フランスがウクライナへエグゾセ対艦ミサイルを供与検討

特定の年代の人にはちょっと懐かしい名前
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6月28日、フランスでの報道。

Defense-Aerospace @DefAeroNews

In interview, French defense minister confirms France has sent VAB wheeled APCs to Ukraine, and is also considering supplying Exocet anti-sship missiles. twitter.com/CPietralunga/s…

2022-06-28 14:38:38
Cédric Pietralunga @CPietralunga

Dans un entretien à ⁦@le_Parisien⁩, le ministre des armées ⁦@SebLecornu⁩ annonce l’envoi par la France de véhicules de transport blindés VAB à l’Ukraine et dit examiner la livraison de missiles antinavires Exocet leparisien.fr/politique/seba…

2022-06-28 13:21:11

Google翻訳
"インタビューで、フランス国防相は、フランスがVABホイール付きAPCをウクライナに送ったことを確認し、Exocetの対艦ミサイルの供給も検討しています。"

VAB装甲車は先日目撃されていた。

Premysl Czech @CzechPremysl

American trucks in Slovakia, transported on a truck trailer French armored car VAB. I anticipate deliveries to Ukraine. @Harry_Boone pic.twitter.com/VCcL8IFSu6

2022-06-24 23:57:40

"スロバキアのアメリカのトラック、トラックトレーラーで輸送されたフランスの装甲車VAB。ウクライナへの配達を期待しています。 @Harry_Boone"

……が、このまとめで扱うのはエグゾセ対艦ミサイルの方だ。
これはどのようなミサイルなのか。

リンク Wikipedia エグゾセ エグゾセ(フランス語: Exocet:フランス語でトビウオの意)は、フランスのアエロスパシアル(現MBDA)が製造する対艦ミサイルである。 水上艦(地上も含む)発射型のMM38、改良型のMM40、航空機発射型のAM39、潜水艦発射型のSM39と多くの派生型が開発されている。フォークランド紛争で実戦使用されたこともあり、西側諸国の艦対艦ミサイルとしてはもっともよく知られた機種のひとつである。 開発は、1967年よりアエロスパシアル社によって着手された。1968年10月、フランス海軍の発注とともに、初めて公表 6 users 24

ウクライナ海軍保有の対艦ミサイルでは、モスクワ撃沈で一躍有名になったネプチューンと先日の曳船撃沈が報じられた供与品のハープーンがある。

リンク Wikipedia ネプチューン (巡航ミサイル) R-360 ネプトゥーン(ウクライナ語: Р-360 «Нептун»)は、ネプチューン(Neptune)の英語名でも知られる、 国家キーウ設計局ルーチによって開発されたウクライナの対艦巡航ミサイルである。 実質的にはソビエト連邦製のKh-35対艦ミサイルを基に射程と電子機器を改善したものである。排水量5,000トンまでの水上艦艇や輸送艦を撃破できるよう設計されている 。 2021年3月にR-360を採用したミサイルシステムRK-360MC ネプトゥーンの最初のユニットがウクライナ海軍に配備された。 この 3 users 13
リンク Wikipedia ハープーン (ミサイル) ハープーン(英: Harpoon)は、アメリカ合衆国のマクドネル・ダグラス社が開発した対艦ミサイル。アメリカや日本など30ヶ国以上が採用しており、西側諸国ではフランスのエグゾセと市場を二分するベストセラーとなっている。 アメリカ軍においては、艦対艦(SSM)型はRGM-84、潜水艦発射型(USM)はUGM-84、空対艦(ASM)型はAGM-84として制式化されている。愛称の“harpoon”は捕鯨用の銛の意で、元々浮上した潜水艦を攻撃するために開発されていたことに因む。 1965年、アメリカ海軍航空システ 4 users 33

ウクライナにあるこれらのミサイルはどちらも陸上発射型だ。
射程距離も似たようなものと言われている。
一方で、エグゾセは最新型のMM40 block 3を除けば前述の2種と比べると射程距離は短く、同じ位置に置いたとしてもカバーできる範囲は狭い。

どのタイプを供与するのかは現時点では不明だが、陸上発射型の他にはヘリコプターでの運用が可能なAM39、そして搭載のための保有ヘリ改修もしくはヘリごと供与なんてことがあると有用かもしれない。だいぶ妄想入ってるが。

リンク MBDA EXOCET AM39 | Maritime Superiority, EXOCET SOLUTION | MBDA Exocet AM39 is the airborne version of the Exocet anti-ship missile family. Exocet AM39 can be launched from strike aircraft, Maritime Patrol Aircraft and helicopters.

あるいは、艦対艦ランチャーを何かに乗せられたら大きいかもしれないが、生憎ウクライナ海軍の水上戦力は壊滅している。
船舶をかき集めたり供与したりと再建の流れはあるものの、ランチャーを載せられるほどのサイズのものかは正直怪しい。

リンク Yahoo!ニュース 米、ウクライナに4.5億ドルの追加軍事支援 高機動ロケット含む(ロイター) - Yahoo!ニュース [ワシントン 23日 ロイター] - 米国防総省は23日、ウクライナに最大4億5000万ドルの追加軍事支援を行うと発表した。高機動ロケット砲システム(HIMARS)4基を新たに供与するほか、

引用
"米国防総省は23日、ウクライナに最大4億5000万ドルの追加軍事支援を行うと発表した。高機動ロケット砲システム(HIMARS)4基を新たに供与するほか、沿岸・河川巡視船18隻と数千発の砲弾も含まれる。"

Euromaidan Press @EuromaidanPress

A flotilla of river boats is to appear on the Dnieper - commander of the Ukrainian Navy The first division is already performing tasks in the north near Belarus, but there are plans to expand it to all regions by building boats & receiving from partners armyinform.com.ua/2022/06/22/pro… pic.twitter.com/inWu6LAPrT

2022-06-25 12:00:03
拡大

"ウクライナ海軍の司令官であるドニエプル川に川船の艦隊が登場する
最初の部門はすでにベラルーシの近くの北部でタスクを実行していますが、ボートを建造してパートナーから受け取ることにより、すべての地域に拡大する計画がありますhttps://armyinform.com.ua/2022/06/22/pro-vazhlyvist-i-perspektyvy-vijskovogo-richkovogo-flotu-na-dnipri-komanduvach-vms-zs-ukrayiny/"

ところで、エグゾセといえば有名な運用事例がいくつかある。

ひとつはフォークランド紛争での英海軍駆逐艦「シェフィールド」および偽装空母コンテナ船「アトランティック・コンベアー」の撃沈だ。

リンク Wikipedia フォークランド紛争 フォークランド紛争(フォークランドふんそう、英語: Falklands War/Conflict/Crisis、スペイン語では「マルビナス戦争」(スペイン語: Guerra de las Malvinas)、フランス語では「マルイーヌ戦争」(フランス語: Guerre des Malouines))は、大西洋のイギリス領フォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島)の領有を巡り、1982年3月からイギリスとアルゼンチン間で3か月に及んだ紛争のこと。日本語では「フォークランド紛争」と表記されることが多 70 users 235
リンク Wikipedia シェフィールド (駆逐艦) シェフィールド (英語: HMS Sheffield,D80) はイギリス海軍の42型駆逐艦のネームシップ。1970年1月15日起工。1971年6月10日進水。1975年6月26日就役。フォークランド紛争で戦没。 1982年4月2日、NATOの演習「SPRINGTRAIN」に参加していた「シェフィールド」は、情勢急を告げていたフォークランドへの派遣部隊として抽出されることとなった。4月3日2時30分、第1艦隊司令官ウッドワード少将座乗の「グラモーガン」を含む他の7隻の艦艇および補給艦「タイドスプリング」と 1 user
リンク Wikipedia アトランティック・コンベアー アトランティック・コンベアー(SS Atlantic Conveyor)は、ACL(アトランティック・コンテナ・ライン)が運航していたROROコンテナ船。1982年のフォークランド紛争で徴用され戦没した。尚、同名で1985年に竣工した2代目が存在するが、本項では1970年竣工の初代について解説する。 ACLが1969年~1970年に6隻建造したG2級の1隻で、1970年イギリスのスワン・ハンター社で竣工し、欧州~北米間の大西洋航路に就航した。 船尾ランプを用いたRORO荷役や車両搭載も可能なコンテナ船で、 2 users

もうひとつはイラン・イラク戦争における米海軍フリゲート艦「スターク」への命中。