D論

まとめました。
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@kankimura

ジャーナルでの評価が全盛になっている分野でD論を書くのは、どういう意味があるのだろう。書籍が最も重要な研究成果公表の手段だった時代に、そのボリュームに相当するD論に意味があったのはわかる。でも、有名ジャーナルに既発表の論文を並べたようなD論は、それ自身に意味があるのだろうか?

2010-05-07 01:27:04
@kankimura

単に「資格」を取る為だけにあの分量のものを書き、長い年月をかけるのは、虚しい。そもそもD論そのものが、有名ジャーナルに掲載された論文や、有力出版社から出た著作ほどの評価を受ける訳でもない。D論のパーツを単体の論文に直したり、書籍にするには、一定以上の書き直しも必要だ。

2010-05-07 01:31:44
@kankimura

単に研究者を養成するだけなら、果たして学生に現行のようなD論の形式で論文を書かせるべきなのだろうか。当座の到達すべき目標として重要なのはわからないのでもないが、それを書籍として公刊することが前提でない限り、貴重な若い頃の数年間を無駄にさせているような気がしてならない。

2010-05-07 01:37:33
@kankimura

D論は今の研究者にとって単なる「通過点」に過ぎない。であれば、「通過点」は出発点と目的地の直線状に位置するべきだ。自分の院生は、ベタな地域研究が多いので、依然として書籍の形式での成果公表は重要であり、D論はその通過点と割り切っているのだが、この考え方は決して一般的ではないだろう。

2010-05-07 01:43:16
@kankimura

ジャーナルでの論文公表を中心に活動している研究者は、この問題をどう考えているのだろう。日本でもアメリカでも、公刊されていないD論は依然として多いけど、貴重な年月を費やして苦労して書いたものが、事実上お蔵入りになっていることについて、不満はないのだろうか?不思議だ。

2010-05-07 01:47:33
@akiyuki_w

@kankimura 確かにそうですね。修士論文レベルでもどんなの出てるか気になりますよ。

2010-05-07 01:49:26
@kankimura

自分は古い時代環境で育った研究者なので、公表を前提としない(或いはその可能性がないかも知れない)研究はやったことがない。傲慢なようだけど、レフリー付のジャーナルで公表の前に評価を得ることも大事だけど、それ以上に大事なのは、公表後に評価を得ることだと思う。

2010-05-07 01:51:54
@kankimura

知名度のない媒体から出した論文でも、販売力の小さな出版社から出した著作でも、出来がよければ、そこそこ読んでくれると信じている。まして今や、ネットを通じて文献を入手する時代だから、甞てより、マイナーな媒体から出すことのハンディキャップは小さい筈。

2010-05-07 01:54:47
masuda minoru @mimimasumasu

制度との関係で研究サイクルは5年が一つの目安になるが、対象の性質から言えば10年単位で回す時間が欲しい。そうできない最大の理由は自分の力量なのだが、他人の成果を見ても、10年間で250ページのモノグラフ2冊だされるより、500ページのモノグラフ1冊だしてもらう方が有用性は高い。

2010-05-07 01:55:21
Kan Kimura @kankimura

10年間、ずっと同じ問題意識を暖め続けるって、逆に難しくありません?RT @mimimasumasu: 制度との関係で研究サイクルは5年が一つの目安になるが、対象の性質から言えば10年単位で回す時間が欲しい。

2010-05-07 01:59:26
masuda minoru @mimimasumasu

自分は就職後全く新しいテーマに取り組んで10年かけてモノグラフ1冊分しかできなかった。本当は600ページくらいの分量だったが経済的理由から300ページに泣く泣く縮めた。出版社に迷惑をかけないよう借金してでもせめて500ページまでの圧縮にとどめるべきだった、と後悔している。

2010-05-07 02:00:27
Kan Kimura @kankimura

韓国の中央図書館には修士論文も一部置いてあるので、結構、参考文献に使っています。信頼性ないから駄目だって言う人もいますが、資料的な裏は自分が取れば良いだけ。RT @akiyuki_w: @kankimura 確かにそうですね。修士論文レベルでもどんなの出てるか気になりますよ。

2010-05-07 02:01:14
masuda minoru @mimimasumasu

unpublished Ph.D thesisというのは自分の分野では価値があれば二次文献として普通に利用するが、そういうものはunpublishedのままということはあまりない。そのうち出版はされる。ただし経済的理由から薄っぺらくなってむしろ文献としての価値は低下するが。

2010-05-07 02:03:47
Kan Kimura @kankimura

@mimimasumasu 私の分野では一つのテーマに取り組んで、数年経つと資料的にやることがなくなってしまうので、手放してしまうことにしています。甘いかな?

2010-05-07 02:04:14
Kan Kimura @kankimura

(D論続き)そもそも公表を前提としない研究って楽しいのだろうか?うちの院生でも修士課程で終わる学生達の修士論文は、まず学会誌等で公表されることがないのだけど、それでも結構一生懸命、皆、勉強している。凄いなぁ、と思う反面、どうやってインセンティブを維持しているのか不思議でもある。

2010-05-07 02:06:33
masuda minoru @mimimasumasu

英米の博士論文は製本コピーをけっこう簡単に買うことができるが、日本ではそういうことはあまりしてないのか。まあ自分の周辺では日本語の課程博士論文が出版されていない人はあまりいないが。

2010-05-07 02:07:19
Kan Kimura @kankimura

でも書き直しに結構時間がかけてますよね。通常、出版社はがちがちの学術論文のままの形式での出版は嫌がりますから、苦労して書いた序章や先行研究の部分が殆ど無駄になる。RT @mimimasumasu: まあ自分の周辺では日本語の課程博士論文が出版されていない人はあまりいないが。

2010-05-07 02:12:01
Kan Kimura @kankimura

私は論文そのものが駄目駄目でも、引用されている史料やデータを見つけるのに、非刊行論文を使うことがあります。RT @mimimasumasu: unpublished Ph.D thesisというのは自分の分野では価値があれば二次文献として普通に利用

2010-05-07 02:17:34
Kan Kimura @kankimura

@sugawarataku ご苦労様です。しかし、これ事前に、朝日から取材なかったんですか?

2010-05-07 02:29:37
Daina Chiba (千葉 大奈) @dynamanTW

@kankimura @sugawarataku 僕もそれが真っ先に気になりました。しかしまぁ、我田引水をしたいのであれば取材なんかしない方が好都合なわけで...。

2010-05-07 02:36:18
SUGAWARA, Taku @sugawarataku

@kankimura おはようございます.ブログに書こうと思って止めたのですが,取材のお申し込みはありました.まず光文社さん(@kobunsha_shin)に連絡があり,それからメールで依頼をいただきました(なぜ政治Gなどに聞かないんだろう,という意味です).

2010-05-07 02:39:38
Kan Kimura @kankimura

@dynamanTW もしも、取材していないなら単純な手抜きでしょう。電話一本ですからね。

2010-05-07 02:41:24
SUGAWARA, Taku @sugawarataku

@kankimura ご依頼をいただい際,取材の目的等をお聞きし,以前の記事も送っていただいて,よく読みました.そのうえで,それまでのやり取り・言動などから記者の方の問題意識,行動原理を読み解き,感じるものがあったので,返信の際に2つお願いをしました.

2010-05-07 02:43:28
SUGAWARA, Taku @sugawarataku

@kankimura 「政治学者として紹介してくださるのなら、お会いします。」「記事は一度確認させてください。」です.正確にはもう一点,大部屋なので電話は止めてください,ということもお願いいたしました.そしたら「今回の お願いはなかったことにして下さい。」ということになりました.

2010-05-07 02:45:46
SUGAWARA, Taku @sugawarataku

@kankimura なので,この記事を見て,記事確認なし条件で会うというリスクを犯さなくてよかったなぁと,安心しております. あ,@dynamanTW さんこんにちは.

2010-05-07 02:49:49
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