オキシトシンについて…男女愛における「ママとベイビー」化、経膣分娩と帝王切開、共感の排他性

オキシトシンという興味深いホルモンについて雑多に。
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リンク New Scientist C-sections may weaken bonding with baby Mothers who undergo Caesarean sections may not be as hormonally "primed" as mothers who have natural births, suggests a small study 70
ミーチューのデバッグ要員 @hirosetakao

恋愛工学の「セックストリガー理論」に科学的根拠は存在しない。それを何故恋愛工学生はありがたがる?  それはおまえ、「溺れる者は藁をも掴む」じゃ。HaHaHa

2018-12-21 05:52:33
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

@hirosetakao (エセ学問の恋愛工学はどうでもいいが)生物学的な事実として: VCS(ヴァギナ-子宮頚部刺激)のマターナルボンド形成作用 K.Kendrick 1991, E.Keverne 1983 :ディルドを使ってメスの羊のヴァギナと子宮頸部を刺激すると、妊娠中の羊、そしてエストロゲンとプロゲステロンを投与されて擬似妊娠状態

2018-12-21 13:45:27
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

@hirosetakao - となった羊までもが母性的行動を示すように性格が急変することを発見(その後、ウマやウシでも確認)。──出産時に生じるような自然な刺激 (を真似た刺激) をメスの腟部に与えることで、とある個体 (=よそ者の仔羊などでも) と、メスとの絆 (擬似的なマターナル・ボンド) は形成されやすくなる。

2018-12-21 13:46:10
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

@hirosetakao - この刺激はメスの脳内の室傍核 (=オキシトシンの産生領域) でオキシトシンの大量放出を引き起こし、それがドーパミンとオピオイドによる報酬学習を促し、社会的記憶と絆形成への意欲を高める。

2018-12-21 13:46:24
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

@hirosetakao (おまけ)ヒトペニスのVCS仮説──神経生物学者ラリー・ヤングが主張する「ヒトのペニスはなぜ大きいのか」(霊長類最大だ)の仮説。ヒトのオスのペニスが大きく発達したのはヴァギナ-子宮頚部刺激でオキシトシン放出を促し絆を形成させるため、というのはヒト生殖の特性にも符合するし、面白い話。

2018-12-21 13:51:47
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

@hirosetakao 性交中にオキシトシンの奔流を引き起こ子宮頸部の奥までを刺激するには平均的な膣の長さである7〜8センチよりもかなり長めなペニスが必要になる。ヒトのネオテニー進化が関与してるかも→赤ん坊がママにやるように、ハグ、口移し=キス、胸を揉む、乳首を吸う…これらも”特別な絆”形成に有用なので。

2018-12-21 13:55:36

消えたツイート:
EvoPsy(エボサイ) @selfcomestomine
サピエンスはネオテニー進化(幼形成熟)を遂げた種だという話はいつもしているが、面白いのは、サピエンスが行う執拗なセックスは仮想的な “ママとベイビーの絆” を結ぶ作業かもしれないという話だ(L.Young 2012)。子宮頸部へのVCSエフェクトにより、女性はセックス後、ママモードになってしまう。 pic.twitter.com/YJFq81FPLZ

エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

だがオキシトシンを与えると、他人の意図や企みを察知しにくくなるという研究もよく知られている (S.Istrael, E.Hart,, & E.Winter 2014)。 >Oxytocin Decreases Accuracy in the Perception of Social Deception journals.sagepub.com/doi/abs/10.117…

2019-09-20 02:44:00
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

オキシトシンは排他的でエスノセントリックな心理傾向をサピエンスにもたらすホルモンであり、妊娠-出産によって「母子の絆」が強化され過ぎてしまった場合、オキシトシンで囲われた部屋の外に父親が弾き出されてしまう事があります。その時、母親には父親が“敵”に見えます。 wired.jp/2011/01/14/%e3…

2019-09-20 21:55:13
リンク WIRED.jp 「愛情ホルモン」オキシトシンのダークサイド 愛情や信頼などの感情を呼び起こすとされるホルモン『オキシトシン』。しかし、このほどその「負の側面」を明らかにする実験が行なわれた。被験者らのエスノセントリック(自民族中心主義)な傾向が増したのだ。 149 users 2165
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

「帝王切開はダメ!ちゃんとお腹を痛めて産まないと・・」という話があるが、たしかこれ結構マジで議論が続いていて、帝王切開だと、本来なら母親モードへのホルモントリガーとして機能する産道のヴァギナ-子宮頚部刺激(VCS)がうまく得られず、母子間の絆を形成しにくくなる…という話を聞いている。

2019-10-15 08:46:35
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

MRI検査では帝王切開で出産した女性は子供に対する共感・衝動・動機付けに関連する脳の一部で自然出産の母親よりも活動レベルがわずかに低いことがわかった、考えられる説明は、産道刺激からのホルモンプライミングが無かったこと >C-sections may weaken bonding with baby newscientist.com/article/dn1466…

2019-10-15 09:08:45
うつつの世は夢💫マルゴット @_Within_A_Dream

そういえば、脳内物質のオキシトシンが社会性と同時に集団に馴染めない者の排除(いじめ)に作用しているという記事を見たことがある。 これって人類にプログラミングされてるんだ… twitter.com/selfcomestomin…

2019-10-23 01:03:25
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

信頼ホルモン・オキシトシンのダークサイドですね。このホルモンは信頼の輪(=オキシトシンルーム)を形成することにつながるが、同時にその輪の外にいる人間に対する不信感を強める効果がある。 twitter.com/_Within_A_Drea…

2019-10-23 01:13:35
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

“「オキシトシンに関するこれまでの研究は、バラ色の楽観的なイメージを作るものだった。しかしわれわれは、進化を生き抜いて来た人間の神経システムが、人に、見境無く他人を愛するようにさせるという見方は奇妙だと考えた」と、アムステルダム大学のDe Dreu教授は語る。” wired.jp/2011/01/14/%e3…

2019-10-23 01:24:08
秋扇堂井蛙 @seia21390430

@selfcomestomine いや、考えてみれば、行動パターン(精神)も、いわばホルモン分泌や神経などのいわば頭の中の「身体的な形状」な訳だから、それも収斂進化の対象になるのは当然のことでしたね。 だからこそ進化心理学が成り立つのかな?

2019-12-10 21:16:06
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

@seia21390430 そうですね。乱婚型のネズミがオキシトシンを注入されると単婚型に様変わりするという行動パターンの変化もありますし、ある程度機械的な行動スイッチのようなものがあると進化心理は仮定します。

2019-12-10 21:41:35
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

これはあります。おそらく共感型思考の人はシステム思考の人に合わせるのは難しいので、システム思考の側が “共感” の生物学的ロジックを理解して実践するのが早そう。 twitter.com/1459s_ac_ue011…

2019-12-18 22:07:44
エボサイ(EvoPsy) @selfcomestomine

共感の排他性については、「オキシトシンのダークサイド」という話がある。 twitter.com/selfcomestomin…

2019-12-18 22:08:37