アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、家なき子17話演出:「伝達」の重要性

まきもgpfb @makimogpfb

#高屋敷氏演出家なき子17話 25 アーサーは自分の分の料理をレミにあげ、その際にレミの袖を引っ張る。ここも、手による感情表現。DAYS・おにいさまへ…・ルパン三世3期(脚本)と比較。 pic.twitter.com/xVcfQXhk0u

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#高屋敷氏演出家なき子17話 26 アーサーは、レミと別れたくない、ずっと一緒にいたいと訴え泣き出す。 チエちゃん奮戦記・カイジ(脚本)ほか、胸を打つ涙は様々な作品で印象に残る。 pic.twitter.com/8typFLk2pL

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#高屋敷氏演出家なき子17話 27 何とかアーサーが寝た後、レミは、ミリガン夫人もビタリスも大好きだとして、二人の間で思い悩む。窓からの風の描写は、ベルサイユのばら(コンテ)や、おにいさまへ…(脚本)などにも見られる。 pic.twitter.com/vWzvHZiMtR

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#高屋敷氏演出家なき子17話 28 そこにミリガン夫人が来て窓を閉め、レミを悩ませた事を謝る。 レミは、今後のことはビタリスに判断してもらうとミリガン夫人に告げる。 ここも窓辺に立つ描写が、おにいさまへ…・ストロベリーパニック(脚本)と重なる。 pic.twitter.com/MwkSAUSfmv

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#高屋敷氏演出家なき子17話 29 翌日、セットにビタリスが到着。駅でレミはビタリスに抱きつき泣く。 ハグ描写は結構ある。ワンダービートS・ストロベリーパニック(脚本)と比較。 pic.twitter.com/EoBtFFIIOi

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#高屋敷氏演出家なき子17話 30 レミとビタリスは、海岸で楽しい時を過ごす。ここも無邪気でかわいく、微笑ましい表現が目立つ。あしたのジョー2・トンデケマン(脚本)と比較。 pic.twitter.com/z0Y5iavhQy

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#高屋敷氏演出家なき子17話 31 その後レミは、ビタリスとミリガン夫人の二人で話し合ってもらうことにし、その間待つ。橋の描写は数々あり、意味深。MASTERキートン・めぞん一刻・RAINBOW-ニ舎六房の七人-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/fF33I91kOt

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#高屋敷氏演出家なき子17話 32 しばらくするとビタリスがレミのもとに来て、ミリガン夫人と話すよう促す。レミがミリガン夫人のいる部屋に行くと、彼女は寂しげな笑顔を浮かべる。ここも窓辺に立つ描写。ストロベリーパニック(脚本)と比較。 pic.twitter.com/W7GdcZ3WTG

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#高屋敷氏演出家なき子17話 33 残りの人生全てレミのために使い、レミに人生の厳しさを教えたいというビタリスの思いを聞いたミリガン夫人は、何も言えなかったと涙を流す。ここも印象的な涙。カイジ(脚本)、ベルサイユのばら(コンテ)と比較。 pic.twitter.com/SB81gWszAz

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#高屋敷氏演出家なき子17話 34 ビタリスと共に行くことが決まったレミは、ゆっくり身支度をする。 レミの道具が映るが、キャラを象徴する物が映る表現は要所要所にある。F-エフ-・カイジ2期(脚本)と比較。 pic.twitter.com/1qkwhWlSi6

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#高屋敷氏演出家なき子17話 35 レミは、昼寝中のアーサーに、お別れのキスをする。ここも、眠るキャラに優しくする描写。ストロベリーパニック(脚本)と比較。 pic.twitter.com/MtZwaepmBs

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#高屋敷氏演出家なき子17話 36 ミリガン夫人は餞別に、自作の白鳥の刺繍が入ったハンカチをレミに渡し、手を握る。やはりここも頻出の、手による感情表現。F-エフ-・怪物王女(脚本)と比較。 pic.twitter.com/umuL2zjqcU

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#高屋敷氏演出家なき子17話 37 レミの未来に、自分とアーサーの愛を送るとミリガン夫人は言う。ステンドグラスの描写があるが、この表現はしばしばある。ストロベリーパニック・おにいさまへ…・あしたのジョー2(脚本)と比較。 pic.twitter.com/wkG5xDhrv3

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#高屋敷氏演出家なき子17話 38 レミは、橋で待つビタリスのもとへ走る。ここも意味深な橋の描写。MASTERキートン(脚本)、ベルサイユのばら(コンテ)と比較。 pic.twitter.com/RYBnqCPQ7k

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#高屋敷氏演出家なき子17話 39 レミは少し振り返るも、ビタリスと共に再び旅に出るのだった。 MASTERキートン(脚本)でも、キートンが少し振り返ってから歩を進める場面が印象的。 pic.twitter.com/tw2LrVMdKx

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ1 手による感情表現は、今回のような演出作でも、脚本作でも強烈に出ていて驚かされる。本当に、やりたいこと、伝えたいことが演出でも脚本でも同じで、高屋敷氏の思いの強さが窺える。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ2 並木を人生に喩える演出もまた、70年代から現代に至るまで一貫し、演出作でも脚本作でも絵面が重なってくるのがゾクっとさせられる。この表現は実に興味深いところだ。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ3 あと、「橋」の演出も意味深。運命や状況と連動させている。しかも時代を経るにつれ意味が濃くなっている。 最初期はレイアウト的な好みに過ぎなかったものが、重みが増していくのが面白い。演出のみならず、脚本でも同じことができるのが不思議でならない。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ4 思うに、高屋敷氏の「伝達力」が優れているからこそ、演出にせよ脚本にせよ画として似たものが「出力」されるのではないだろうか。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ5 何をどのように伝えたいか、表現したいか。演出でも脚本でも、それをハッキリ伝えることができなければ、作画や美術など、他の工程の人々を困らせてしまう。高屋敷氏は表現力や伝達力がかなり強いのだと推察する。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ6 それにしても、やはり演出でも脚本でも、やりたいことができていて、スタッフも年代も違うのに最終映像が似てくる現象は本当に、高屋敷氏の担当作を追っていく醍醐味。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ7 　「脚本のような演出」、「演出のような脚本」の両方ができるというのは、高屋敷氏のユニークな所であり強み。いわば演出と脚本の二刀流。そのカラクリは謎だが、同氏の膨大な経験が成せる技なのだろう。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ8 また、喜怒哀楽の描写にも注目したい。キャラがよく笑い、よく泣くのをはじめ、ふとした笑顔、激しい怒り、複雑な感情など、実に多彩で繊細だ。これもまた、高屋敷氏の伝達力の強さを感じる。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ9 殆どの場合、アニメにおける脚本や演出は、作画や美術に「描いてもらう」立場である。なのに出力されるものが共通なのは、何を表現したいかの伝達が上手くできているということだ。

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#高屋敷氏演出家なき子17話 まとめ10 高屋敷氏の並々ならぬ表現力・伝達力が起こすミラクル(時代もスタッフも違うのに最終映像が似てくる)には、いつもながら感銘を受けるし、やはり同氏の担当作を追ってよかったと、つくづく思うのである。