ら彼女らにどんな答えが用意されているのか、あれこれ想像が止まらない。きっとたぶん、作品の生存戦略にみごとにくるくる術中。
2011-09-16 08:03:55「輪るピングドラム」10話。高倉晶馬は病院にいた。兄と妹も、友だちも見舞いに来ている。死の匂いのつきまとうその場所で、お互いを想い合う言葉が交わされる。一度はすべてが終わったその場所でとても安定した、家族っぽい時間が流れている。
2011-09-17 07:07:08輪るピングドラム10話。ペンギンたちも病院にいた。患者とナースになりナースの何かを計測したり、病院っぽい時間が流れて、いた…?ザマス眼鏡を着用していた「彼女」も実は彼らとそんなに遠からぬレベルにある気がするんですけれども狩られると困るので深くは考えないようにする。
2011-09-17 07:07:39輪るピングドラム10話。公共の施設には「顔」がない。誰か個人のものではないはずの空間は冠葉の周りで強烈な彩りに換わる。誰のものでもなく誰のものでもある空間を、強い想いが支配する。現実とも幻想とも思える、永遠みたいに繰り返される「世界」が冠葉を揺さぶり、誘う。
2011-09-17 07:08:00輪るピングドラム10話。誰か一人を愛する。その誰かのためなら主張を翻すことだって厭わない。特別な誰かを選ぶこと。それは同時に誰かを選ばないことでもある。「選ばれなかった」者か。あるいは「何か」に選ばれた者か。特別な誰かのために走りまわる少年たちの輪に、何者かが接触する。
2011-09-17 07:09:03東京消防庁の「救急週間」のポスターの寄り。フレームの外に「ダブルH」がいる気がしてしょうがない。 http://t.co/UwQVI2lN http://t.co/L5Wt5frO
2011-09-19 07:56:42「輪るピングドラム」11話。高倉冠葉は夏芽真砂子の邸宅を訪れる。「知る者」同士による、濃密な言葉が交わされる。ペンギン1号はエスメラルダの濃厚キッス攻勢にさらされる。それは冠葉と真砂子の関係性の寓意的で象徴でメタファーであるかどうかはわかんない。ていうかあの口でキスマークって。
2011-09-24 07:07:00輪るピングドラム11話。真砂子はアートの中の相手こそが「本当」と言い切る。時系列的には晶馬と苹果が「相手の想い」を常識的に論じ合ったすぐ後、自分の恋が独りよがりであることを認めるばかりか美学にまで昇華している彼女の常識と定石。あれっ荻野目苹果がなんだかすごく善良な娘のような気が。
2011-09-24 07:07:41輪るピングドラム11話。夢には目を閉じて見るものと目を開けて見るものがある。夢中で駆け抜けてきた荻野目苹果の夢が現実に近づく。それは目を閉じて見る夢ではない、現実を戦って得た結果だ。しかし。夢が夢であったと気づくのは、いつだって目を覚ました時、なのだ。
2011-09-24 07:08:02「ノルニル」で印象的に表示され続けてきた「95」という数字。タマホマレガエルの儀式で知らされた晶馬の年齢。陽毬が眺めるテレビの中で、いやというほど主張していた地上アナログ放送終了のお知らせ。そして。「輪るピングドラム」は現代の、現在の僕たちの物語。その核心に、近づいてゆく。
2011-09-24 07:09:06「輪るピングドラム」12話。16年前の「事件」が語られる。「セクシースパイシーギャル」誌がお茶の間にこっそり流通するぐらい平和な現在も、過去の出来事の先にある。罪が、傷が、残された子供たちの心が語られてゆく。水族館の思い出がいつ壊れてしまったのかはまだ語られない。
2011-10-01 07:22:14輪るピングドラム12話。父は新しい家庭を築こうとしていて母はカレーの日を守れないくらい毎日に忙しい。新しい日々。それは事件の傷を時間が癒したと言えることなのかもしれない。傷を知らないゆえに癒す方法も知らなかった苹果。それでも新しい日々に向かい始めていた彼女に傷が突きつけられる。
2011-10-01 07:22:35輪るピングドラム12話。あの日、桃果のことを心に深く刻んだ多蕗は少年の姿の頃も彼女を忘れていなかった。しかし彼は今、違う相手と結婚している。時間とともに、あのとき彫像のように遠い存在に見えた「大人」に彼もなったのか。それとも。カレーの日を忘れてはいない多蕗。その本心は?
2011-10-01 07:22:54輪るピングドラム12話。冠葉は「何か」に手を染めてでも家を、陽毬を守ってきた。父親そのものになろうとしているように見えた。冠葉の心には台風の夜に陽毬の命を救った父の姿が強く残っている。父親の「罪」を知ってなお残る、憧れ。簡単に割り切れない思い、それが家族という輪、なのか。
2011-10-01 07:23:40輪るピングドラム。9話では図書館の「村 春樹」コーナーの著作の数々に「1Q84」はないのが不思議だった。あれほど現在の物語であることを強調しているのに。その物語世界と、作中の背景は実は近い状況にある。その本が「ない」。それは全く違う答えを描く、という宣言であったのかもしれない。
2011-10-01 07:23:58歩きながら仕事と趣味のアニメのことをあれやこれや。どちらの割合が大きいかは企業秘密です。あぁエスメラルダと1号の現在は一方的な恋模様はどうなるのかしらそれにしても真砂子がチュウをキメた時のアダルティでダバダバなBGMがどうにもランジェリーショップのシーンを思い出してしまうんですが
2011-10-04 08:26:00「輪るピングドラム」13話。3年前のあの日、兄妹の運命は変わった。高倉家の違和感が輪になってゆく。当事者ではなく、親に甘えられる子供でもなく、何者でもなく、何も出来ないままに流れた時間。それでも世界の時間は動いている…えぇと、あの広告のピクトグラムは「マスコットキャラ」なの…?
2011-10-08 08:31:55