アムネスティ・インターナショナル報告書「ウクライナ軍の戦術が民間人を危険に晒している」日本語訳
- MichiToyama
- 4095
- 14
- 0
- 0
「ウクライナ軍は住宅地に基地や兵器を配備しており、民間人を危険に晒している」 ロシアの都市爆撃を非難してるアムネスティ、帰す刀で今度はウクライナもDisりだした。 twitter.com/amnesty/status…
2022-08-04 20:29:21⚡️ Ukrainian forces have put civilians in harm’s way by establishing bases and operating weapons systems in populated residential areas.
2022-08-04 17:06:53「もうアムネスティに寄付するのはやめろ。こいつらはプーチンの応援団&広告塔だ ロシアがウクライナでやっている虐殺や拷問を助けている」 twitter.com/LouiseMensch/s…
2022-08-04 23:45:23Everybody cancel your donations to @Amnesty, the Putin cheerleaders and shills for Russian torture and genocide in Ukraine. twitter.com/amnesty/status…
2022-08-04 20:16:22というわけで、この記事を訳してみる。 コロナ対応で忙しいのでゆっくりやる。 amnesty.org/en/latest/news…
2022-08-08 22:29:33<ウクライナ人の戦術が市民を危険に晒している> 「住宅地、学校や病院に基地を設営」「住宅地から攻撃」「ウクライナ軍はこのような行為を行なっているが、だからと言って大勢の市民を殺傷するロシアの無差別攻撃が正当化されるわけではない」 要約は以下の通り。 では記事本文、訳してみます。続
2022-08-12 14:09:40本日付のAmnesty Internationalによる報告によるとウクライナ軍は2月に始まったロシアによる侵攻を阻止する際、住民がいる住宅地、学校や病院に拠点を置いたり、兵器を配備して、住民を危険に晒しているという。このような戦術を用いる場合、民間施設が正当な軍事目標として扱われる結果となるため、
2022-08-12 14:09:42この戦術は国際人道法に違反しており、市民を危険に晒している。この戦術はロシアによる市街地への攻撃を招き、民間インフラが破壊されて民間人も大勢が死んだ。 国際アムネスティのAgnès Callamardは以下のように述べている。
2022-08-12 14:09:42「我々は、ウクライナ軍が市街地で作戦行動を行うことによって、民間人を危険に晒し、なおかつ戦争法に違反した事例を記録している」「防衛側の軍隊であるからといって、国際人道法を無視して良いと考えるのは間違っている」
2022-08-12 14:09:46アムネスティが記録したロシアによる(市街地への)攻撃全てが、ウクライナ軍が市街地に陣取っていたことで説明できるわけではない。例えばハリコフでロシアが市街地を攻撃した際、ウクライナ軍がそこにいた証拠は見つからなかった。複数の事例において、確かにロシア軍は戦争犯罪を犯している。
2022-08-12 14:09:464月から7月にかけて、国際アムネスティの研究員は数週間かけてハリコフ、ドンバス、ニコラエフにおけるロシアの攻撃事例を調査した。弾着の痕跡調査、生存者、目撃者、犠牲者親族への聞き取り、使われた兵器の分析や衛星画像の解析も行なった。
2022-08-12 14:09:47この結果、調査したうちの19ヶ所でウクライナ軍が住民のいる居住地域に陣取って攻撃を仕掛けていたこと、民間ビルに布陣していたことが確認された。裏取りのため、衛星画像の解析も追加したが、兵士たちが拠点にしていた住宅地は、前線から何キロも離れている事例がほとんどだった。
2022-08-12 14:09:48別の言い方をすれば、ウクライナ軍の兵士たちは住民を巻き込まない軍事基地や森の中、住宅から離れた建物を拠点として使用可能であったにもかかわらず、その選択肢を取らなかった。
2022-08-12 14:09:48今回の調査においては、市街地に布陣したウクライナ軍が、近くに住んでいる住民に避難するよう指示したり、 安全地帯への脱出を助けた形跡は見つからなかった。彼らは、市民を守るための予防措置を取らなかったのだ。(続く)
2022-08-12 14:09:49<住民がいる市街地からの攻撃> ドンバス、ハリコフ、ニコラエフ周辺でロシアの砲撃を受けた被害者、目撃者に聞き取りを行なったところ、ウクライナ軍が彼らの家付近で砲撃を行い、そこにロシアの対砲兵射撃が降ってきたという。
2022-08-12 14:41:09アムネスティ調査員は、このような事例を数多くの地点で確認している。国際人道法は、交戦する軍隊が可能な限り人口密集地を避けて布陣することを求めている
2022-08-12 14:41:09。このほか、民間人の巻き込みを避けるため、軍施設の周囲から民間人を退避させること、敵の攻撃が予測される際は、住民に危険を伝えておくことも求められている。 ニコラエフ南の町で6/10にロケット弾を浴びて死んだ50歳男性がいたが、彼の母に聞き取りを行ったところ、このような情報が得られた。
2022-08-12 14:41:10「ウクライナ軍は我が家の隣に陣取っていた。息子は頻繁に、彼らのところに通い、食べ物を渡していた。危険だと思ったので、息子には軍隊に近づかないよう何度も頼んだが、、、その日の午後、敵の砲撃があった時、息子は庭に…私は屋内にいた。
2022-08-12 14:41:11息子は庭でバラバラになって死んでしまった。家も一部が破壊された」 アムネスティ調査員が現地調査を行ったが、隣家では確かに軍の装備品と、軍服が見つかった。(続)
2022-08-12 14:41:12MykolaはLysychanskの高層マンションに住んでいる。このマンションは何度もロシアの攻撃を受け、少なくとも高齢の男性一人が死亡。調査員に対し、Mykolaは「うちの国の軍隊、なんで野原じゃなくて市内から砲撃してるの?意味わからん」と話していた。
2022-08-12 15:06:09他のマンション住民(50歳、男性)は「確かに、ウクライナ軍が近所から砲撃を仕掛けていた。ウクライナ軍が市内から撃つ音がすると、その後には敵の対砲兵射撃の飛来音が聞こえてきた」と証言した。
2022-08-12 15:06:10上述の高齢男性は住民用の地下シェルターで砲撃を受けて死亡したが、地下シェルターの入り口から20mの位置にある住宅にはウクライナ兵の拠点があっていた。このことは、アムネスティ調査員たちが目視確認している。(続)
2022-08-12 15:06:10ドンバスのある町では、平家や二階建ての家が並ぶ住宅地にウクライナ軍の砲兵陣地が設営されていた。5月6日、ロシア軍は禁止兵器であり、無差別な被害をもたらすクラスター弾頭をこの住宅地に撃ち込んだ。Anna(70)と彼女の親(95)が住む家の壁は弾頭破片によって損傷。
2022-08-12 16:42:32Annaの証言によると、戦争開始以来ずっと、彼女の土地付近にウクライナ軍の砲兵陣地があり、頻繁に兵士が出入りしていた。ウクライナ軍の兵士たちは、Anna宅や彼女の土地を盾にしていたという。
2022-08-12 16:45:31ロシア軍が撃ち込んだ砲弾の破片はドアを貫通して、彼女の家に飛び込んできた。母には麻痺があったので、Annanには避難の選択肢がなかったのだ。
2022-08-12 16:45:31*ここで言う「ドンバスのある町」はSiverskっぽい。麻痺のある95歳母を介護して逃げれない娘の話が、別の人の記事にも出てたので。こちら参照。twitter.com/Peaceke8101728…
2022-08-12 16:45:32Ninaは、手遅れになる前に荷物をまとめて町を離れるよう求め、彼女と家族のためにアパートと経済支援を約束している。 「Ninaの言い分は正しい、お願いだからこの車に乗り込んで」と呼びかけるKhraptovich。 だがTatianaは乗り気でない。彼女は寝たきりの母(95)を介護している。
2022-06-11 13:58:07