お題「ダンジョン」から広げてみる

神野オキナ @OKina001

うちがダンジョンでひねるとしたら、自体が世界の心臓にあたる部位で、冒険者が死ぬほど、世界は活性化されるため、教会や王侯貴族は冒険者を雇って送り込む。 そこに宝物があり、モンスターがいるのは全ての中心なので、死んだ冒険者達がそこで物質変換されてる…もうとっくに誰かがやってるな、これ

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多分、そうなると王侯貴族やエルフなどは文字通り「人ではナイ何か」の確率が高いわけで、なぜそんな「世界の心臓」を中心に据えたままにしてるのかと言えば、彼らが事故でその世界に転がり込んだ遭難者だから。 ダンジョン装置で自分たちが快適に生きのびる為の環境を作り出して救難を待ってる。

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実はこのダンジョンには「存在する」と言われつつ、実はないものが一つだけ、ある。

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故にその世界に歴史はない。普通のヒト族からすれば歴史はあるんだけれど、上にいる彼らからすればほんの数日の感覚。時間認識のずれ。なので「上」の連中からすればそれ以外は家畜。 ちなみにヒト族もダンジョンのおかげで快適に生きて増殖しているのでダンジョンを破壊すると全滅する。

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で、毎年くじ引きをして「冒険者」を選び出す。納税の義務はなく、戻ってきたら財宝で稼げる。でも10年生き残る奴はいない…ので10年生き残れば貴族に取り立てられる。王族の仲間入り（任官されて彼らの居る場所に行って会話できる程度）も出来る。都合の悪いことは記憶操作で誤魔化されるメガゾーン23

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100年ぐらいすると10年縛りをクリア出来る奴も出てくる。やがてその中の一人で素養のあるのを見つけ出して洗脳し「魔王」に仕立て上げてダンジョンの管理と「あり得ない世界征服」の野望を植え付ける。パンとサーカス。

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そして、救援がやってくる。王侯貴族達は去るが、ダンジョンは残される。ほったらかしにしててもいずれ装置は停まる、と。 世界は王侯貴族という統治者を失って混乱状態から戦乱に移行。結局、一番力を持ってて、ダンジョンを所有している魔王が統治者になってしまう。

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で、統治者になった後も魔王の跡目争いやら何やらでドチャガチャと時は過ぎる。 やがて、魔王の血筋だか、それとも冒険者の血筋か、あるいはタダの町民の血筋の誰か……頭のいいのが生まれてきて、論理的に考え始めて、この世界の真相に気づく。

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ダンジョンはその頃、もう稼働時間の限界に来始めていた。機能停止は全員の死。 結局頭のいい誰かは腕の立つ誰かと協力し合ったり反目し合ったりしながら、次代魔王候補者かなにかを仲間に引き入れ、事実を伝える。

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そして、次代の魔王候補は、魔王になって、大殺戮を展開する。方法はダンジョンの機能制限。地方都市は壊滅、気候変動やら、それまで機能していたナノマシンの削減による疫病の大流行などなど。 で、王侯貴族達が去ったあと生まれたテクノロジー「魔法」が使える者たちは世界各地で捕らえられる。

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彼らは魔王に逆らうから、全員根絶やしにされる……と思ったが、魔王はこの世界の窮状を彼らに全て明かす。 そして、こういう。 「この世界を作り直す、そしてこの世界の存在する場所から逃げだそう」

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そして、世界はさらなる窮状を呈し、数十億の人口は数千万にまで減り……魔法によるテクノロジー介入、という「手術」とも「改造」ともつかない工程が終了。 全ての生物からもエネルギーを効率よく回収し、運用するため、世界は「殻」で覆われた。

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数百年さらに経過する。 その「殻」の中で数十世代が回り、やがて、「殻」が壊れて、鱗と翼と尻尾と腕、角を持つ存在が現れた。

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ま、ここまで話せばバレバレだけど、それは 「龍（ドラゴン）」と呼ばれる伝説の怪物。 遭難者であった王侯貴族達の故郷の記憶から存在があると言われたが、コストの問題で配置されなかった怪物。

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人と文明、世界そのものを体内に納めた龍は、生物の住めぬ灼熱の惑星を飛び上がり、懐かしむようにその衛星軌道を一回転すると、自らの体内環境によく似た反応を示す彼方の惑星めがけて翼を大きくひと打ちし、光よりも早い速度で飛び去り、二度と戻らなかった。

神野オキナ @OKina001

「‥‥とかゆー由来を作って、このドラゴンを一体✖︎✖︎万円で売る、ってのはどーかしらね？」 （いちかしゃん、まじめにおそーじしてーくだしい） pic.twitter.com/SapHiM6u21

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