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“同性婚 認められないのは憲法に違反しない” 大阪地裁 #nhk_news www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
2022-06-20 14:31:01文筆家,道草者。 著書:『時をかける台湾Y字路』『台湾と山口をつなぐ旅』『日台万華鏡ー台湾と日本のあいだで考えた』『台湾りずむー暮らしを旅する二十四節気』 ig:https://t.co/zXYAjr9eIR FB:https://t.co/YzwATLrTK7
昨日の大阪地裁の判決のあとから、2016年に亡くなった畢安生さんのことを何度も考えています。 台湾大学で長年フランス語を教えていた畢安生さんは、2016年、67歳で自宅のアパートから飛び降りました。原因は、前年に35年連れ添った同性のパートナーを癌でなくしたことでした。 →つづく
2022-06-21 16:46:58当時、癌の末期にあったパートナーの方は延命措置をしないように希望しており畢安生さんはそれをよく理解していたといいます。 しかし当時の台湾ではまだ同性間の結婚は認められておらず、畢安生教授はパートナーの希望を叶える術を持たなかったばかりか、最期に立ち会うことさえできませんでした
2022-06-21 16:47:53そして畢安生さんを除く家族の決定により延命措置は施されました。 また遺産相続の権利がない畢安生さんは35年もの長いあいだパートナーと暮らした住まいを相続することも出来ませんでした。それらのことが、畢安生さんを絶望のどん底に追いやったのではと言われています
2022-06-21 16:48:46畢安生教授はまた映画を深く愛した人物でもありました。 台湾ニューシネマの製作にかかわり、侯孝賢、蔡明亮、楊德昌、王家衛らと親交もふかく、彼らの作品をフランス語訳して海外へ積極的に紹介、出演もしました。 亡くなる前年にカンヌ映画祭で監督賞を受賞した侯孝賢監督の「黒衣の刺客」のなかでも
2022-06-21 16:52:16畢安生さんの姿を観る事ができます。 台湾映画がヨーロッパで評価されるようになった、その礎を築いたひとりと言ってもいいのかもしれません。→つづく
2022-06-21 16:55:14畢安生さんが亡くなった当時の台湾も「同性パートナー登録制度」が始まっていました。 条例に相当するものであくまでも法律的な効力はなく、すでに登録カップル数は全県合わせて1000組を超えていたようですが、登録することによって、畢安生さんが抱えたような問題に対応する制度ではありませんでした
2022-06-21 16:58:18映画人らとも親交の深かった畢安生さんの死は報道で大きく取り上げられ、そこから同婚法制化についての議論が高まりました。 直後の10月20日には、最高裁判官7名のうち6名が同性婚を支持し、人権と平等のもとに法改正をするべきと明言、議論のなかでも大きく進展しました。
2022-06-21 17:01:48台湾社会が大きく動くのはいつも、大きな犠牲が出てからです。 それから翌年、2017年に最高裁判所で「同性の二人による結婚の自由に関する憲法解釈」が発表され「同婚」が法制化されることが決まりました。 その後起こったバックラッシュで、住民投票により民法ではなく特別法を制定することが決まり
2022-06-21 17:07:582019年に施行されたのは、多くの方がご存知の通りです。施行以降は、多くの方々が登記し周囲に祝福されて結婚しています。 また法律の施行以前に比べて「同婚」を支持する人は20%以上上昇しました。 議論を「尽くす」ことが国民の理解を促すのではなく、制度化されることが理解を後押しすることを→
2022-06-21 17:14:56台湾は証明しています。 畢安生さんの悲しい事件はニュースで大きく取り上げられ、台湾社会を動かしました。しかし実は、そのようなむごい状況は、これまで私たちの知らないところで沢山起こってきたのではないかと思います。 台湾でも、日本でも。
2022-06-21 17:18:44本当は、犠牲が出てからでは遅いのです。台湾は「同婚」が法制化されましたが畢安生さんはもう戻ってはきません。 愛は、ただでさえ苦しみを伴うものです。 どんなに愛し合っていてもいつかは離別がくる。 ならばせめて、どんなセクシャリティーであろうとも、二人が祝福され安心して年を取って→
2022-06-21 17:21:56いける社会に、日本が一刻も早くなってほしいとおもいます。 台湾もまだ完全とはいえないまでも、歩みをどんどん進めています。 そんな台湾でも、たった6年前にはこんな悲しい事があったのだということを、知って頂ければと思い書きました。長々と読んで頂き有難うございました。
2022-06-21 17:24:42沢山のいいねやRTを有難うございます! 台湾の同性婚法制化までの道のりは決して平たんではなく、具体的には祁家威(チー・ジャーウェイ)さんが1986年に地方裁判所公証處で結婚登記を拒否されて以降、請願や民事・行政訴訟などあらゆる形で「同志」運動は繰り広げられました→つづく
2022-06-22 19:08:11そうした努力によってLGBTQフレンドリーと思われていた台湾社会でさえ、いかに性的マイノリティ―の権利や人権が脆弱であるかを可視化させたのが畢安生さんの痛ましい出来事ではありましたが、勿論「同婚」法制化までの背景はそれだけでなく更に多くの→
2022-06-22 19:14:19出来事や長い道のりがありました。 憲法や民法の「婚姻」規定は台湾でどう解釈されたのか?日本が婚姻の平等を目指すにあたり台湾の道のりは参考になると思います。 これについては鈴木賢さんの書籍『台湾同性婚法の誕生 アジアLGBTQ+燈台への歴程』をおススメいたします。 nippyo.co.jp/shop/book/8749…
2022-06-22 19:24:58台湾で同性婚が法制化されるまでにどんなことが起きたのか、初めて知った。 是非たくさんの人に読んでほしいツリー。 twitter.com/rorarininyo/st…
2022-06-22 14:31:58アジアで初めて同性婚を法制化した台湾の背景を知りました…。 こちらの連続ツイートは貴重です。〈議論を「尽くす」ことが理解を促進するのではなく、制度化することが理解を後押しする〉至言です。 何人犠牲を生んでも議論に止めようとする日本の遅れた社会は隣国に学ぶべき。 #同性婚制度を! twitter.com/rorarininyo/st…
2022-06-22 10:08:36台湾で同性婚が法制化された経緯に関するスレ。 こういう具体的な事例を見ると必要性が分かりますね。 #同性婚 twitter.com/rorarininyo/st…
2022-06-23 14:55:02