
『兵器と技術』1973年4月号 戦後の銃器の開発についての連載記事 ああん!62式機関銃の一番最初の試作銃、スペードグリップ仕様のもあったのねん!かわいい!
2022-08-03 14:24:05
スペードグリップには容易に変えられるんだとか スペードグリップのやつの写真もあるけどかわいい!
2022-08-03 14:24:58
2次試作のための新設計は薬莢排出は右方、とか回転式の遊底であるとかかなり異なるものになってるけど、これは紙の中から出ることがなく次の案に変わったみたい?
2022-08-03 14:30:05
M60に触発された新規の計画となり、おなじみの34年度試作品として生えてくる 給弾が左右どちらからでもできるとか遊底前端動揺式だとかそういうの
2022-08-03 14:32:37
弾薬の仕様が決まる前に機関銃を作っているからアホみたいな銃が出来上がったよ、みたいな話
2022-08-03 14:34:20
実は採用後に銃身肉厚をだいぶ増したりと(メーカーが勝手に)かなり改良したよ、みたいな
2022-08-03 14:43:26
再度まとめなおすよ 今後のツイッター上のネタで絶対使うからね この記事の正確性は不明なので、あくまでも『私がツイッター上でネタにするにはいい感じの範囲で適当に興味を持った部分』を抜き出していくよ 筆者の山森宏さんは当時防衛庁技術研究本部とかにお勤めだった、らしい はじめるよ twitter.com/C11katao/statu…
2022-08-03 20:51:10
実際のところ内部で『国産機関銃が欲しいね』という雰囲気で開発が決まったところがあって、M1917A1、M1919A4、M1919A6で性能面では特に不満があったわけでもないよ、みたいな 体格面もまあ別に新規設計でなくがんばればなんとかなってたみたいだし やっぱM1919A6でよかったんでわ?
2022-08-03 21:00:30
昭和31年度予算で試作費用が出たので試作することになった 要件は 1 A1、A4、A6機関銃を置き換える重軽両用 2 銃身交換容易で製造補給面も考慮してね 3 主要諸元 ⑴口径7.62mm ⑵使用弾薬米軍制式口径.30M2 ⑶発射速度400~800発/分 ⑷重量重機モードで12kg軽機モードで10kg これで日特が受注な
2022-08-03 21:00:31
日特だけでなくて、日本製鋼、豊和、日立が候補だったけどノリと勢いで日特な 日本製鋼にしておけばよかったものを
2022-08-03 21:03:03
この昭和31年度予算で作られた試作銃の特徴は 1ガス喞筒は銃身下方 2金属製保弾子(ベルトリンクな)は独自設計 3給弾方向は部品の入れ替えで左右どちらからも可能で薬莢は下方に蹴出 4重軽両用で軽機では銃床、重機ではスペードグリップで、交換容易 5車載機関銃として使うための取り付け部完備(続 pic.twitter.com/R5lkRfvia1
2022-08-03 21:14:00

6米軍制式重機関銃用三脚架A1に取り付け可能 7眼鏡照準具つくよ 昭和32年3月に2挺完成 軽機関銃モードで17.4kg 重機関銃モードで16kg と論外な重さになったのでいろいろ頑張って軽量化した 重さ、機能、命中精度、耐久性 ありとあらゆる指標でダメだったそう そしてA1三脚架が重すぎ(24kgある)
2022-08-03 21:14:01
ここで昭和32年度に日特に対して専用三脚架が発注 緩衝装置とかいろいろな工夫で11.3kgくらいで性能の良い三脚が完成したっぽい (ちなみに2020年現在その三脚架は銃との結合部分のみ現存しているっぽい。下の写真の銃と結合しているもの) pic.twitter.com/2PW9gISBDG
2022-08-03 21:18:07

昭和32年夏に試作銃の試験結果を取り入れた次年度試作の銃の計画 1次試作との違いは 1弾薬はNATOな 2重量は10~10.5kg 3給弾は左方からのみとし薬莢は右方に蹴出 4銃身交換様式に変更はないがガス筒を銃身に付着した 5遊底を回転閉鎖式とし尾筒を鈑金製とした これは昭和33年6月には図面になった
2022-08-03 21:23:49
しかしこの銃は図面から外に出てくることはなかった M60に触発されて、それまでの『重機関銃のほうに重点を置いた汎用機関銃』から『軽機関銃のほうに重点を置いた汎用機関銃』に方針が変わったためっぽい
2022-08-03 21:26:15
M60に触発された要求の要件は 1弾薬はNATOな 2重量 三脚架込み24kg、軽機10kg 3装弾方式はベルトリンクな 4給弾は左右どちらからでもできること 5銃口制退器使用 6車載機関銃として使用可能 7直眼鏡だけでなく潜望鏡式もつけてね 出来上がったもの 1給弾は左を定位に右給弾も可能薬莢は下方に蹴出
2022-08-03 21:36:46
2遊底前端動揺式を採用 3銃床は着脱可能で二脚は後方にたたむ 4ガス筒は銃身の上側 5眼鏡は銃の左側面につける 6三脚架は日特開発の独自のやつ これは昭和34年7月から昭和35年2月まで試験された NATO弾の詳細もわからないまま設計したので銃が悪いのか弾薬が悪いのかもわからないままだったみたい pic.twitter.com/0zlB1IPGef
2022-08-03 21:36:47

2万発以上のトライアンドエラーでようやく実用試験にこぎつけたが、良く壊れた M1919でいいんでわ
2022-08-03 21:38:57
で、この間に小出しにM60の情報が入ってくるので、それを取りまとめて次の要求が決まっていったみたい 例えとして挙がっているのはベルトリンクで、M60が使っているM13リンクを採用することになったりとか 他の要素は妥協してもいいが重量は10kg~10.5kg(M60の数字)に抑えるとか タイヘン
2022-08-03 21:44:27
新しい要求と試作銃の問題点をまとめた試作銃が作られた 変更点は 1銃身長をM60とそろえて消炎器をつけた 2リンクはM13にした 3軽量化と良く壊れる部品の強化 性能的には妥協できるものになったが重量が改修前で12.5kg、改修後でも12kgでなにかと論外っぽい 小銃用の減装弾も試験されたっぽい
2022-08-03 21:48:29
と、いうわけで改良でしのぐことは不毛なので新しい様式の試作がされることになった この段階で『九九式軽機めいて弾倉を用いる』という意見も出たっぽい 三次試作の要求は 1重量銃本体10.7kg以下(0.2kgは妥協)、三脚架17kg以下 2弾薬はNATOにM13リンク 3左給弾薬莢は下方に蹴出 4銃身即時交換式
2022-08-03 21:54:23
5銃口に消炎器 6専用三脚架以外に米軍のM2三脚架にも載せたい 銃4 直眼鏡1 潜望鏡式眼鏡1 M2三脚架用緩衝託座1 が発注 納入は昭和36年3月
2022-08-03 21:57:39
この銃の以前と異なる点は 1ガス筒を銃身下方とし、銃身だけ外して交換できるようにした(それまではガス筒と脚も一緒に外れた) 2給弾機構の変更(これによって閉鎖状態でなくても遊底覆いが開けられるようになった) 3ガスピストンが揺底を直接押すよ 4頑張って軽量化したよ! だそう…
2022-08-03 22:02:05