【暗号資産/仮想通貨】ビットコイン、また暴落! 約700万円 → 約300万円 ――暗号資産の投機的相場、ブロックチェーンの未来像、NFT/メタバースの普及

記事執筆現在(2022年6月17日)、本文中リンク先の報道にもあるように、ビットコインの価格が下落し続けています。 数ヶ月前には、「700万円台」だったのが、「約300万円」(を切る)位の水準まで下落しました。もはや、最高値の半分以上、下がっています。 そこで前半では、暗号資産の「資産の裏付け」のなさから来る、投機性について考察します。 後半では、その「資産の裏付け」に、「メタバース」や「NFT」がなる可能性について考察します。 ※(免責事項) なお本記事は、特定銘柄の売買を、推奨したものではありません。本記事の情報により、どのような損失が生じても、一切責任は負いません。
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しろうと @sirouto

すごく複雑な話になりそうなので、ザックリ単純化していうと、「未来の暗号資産」が、今の「銀行」や「株式市場」のようなポジションになれれば、資産の裏付けができて、もっと相場が安定すると思う。

2022-06-16 22:47:19
しろうと @sirouto

しかし、今はまだ、そこまで普及していない。暗号資産が、伝統的な銀行や株式市場などに取って代わるほど、普及しない理由として、いくつか挙げられる。

2022-06-16 22:48:27
しろうと @sirouto

まず、「CBDC(中央銀行デジタル通貨)」の存在。これを、政府が推進すると、仮想通貨は邪魔になる。また、フェイスブックの「リブラ」が潰されたこととも、整合性が取れるだろう。

2022-06-16 22:50:04
しろうと @sirouto

また、「ブロックチェーン」は、実は「高速決済」に向かないこともある。現在の処理速度としては、銀行やクレカの決済の方が早い。だから、代替が進まない。

2022-06-16 22:51:52
しろうと @sirouto

ブロックチェーンは、処理を早くするためにあるのではなく、「非中央集権的」な「分散台帳」を実現するためにある。簡単に言うと、「金融版P2P」みたいな感じか。

2022-06-16 22:53:33
しろうと @sirouto

ブロックチェーンによる決済は、分散した台帳間の整合性を取る必要があるぶん、中央集権の既存の決済システムより、どうしても処理が遅くなってしまう。

2022-06-16 22:54:29
しろうと @sirouto

もちろん最近では、昔のものより「決済が早くなった」暗号資産システムもある。が、それは「オフチェーン」にしてあることが多い。

2022-06-16 22:56:26
しろうと @sirouto

だから、「何のためのブロックチェーンか」の再考が必要になる。最近の暗号資産界隈では、「メタバース」と関連付けて、「NFT」などに、価値を見出す主張が増えてきた。

2022-06-16 22:57:38
しろうと @sirouto

「NFT」を本格的に解説するのは、別の機会に譲りたいが、今回の文脈の範囲で言うと、「資産の裏付け」や「インカムゲイン」に相当するような付加価値の創造も可能かもしれない。ので、私も注目している。

2022-06-16 23:00:24
しろうと @sirouto

もしかすると、暴落の話題から入ったので、暗号資産に対する私のスタンスに、ネガティブな印象を、読者は抱かれるかもしれない。

2022-06-16 23:02:50
しろうと @sirouto

が、断っておくと、暗号資産やブロックチェーンの技術全般を、全部否定しているわけではない。むしろ、将来的には可能性のある、有望な技術だと思う。

2022-06-16 23:02:57
しろうと @sirouto

ただ、それは投資対象としてどうか、という話とは、また別のことで、暗号資産を投資として見ると、リスクが高い投機的商品だ。

2022-06-16 23:04:24
しろうと @sirouto

NFTにしても、投資対象として見ると、やはり投機的に思える。少し前のビットコインと同じような、「バブル」に見えてしまう。

2022-06-16 23:07:24
しろうと @sirouto

これはたとえば、インターネットの歴史で考えると、分かりやすい。ネットも、普及期には、フィッシング詐欺などの犯罪に使われたりしたが、だから「インターネットやめよう」とはならなかった。

2022-06-16 23:09:21
しろうと @sirouto

あるいは、ドローンや自動運転、過去の飛行機や自動車もそうだろうけど、なにか新技術が出た時には、とうぜん事故のリスクはあるが、利便性などのベネフィットが上回れば、世界に普及していく。

2022-06-16 23:10:50
しろうと @sirouto

さて、今回を振り返ると、前半は暗号資産の相場(の下落)の話、後半はブロックチェーンの技術(の普及)の話だった。

2022-06-16 23:13:12
しろうと @sirouto

このまま終わると、前半と後半でバラバラな印象が残りそうなので、両者の話題をつなげておくと、「長期的視点」という話で統合できる。どういうことだろうか?

2022-06-16 23:14:09
しろうと @sirouto

たとえば株式は、短期ほどテクニカル(相場)面、長期ほどファンダメンタル(財務)面で、株価が決定される。では、暗号資産はどうだろう?

2022-06-16 23:15:57
しろうと @sirouto

暗号資産も、超長期で見た時には、何らかの実需がないと、価格が維持できない。その実需は、技術の社会への普及があって、生まれるものだろう。

2022-06-16 23:17:17
しろうと @sirouto

NFTなどの新しいブロックチェーンの技術は、まだ「キャズム」を超えていない段階に見える。がもし、本当に普及するなら、その経済圏で流通する暗号資産にも、資産の裏付けができて、価格が安定するはずだ。

2022-06-16 23:19:33
しろうと @sirouto

これは、当たり前のことを言っているように、思えるかもしれない。が、私が見るところ、今までの仮想通貨界隈では、「実需」の問題を、あまり真剣に考えてこなかった。

2022-06-16 23:21:03
しろうと @sirouto

ネットの掲示板や動画、SNSなどを見ると、「ここまで上がってきたから、まだ上がる」だとか、暗号資産と相場にしか興味がない。いや、お金が絡むから、強い興味を惹くのは当然だが、一方で「暗号資産を使って、何をするか」、という考えに乏しい。

2022-06-16 23:26:04
しろうと @sirouto

だが、もし暗号資産に資金を投じるのであれば、目の前のチャートがすべての、ギャンブル的な「運任せ」よりかは、将来像のビジョンが見えていた方が、上手くいきそうなものだと思う。この考え方も自然だろう。

2022-06-16 23:28:43
しろうと @sirouto

そして、その「将来像」が具体的には何かというと、「メタバース」あるいは「WEB3」が、本当に世界に普及するかどうか、というところに掛かっていそうだ。

2022-06-16 23:30:04
しろうと @sirouto

「メタ(新)/フェイスブック(旧)」社が、メタバースに1兆円投資するなどという話があったので、とうぜん目論見があってのことだろうが、本当に普及するのか、という懐疑論も根強くある。

2022-06-16 23:32:17