テクノロジーの効用と後期クイーン的問題
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サイゼリアメニューで炎上する哲学者からみる「人文学に求められているもの」|Koji @oto001 #note note.com/koji_poker/n/n…
2022-07-18 19:20:24個人的には、批評家はロマン主義的すぎるというのか、人文系すぎるというのか。千葉さんのレストラン批評ではないけど、テクノロジー抜きに現代は語れないので、そのあたりの素養が人文系の批評家に欠けている事が、批評のアクチュアリティというか、オヤジっぽさに直結している気もするんですよね。
2022-07-23 09:14:08文学が芸術や自然科学と同じように真理を追究しているとすると、物語は効用を追求する技術に見えるので、ほんらい工学に分類されるものではないかと思うんですよね。東浩紀や大塚英志のような、ゼロ年代批評が物語に文学性を求めた時点で、すでに無理があった気がしてしまうんですよ。
2022-07-23 09:50:51批評家がレストランに怒ったりポストトゥルースに怒ったりSNSに怒ったりするほどに、アクチュアリティってなんだろうかと考えてしまうんですよね
2022-07-23 13:03:01「真実はつねにアナクロニズムにある」と語るひとが、他方で洗練されたプロの文章技術について語るさまは、見ていて不思議なんですよね。それはそれ、という事なんだろうか。
2022-08-06 13:24:13物語論にせよ批評理論にせよ、技術ですから、技術を使って文章を書く事と、技術を使ってレストランで注文することは、あまり違わない気がするんですよね
2022-08-09 19:51:47柄谷行人がアメリカに渡ったとき、アメリカの批評には「この私」がないと嘆いたそうですが、いまの日本の批評には「この私」しかないように見えるんですよね。
2022-08-10 12:07:43批評(世界)があり、世界に憑かれた「この私」がいる。これが「批評という病」なら、いまの批評は単なる「病」でしかないと言う事かな。いやしらんけど
2022-08-10 12:16:06言い換えると、他国の人文学者は日本のそれほどには、理系学問と自らの伝統とが対立し、その発展が自らの領土を脅かし狭めるものとは考えていないのではなかろうか。
2022-08-10 15:32:31『ストーリーが世界を滅ぼす』読了。いやあ良い本ですねこれ。結論はまあ、現在進行形の問題なので仕方ありませんが、自分もこのあたりはずっと考えている事なので、論点がたいへん整理されました。
2022-08-10 16:56:08『サピエンス全史』で仏教に触れていたので、本書でも仏教に触れてくれたらもっと面白くなったと思いますね。あと、自分の問題意識に引き付けると、世界観とキャラとの区別が弱いのも気にはなった
2022-08-10 16:59:49柄谷は文学を物語と区別して、宗教よりも宗教的で、真実よりも真実を示し、革命政治より革命的なものとみなすわけなんですが、これってまさに本書が言う「ストーリー」なんですよね。
2022-08-10 21:15:09これは柄谷が物語のポテンシャルを理解できていなかたのか、あるいは彼の文学理解に物語概念が混じってしまっていたのか。どちらなんでしょうね。
2022-08-10 21:18:25ここのところの曖昧な感じは、先端技術に拒絶反応を示しながら、文章技術にこだわる人文学者の感覚とも似ている気がしますかね。物語を嫌いながら、物語概念なしに文学を語れないわけです。
2022-08-10 21:25:27