スペクトラム・シャンディ『PRISMA 001』感想まとめ

末吉 @suekichi

6/12（日）歌姫庭園31・シャニ69にて、弊サークル、スペクトラム・シャンディはシャニマス評論本『PRISMA』第1号を出します！ 凛世とカルメン、または霧子とデカルトについて詳しく知りたい方や、ニューロマンサー難しくて挫折しちゃったよ～という方にオススメの一冊です。ぜひお求めください！ pic.twitter.com/awV4JfxlhA

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阿吹 @hikinikuya

『PRISMA』1号読んだ。毎週読書会やってたあの頃を思い出すようでかなり良かった。これは完全に棚ぼたでしたが、デカルトの方法的懐疑についてふんわりわかるとても読みやすい読み物に仕上がっていました。あとやっぱり表紙がめちゃくちゃ格好良いですね。どの手がだいたい誰かわかるのもすごい。

阿吹 @hikinikuya

凛世の【十二月短篇】での『カルメン』について語っているやつ、実は本人からだいたい聞いたことがあったけど、ちゃんと文章になっていて良かった。ここまで詳細に引用元を追ってもらえることは少ないだろうので書き手側からするととても嬉しいやつですね。参照先が膨大ですごい。惜しむらくは（続く）

阿吹 @hikinikuya

（続き）個別の選択肢ないしシナリオ（引用先）と引用元を順々に並べて終わってしまっているので、全体としてばらばらな印象になってしまっている気がしました。最後にそれぞれの参照の意図・効果をまとめた節を置いておくと100満点だったなという感じ。

阿吹 @hikinikuya

凛世はプロデューサーに対して燃えるような恋心を抱いてはおり、感情がありはするもののしかしアイドルとして現状の関係を尊重していきたいと心に決めていて、そこから少しだけはみ出るものとしての「カルメン（悪女像）」の引用があり……みたいな。若干端折っちまったな。

阿吹 @hikinikuya

あと全体的にかなり抑制的なので、カルメンを引くことによって描き出される（筆者の思う）凛世の魅力について記述があるとより嬉しかったかもですね。【階段式純情昇降機】の方の論考の最後の段落みたいなポエム入れるとかね！

阿吹 @hikinikuya

【我・思・君・思】の方は、丁寧にデカルトの議論を追ってくれたのがありがたかったのですが、その合間合間に読者を引き込むような語りかけがあったり、そもそも霧子と咲耶の語りから決して離れることなく議論を進めていたのが巧みだなと思いました。「ここで踊れ！」が一番好き。

阿吹 @hikinikuya

これはあくまでもシャニマスの同人誌なので、これを読んだときにシャニマスをもうちょっと楽しめるようになることが期待されているわけで、その意味でちゃんとずっと霧子と咲耶の会話について、そしてそこから類推される霧子と咲耶の思考についてやっていて良いですね。

阿吹 @hikinikuya

個人的には霧子が哲学的かというとあんまりそうでもないのではとは思っていて、というのも「哲学的」というのは前提や仮定に基づいて仮設を構築したり議論をしたりする態度を指すと思っている（個人の感想）ところ、霧子はそうした諸々をすっ飛ばして直観したままに言葉を紡ぎがちだからで、

阿吹 @hikinikuya

というのに近いことを論の中でも語られていて「わかる」となりました。幽霊話は幽霊話として解釈されるべきなんだよな。その人が見たのはあくまで幽霊なのであって、それが真か偽か幽霊の腑分けをしてもそんなに面白いことにはならないのだ（幽霊に内臓があったらめちゃくちゃ面白いけど……）

さかまた/シャチ@シャニ6th大阪&横浜両日 @Skmtsn_

末吉さん(@suekichi)とハルさん(@regardetsilence)の作品「PRISMA」読ませていただきました…！凛世の十二月短篇も好きなカードでコミュ名がカルメンから引用されていたのは知っていましたがコミュの内容もホセとカルメンのやり取りとPと凛世の会話の参照されているという考察には驚きました…

さかまた/シャチ@シャニ6th大阪&横浜両日 @Skmtsn_

十二月短篇はtrueもすきなカードで凛世の「定型文」という言葉の意味も理解できたので本当に勉強になりました… 「君・思・我・思」の霧子と咲耶のやり取りとデカルトの方法的懐疑に関する考察も非常に参考になりました…！自分も霧子のコミュから見られる哲学的エッセンスをよく考察しますが方法序説

さかまた/シャチ@シャニ6th大阪&横浜両日 @Skmtsn_

からの直接の引用や、他のカードから見られる霧子の共感覚についての関係などの考察はとても驚きました…！霧子が世界をどう見ているかという考察に関しては非常に参考になってとても面白かったです☺️ 自分の霧子考察にも参考文献として使っていこうと考えております…笑

さかまた/シャチ@シャニ6th大阪&横浜両日 @Skmtsn_

末吉さん、ハルさん、とても興味深くて参考になる文章を本当にありがとうございました…！

灰色堂C102【土】 東“キ” 02b @gray_man_____

先日の歌姫庭園31 @spectrumshandy の 末吉 @suekichi さんのカルメンの効果のお話とっても面白かったです！ 本文全体を通して淡々と、コミュや引用元についての記述が過不足なく調えられていて、あまりに読みやすくあまりに精緻で、帰りの電車で終始興奮しながら読んでいました。

灰色堂C102【土】 東“キ” 02b @gray_man_____

ぼくの知らなかったもっと奥の凛世の顔をみることができたような気がしました。

NaileR @Latakia_Perique

スペクトラム・シャンディ @spectrumshandy PRISMA 俺はシャニマスでこういう本が欲しかったんだよ！！というど真ん中を突いてくれた一冊。歌姫行けなかったからメロンで買えて本当によかった。 私自身、ストレイライトという名前にひっかかってシャニマスはじめたSFおじさんの端くれなものでして。 pic.twitter.com/p6EzMCbHTT

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NaileR @Latakia_Perique

カルメン、たばこサーの関係で以前履修したけど凛世で引用するのマジで心臓がキュってなるな。十二月短編持ってないけども。 ストレイの限定に回す石で手一杯だから許して。

NaileR @Latakia_Perique

霧子のカードあんまり持ってないけども、一番好きな話はLPなのです。 AIのフレーム問題やシンボルグラウンディング問題を題材に、心というものを考えていく構図、めちゃめちゃ刺さったんです。

NaileR @Latakia_Perique

久々にクローム襲撃を読みたくなったけどどこにしまったか全く思い出せない

空音 @ideal_howl

PRISMAを読んだ。取り扱われているコンテンツのほとんどを事前に読んで／読めていなかったが楽しめた。十二月短篇×カルメンはかなりわかりやすく腑に落ちる読みの紹介。適宜引用元と周辺のあらすじを紹介するスタイルが良い。霧子×デカルト？も同様にデカルトの議論が丁寧に紹介されており、ありがたい

空音 @ideal_howl

こちらは、我・思・君・思というタイトル／シナリオには（「我思→我在（君思）」のようなコギト命題的な先行関係を読み込むよりも、）「我思＆君思」という同時的・等根源的関係を見て取る方が（霧子の視点へのアプローチとしては）通りが良いのではという提案と受け取ってよいのかなと思った

空音 @ideal_howl

こういう構図を見ると後期デイヴィドソンっぽくないすかとか言いたくなるけど十中八九これは怠惰な反射になります。そもそもキャラクターへアプローチする際にそういう話をせずとも一次テクストのみで結構いけますよ（あるいはそれこそが必要十分な証拠だと認めるべきですよ）という話をしているので