錦木千束は20年越しのキラ・ヤマトのリメイク説 並びにリコリス・リコイルは機動戦士ガンダムSEED及びDESTINYのリメイク説

オリジナルテレビアニメ「リコリス・リコイル」の主人公錦木千束の「不殺」の理由をあれこれと考えていたら、錦木千束とキラ・ヤマトがあまりに似ていることに気が付いてしまった。
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きあみふ @kiamifu6101

リコリス・リコイル一気見しているけど結構面白い。

2022-08-14 16:21:10
きあみふ @kiamifu6101

リコリス・リコイル6話まで追いついたけど面白い。

2022-08-14 18:16:44
きあみふ @kiamifu6101

リコリス・リコイルの主人公、錦木千束の特徴である「命大事に」こと不殺主義。 「不殺主義」で真っ先に自分の脳内で思い浮かんだのがガンダムSEEDのキラ・ヤマト、ガンダムAGEのキオ・アスノの二人。 この二人と比較して考察(妄想)してみる。 #リコリス・リコイル #ガンダムSEED #ガンダムAGE

2022-08-15 14:40:16
きあみふ @kiamifu6101

なお「るろうに剣心」を残念なことに自分は殆ど知らないので極力触れないようにする。 まず前提条件として、「不殺」はただ敵と戦う以上の労力と相当の実力が必要で、この三人はそれら(ゴム弾、動体視力、フリーダム、スーパーコーディネーター、AGE-FX、Xラウンダー)を満たしていること。

2022-08-15 14:40:17
きあみふ @kiamifu6101

まず錦木千束だが、彼女は当たればかなり痛くて血が出たように見せる塗料が噴き出る、しかし命中率は劣悪で近づかないとまともに当たらないゴム弾を使う。さらに戦闘中でも余裕があれば応急手当までしている。 このところから見えてくるのは、彼女の不殺は「徹底主義」である点。

2022-08-15 14:40:17
きあみふ @kiamifu6101

さて、次はガンダムSEEDの主人公キラ・ヤマト。彼が「不殺主義」を始めるのは物語後半のフリーダムガンダムに乗り始めてから。不殺の方法は、敵モビルスーツの武器やメインカメラの破壊。失敗したとはいえ、アラスカでは連合とZAFTの両軍に基地が自爆するから退避するよう呼び掛けたりもしている。

2022-08-15 14:40:18
きあみふ @kiamifu6101

しかしキラと千束で異なるのは、不殺を身近な親しい者にも「押し付ける」か否かという点。 第一話で千束はたきなの目の前で不殺をやってのけ、その後には彼女の腕前なら急所を外すぐらいできると発言。 一方のキラはアスランたちに不殺を「押し付ける」ような言動はない。

2022-08-15 14:40:18
きあみふ @kiamifu6101

これは上記の不殺に必要な労力と実力に加えて、プラントと地球の戦争が「敵討ち」という憎しみの連鎖で泥沼化し、自らもニコルとトールの死をきっかけにアスランと死闘を繰り広げたこと、バルトフェルドに会って以降敵機にも人間が乗っていることを意識するようになった結果→

2022-08-15 14:40:19
きあみふ @kiamifu6101

遂に「人を殺す」行為自体に拒否反応を示すようになったことがあげられる。しかし誰もが不殺を出来るとは思っていないので、ムウたち周囲に押し付けることはない。さらにほかにどうしようもない場合は殺しも選択肢に入れている。 このことから、キラの不殺は「個人主義」的といえる。

2022-08-15 14:40:19
きあみふ @kiamifu6101

さて、三人目のキオ・アスノだが、彼が「不殺」を始めるようになったのは三世代編以降で、手法はガンダムAGE-FXのCファンネルやビームサーベルでコックピットのある頭部のみを切り離すこと。千束の応急処置とは異なるが、キオは切り落としたコックピットに味方が攻撃した際にこれを防いでいる。

2022-08-15 14:40:19
きあみふ @kiamifu6101

キオ・アスノの特徴だが、ある程度「リコリス」に似た環境で育てられたことがあげられる。 彼は祖父のフリットから、「ゲーム機」として特注のモビルスーツシミュレーションマシンを与えられ、さらに火星ヴェイガンを「エイリアン」「悪魔」と教え込まれ、英才洗脳教育が施されていた。

2022-08-15 14:40:20
きあみふ @kiamifu6101

この結果、当初キオは祖父の「操り人形」のように「ゲーム感覚」でヴェイガンとの戦争=人殺しをしていた。 その転機となるのが、シャナルアからの「敵にも家族がいる」という指摘、そして実際にヴェイガンの捕虜になって火星圏を自分の目で見たこと。

2022-08-15 14:40:20
きあみふ @kiamifu6101

キオはフリットに「悪の首領」と教えられたヴェイガンの指導者イゼルカント本人と会い、火星に住むディーンとルゥの兄妹と出会う。キオはまさに「敵」と直に会い、彼らの苦しみ、なぜ彼らが戦い続けるのか、なぜ地球をエデンとまで呼ぶのかを知ってしまった。

2022-08-15 14:40:21
きあみふ @kiamifu6101

火星から帰還したキオは、以降「敵も死なせない」ように戦うようになる。先述したように、味方機からの無力化したコックピットへの攻撃を防いだこともある。しかし周囲に不殺を強いることはなく、その点ではキラに近い。 このことから、キオの不殺は千束とキラの中間あたりと推測する。

2022-08-15 14:40:21
きあみふ @kiamifu6101

このように三人を見てきたが、今後の展開としてあり得る展開が一つある。 それが千束の限定的な「不殺主義の放棄」。 不殺を誓ったキラとキオだが、物語終盤に一度だけ不殺を完全に放棄して本気で相手を殺そうと戦ったことがある。

2022-08-15 14:40:22
きあみふ @kiamifu6101

その理由は「目の前で親しい人を殺された」ことであり、二人は「覚醒」して殺した相手に我を忘れて牙を剥いた。 リコリス・リコイルでも終盤でたきなが殺されるような展開になれば千束が「命大事に」を放棄する可能性がある。

2022-08-15 14:40:23
きあみふ @kiamifu6101

以上、長々と駄文を書き連ねました。ここまでお読みになられた方、ありがとうございます。 ↓キラの不殺周りに関する話で参考にした考察動画 nicovideo.jp/watch/sm274409…

2022-08-15 14:40:24
きあみふ @kiamifu6101

リコリス・リコイルの七話、いろんな人がすでに言っているけど、主人公たちが他人のセクシャリティをあげつらったりイロモノとして扱わないの本当にいいと思う。

2022-08-15 23:31:44
きあみふ @kiamifu6101

錦木千束が不殺を貫くようになった理由、もしかして幼い頃に仲が良くなったリコリスを殺してしまったこととかだと怖い。 でもDAなら、育成過程で幼いリコリス同士に殺し合いをさせて「殺人」への心理的耐性を破壊することもやりそう。 #LycorisRecoil #リコリコ

2022-08-16 21:45:11
きあみふ @kiamifu6101

現実でも少年兵を「育成」する手段として、集落から子供を誘拐してその子供に自分の親を殺させて後戻りできなくさせるという恐ろしいものがある。 #少年兵

2022-08-16 21:45:12
きあみふ @kiamifu6101

多作品における不殺主義キャラクターが不殺を始める理由の多くに、親しい人間を自分で殺してしまったというのがある。 千束もこの例に漏れないのなら、彼女は7歳の時点で親しい存在を殺してしまっていることになる。

2022-08-16 21:45:12
きあみふ @kiamifu6101

多作品の事例になるが、機動戦士ガンダムSEEDの主人公キラ・ヤマトは当初からモビルスーツ相手とは言え人殺しをしてしまうことに後悔し、バルトフェルドに会って以降それがさらに強まって、最終的にニコルを殺しトールを殺されたことで親友のアスランと最初で最後の本気の殺し合いをしてしまった。

2022-08-16 21:45:12
きあみふ @kiamifu6101

キラもアスランも戦いが終わった後に自分が何で生き残ってしまっているのかと涙して、キラに至っては元々軍人でもないのに「出来るから」と戦い続けた結果、心が限界になって遂に「例え自分の命が危うくなっても」人を殺せなくなってしまった。

2022-08-16 21:45:13
きあみふ @kiamifu6101

千束もどんなに自分の命が危なくなっても絶対に人殺しはしないので、キラと同じような経験を7歳までに体験している可能性は高い。

2022-08-16 21:45:13
きあみふ @kiamifu6101

なお、物語後半から「やらなきゃやられる」状態でも不殺を辞めなかったキラが唯一本気で相手を殺そうと戦ったことがあり、その時の理由が「目の前で愛して、傷つけてしまった女性を殺された」なので、千束もたきなやミカたち喫茶リコリコの皆が殺されても不殺を貫けるかはわからない。

2022-08-16 21:45:14