編集部イチオシ

下野星宮神社参拝からの祭神・磐裂神と虚空蔵菩薩、周辺の磐裂神社との関連について

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ぼあたん @boaroSH

TLで見かけて気になっていた「下野星宮神社」を参拝。 祭神としては、この地域の開拓守護神として磐裂神・根裂神を祀り、のちに経津主神が合祀されている。 蛇型の注連縄はもともと周辺地域では数多く奉製されていたが、今ではかなり少なくなっていて貴重であるとのこと。 pic.twitter.com/gJqfVw5tnD

2022-07-09 15:27:57
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ぼあたん @boaroSH

あすなろ竜神御柱 数年前に境内に出現した「黄金色の土竜」にちなんでお祀りした。 土竜の剥製(本物)は年に数日だけ公開されている。アルビノってことかな? pic.twitter.com/CyfgEKvwqS

2022-07-09 15:53:19
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ぼあたん @boaroSH

夢福神 悪い夢を食べて良い夢を与える漠(バク)が化身した神。 苦難(九難)除けということで地区の九つの神社が夢福神を祀っている。 造形がキャラクター的ですね… pic.twitter.com/wZblQri2zs

2022-07-09 16:12:09
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ぼあたん @boaroSH

星宮神社といえばトトロです! トトロの胎内には神社がありました… これはどういう扱いなんだろうか…? 星宮神社公式サイトには記載がないし、宮司さんの趣味か何かですかね? pic.twitter.com/lP7ZN8K1UZ

2022-07-09 16:26:31
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ぼあたん @boaroSH

その他境内の様子。 拝殿の蛇型注連縄にはお賽銭が詰め込まれている。 pic.twitter.com/kRZe3rD0VW

2022-07-09 16:55:33
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ぼあたん @boaroSH

星宮神社のトトロ内部、引用記事の時点ではペットボトル鳥居があったようですが、今日は無かったですね… ruinsrider.blog.fc2.com/blog-entry-86.… pic.twitter.com/6CDucqYtWe

2022-07-09 19:39:14
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ぼあたん @boaroSH

そういえば… 星宮神社って名前の神社は祭神が天津甕星だと勝手に思い込んでいたのだけど、そんな事はないんだな twitter.com/boarosh/status…

2022-07-09 23:14:30
ぼあたん @boaroSH

こちら、佐野の星宮神社は主祭神・迩々杵尊、相殿神・磐裂神と根裂神であるらしい。 磐裂神と根裂神は下野星宮神社の祭神と同じだ。 どういう経緯なんだろう twitter.com/uepon1975/stat…

2022-07-10 00:20:09
うえぽん @uepon1975

(RT) 去年佐野に行ったときに星宮神社を見かけてお参りしたが、祭神が天之御中主神でも天津甕星でもなく、まさかの主祭神・迩迩杵命、相殿神・磐裂神と根裂神っていうね pic.twitter.com/uolU8039Jq

2022-03-04 19:57:21
shuna_sora @ShunaSora

@boaroSH 栃木県の星宮神社はほぼ磐裂神・根裂神を祀っていますが、これは日光の神橋そばにある「磐裂神社」に遡ることができ、ここはかつて虚空蔵菩薩を祀り「星の宮」と呼ばれていたようです。なので、栃木県各所の星宮神社では虚空蔵菩薩の名を多く見ることができます。

2022-07-10 13:17:54
shuna_sora @ShunaSora

@boaroSH 追記ですが、日光の「星の宮」がなぜ廃仏毀釈後に磐裂神社と名を改めたのか調べたのですが不明だったんですよね。虚空蔵菩薩だったら「明けの明星」繋がりで天香香背男命にすればいいものを、ね。

2022-07-10 13:24:48
ぼあたん @boaroSH

@ShunaSora ありがとうございます! 少し調べて見ました。日光の勝道上人創建の神社なのですね。 磐裂神の本地→虚空蔵菩薩(明けの明星、金星) 天津甕星(天香々背男)の本地→妙見菩薩(北極星、北斗七星) ってことで磐裂なのかな?と思いましたが、もう少し深掘りしてみます。

2022-07-10 13:48:02
shuna_sora @ShunaSora

@boaroSH 分からないんですよねぇ、磐裂神と虚空蔵菩薩の関係性が。ただ、磐裂神社と星宮神社だけではなく、磐裂神を祀った他の神社も調べた方がいいですね。社名に関係なく、なぜか磐裂神を祀った神社はかつて虚空蔵菩薩堂だった、という例も多く見られますので。

2022-07-10 21:44:29
ぼあたん @boaroSH

@ShunaSora なるほど、磐裂神を軸にして考えてみるのも良さそうですね。面白い

2022-07-10 22:02:15
ぼあたん @boaroSH

GoogleMapで見る磐裂神社と星宮神社の分布。 日光含めた山沿いに磐裂神社が多くて、平地に星宮神社が多い傾向がある。 星宮神社も日光由来で磐裂神社と同じく磐裂神、根裂神が祭神となっているところが多い、と。 逆にこの辺りの星宮神社で天津甕星が祭神の神社はどのくらいあるのだろうか? twitter.com/boarosh/status… pic.twitter.com/8q1ycwLwm2

2022-07-10 16:03:49
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ぼあたん @boaroSH

勝道上人の日光登山の成功は、磐裂神の助けによるもの…とされるが、なぜそれを「星宮」として祀ったのか? 磐裂神に星を連想させるような要素ありますかね。 磐裂神の本地が虚空蔵菩薩(明けの明星)だとしても、そもそもなぜそう考えられるようになったのか? 定説はあるのか?

2022-07-10 21:05:47
ぼあたん @boaroSH

おお! 磐裂神と星を関連付けているのはコレか! …勝道上人は、「天書」に書かれたような内容を把握していたのか? (天書の成立時期っていつだろう?) twitter.com/hisadomek/stat…

2022-07-10 22:39:16
k.hisadome @HisadomeK

@goshuinchou 『釈日本紀』に引用された『天書』逸文によると、伊弉諾尊が温突血(カグツチ)を斬った時に赤霧が天漢(天の河)に達して星と成り、それが神と化して、磐裂(歳星)、根去(熒惑)、磐筒之男(太白)、磐筒之女(辰星)、経津主神(鎮星)と、五星の精が生まれました。 dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2022-03-04 19:55:37
shuna_sora @ShunaSora

@boaroSH おおおおお! 謎がついに明かされるかも! 続報をお待ちしております。

2022-07-10 22:48:21
k.hisadome @HisadomeK

@boaroSH 白山芳太郎『天書の性格について』によると、卜部兼文が文永十一年(1174)頃に『日本書紀』の講義(『釈日本紀』の基となった講義)をした時に「天書」を用いたらしいので、それ以前の成立と推定されています。 meijiseitoku.org/pdf/f3-4.pdf

2022-07-10 23:19:24
ぼあたん @boaroSH

@HisadomeK ありがとうございます。 勝道上人の時代とは300年以上ズレがありそうですね… 「天書」の記載のベースとして、8世紀時点で磐裂神含む五神と五星を関連付ける思想は果たしてあったのか…

2022-07-11 00:00:20
k.hisadome @HisadomeK

@boaroSH 五神と五星を関連付ける思想は「大和葛城宝山記」などにも見られます。同書は行基により天平17年(745)に書かれたことになっていますが、実際は鎌倉時代(つまり「天書」以降)の成立と考えられています。 8世紀には「未だ無かった」と考えるのが妥当だろうと思います。

2022-07-11 07:34:25
ぼあたん @boaroSH

@HisadomeK ありがとうございます。なるほど…難しいですね。 勝道上人が日光の星の宮に祀ったのは、当時は「虚空蔵菩薩」としてであって、五神と五星を結びつけて「それが磐裂神である」としたのは中世(12世紀後半?)ということですかね。 そもそも8世紀後半だとまだ神と本地仏の関係も定ってなさそうですし…

2022-07-11 12:05:44
k.hisadome @HisadomeK

@boaroSH はい、明星天子を虚空蔵菩薩の化身とする説は智顗の『法華文句』に有り、空海の求聞持法の逸話にも見られますので、空海と同時代の勝道上人もその認識を持っていた可能性は有ると思います。 しかし、本地垂迹説が本格化して神々の本地仏が具体的に定まるのは、院政期(平安後期)以降になります。

2022-07-11 14:57:21
ぼあたん @boaroSH

@HisadomeK 大変勉強になりました。m(_ _)m 中世神話は非常に興味のあるところなので、良さげな本探してみます。

2022-07-11 18:58:51