【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１です】

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４１】飛行機自転車（？）に乗って、海岸に不時着した飛行船を観に行くことになったふたり。 ここでも『てにをは』が注目するのは、Ｌ字型に人物が配置され・視線が交錯するポイントです。 演出的に向かい合う『単調さ』を避けるためでもありますね。 pic.twitter.com/Jmxtq5kqYR

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４２】もう『てにをは』の視点で『魔女の宅急便』を視るにあたって独自の注目点になってしまった【キキの腰】。 宮崎アニメでもヒロインにここまで腰（お尻というより）を強調された例はあるんでしょうかね？ pic.twitter.com/NccAQ2tqS0

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４３】人力飛行機自転車で出発。振り返ると、トンボって存在は【自転車とセット】な存在ですよね。 初めからトンボは【自転車に乗りながら・空を飛ぶキキに憧れた存在】だったのですよね。 【自転車＋飛ぶ】が一体化したアイテムが登場した必然性？ pic.twitter.com/ltJPV54zLy

拡大

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４４】人力飛行機自転車の後部座席に座り、支えて・足で押して・足を浮かしすキキ。 そのキキの、ニュアンス豊かな表情の変遷。 １～２秒の間に見せる表情の変化ですが、見る者にとってトンボとキキの心の距離が近くなるのを伝わっていますよね。 pic.twitter.com/OEeYIXBQOq

拡大

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４５】人力飛行機自転車のプロペラからの風を受けてキキのリボンとスカートの裾がやわらかにひるがえっているんです。前面に声高に主張する動きではないですが、こういうのこそ『エフェクト作画』の醍醐味なんじゃないのかな？と思ってしまいますが。 pic.twitter.com/oJh1cMAFyX

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４６】トンボの営為を見かけて笑ってしまうオジサン。 トンボの真剣さを笑う、という『他人事の視線』を入れ込むのは、演出的には『本筋に・ただのめり込んでいない』というのか、それとも『照れ隠し』な演出かもしれませんね。印象に残るオジサン。 pic.twitter.com/4X3ey7Djyv

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４６】出ましたね。定番ですが、『両側を壁ではさまれた・斜め奥の構図／逆構図』ですね。 とても軽快なカット割り。 やはり『目撃者（とそのリアクション）』を入れ込む細工も。 pic.twitter.com/alKMeSCh8p

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４８】指摘し忘れていました。ここ【３層構造】になっていますね。 【手前～道／中間～（見えない）坂道／奥～海岸】。 オジサンと自転車が【手前⇒中間（見えない）坂】へさしかかっている。 pic.twitter.com/ITOgLFvAQR

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２４９】カメラの手前から現れて、前進しながらカメラから遠ざかるこの構図とアクションの入れ方、『ラピュタ』のシーンとまったく同じですね。 こういうアクションのカット割りを、ここぞというところで使ってきますね。 pic.twitter.com/vrDePcXaAs

拡大

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５０】このトンボ自転車のくだりはとても解放感あふれるシーンだと思うのですが、ここのカットの場合、道路やフェンスが『背景動画』になっていて、さらに背後の海と雲でぺたーっとしているので、『全セル』感があふれるカットなんですね。 pic.twitter.com/WwHYCo8ox4

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５１】さっきの【２５０】で「全セル感があふれている」と言った次の瞬間、本当に『全部セル＝全セル』のカットになりましたね。おそらく宮崎さんも、前のカットを絵コンテで描きながら、全セルへの欲望に衝き動かされたんだと思うのです。 pic.twitter.com/JuC0wq51mS

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５２】同じ道路を【並行して・走る】自転車と車。 【運動の複数性】ですね。車のなかの子どもたちがトンボたちを応援する。 【運動の複数性】は宮崎アニメでは大概、サスペンスで使われるので、こんな『牧歌的な・運動の複数性』も珍しいですね。 pic.twitter.com/9YP8LjB5py

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５３】こうやって静止画にして視ると面白いですよね。プロペラがゆらめいて・動いています。 そしてプロペラは半透明になっていて、トンボやキキの顔が透けて見えています。【ダブラシ】の効果ですね。 pic.twitter.com/NkQpY679lo

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５７】ここのシーンはとりわけ躍動感があって、分析していても引き込まれそうですね。 やはり（本当の意味での全セルではないのですが）『全セル感』満載なカットが連続していますね。どこから動画でどこまでが背景画か、点検しながら見てください。 pic.twitter.com/9kh1hyPB8h

拡大

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

４時間くらい「てにをは」やってますね。 ちょっと疲れました。 今夜、再開するかどうかは、ちょっとわかりません。 楽しみにしてくださってる方、すみません。

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５５】横一直線の進路かと思いきや、道が湾曲して『空間的に・斜め奥へと』立体性を出してきてますね。 こういう空間造形をつくるとなると、アニメの世界でも追随を許さないオリジナルな創造性がダイレクトに伝わってきますね。 pic.twitter.com/aX2i2F82uj

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５６】対向車が走ってきて、キキの空飛ぶ能力が発揮される。 ここは誰だって『カリオストロの城』のこのシーンを思い浮かべますよね。 pic.twitter.com/bFoTO0HSJ8

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５７】飛んでいる。というより、【浮いています】ね。 『魔女の宅急便』は【派手に飛ぶスペクタクル】で魅せるアニメではないですね。 もっと繊細な、【重力の作用と、その重力に拮抗する・飛ぶ反作用】を丁寧に見せるアニメだと思うのです。 pic.twitter.com/PUO7M9zyXz

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５８】トンボの自転車が落下して着地。 嘘なんですが、フィクションなんですが、地面にバウンドさせる【作用と反作用の力感】はうまく伝わっていますね。 着地した両脇に、避暑の日光浴のひとを配することで『ここはギャグです』とアピールしてます。 pic.twitter.com/rmFUKvd7Wo

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２５９】ここも【斜面】を活かした【３層構造】を設定していますね。【手前の芝生／中間～見えない斜面／奥の岸辺】。 あらためて確認しておけば、宮崎アニメで頻出する３層構造とは、『空間に立体的な奥行きを作りだす』ための仕掛けなのでした。 pic.twitter.com/ReymPbsx8J

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２６０】落下の緊張から解放されて笑い出すキキ。 １カットでの、この笑顔の変化の多彩さ。 こういうのこそ、本当に力のあるアニメーターが設計したんだなと思わされます。 pic.twitter.com/j1wLaOY28r

拡大

拡大

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２６１】トンボとキキの自転車騒動がひと段落して、岸辺の『波の演技』。東映動画時代から研究されつくした『水の動き』の成果がここにも。 pic.twitter.com/rKu1yATBki

拡大

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２６２】アニメのたくさんある課題のひとつ＝『モノのデカさ（スケール感）』を提示する構図の巧みさ。 pic.twitter.com/kufoMSLnM2

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２６３】これも『３層構造』で画面が出来ていますね。 【手前～プロペラ／中間～ふたりの後ろ姿／奥～波】。 ただの会話シーンを支えるように、役を終えたプロペラ【手前】と、【奥】の波の演技がひきたてています。 pic.twitter.com/Lzw8DDcI1l

拡大

アニメてにをは＠石曽根正勝 @animeteniwoha

【アニメてにをは。魔女の宅急便～その１１】 【２６４】キキとトンボがいいかんじになっていたところに闖入する、トンボの不良仲間たち。車が【斜め奥の構図】で奥行き感を出しながら画面に登場。気球船のスケール感と対比させつつ。 pic.twitter.com/1JBMFEjqdJ

拡大