ごぞんじですか?ある種のゴブリンの肌はなぜ緑か?答えはそう葉緑素があるから

チャンネルとかは特にないです(何も考えず適当に書いているだけです)
46
帽子男 @alkali_acid

皆さんはごぞんじでしたか? ある種のゴブリンはなぜ肌が緑色なのか? 答えはそう。 葉緑素があるから。 光合成をしているんですね。

2022-06-16 20:38:30
帽子男 @alkali_acid

緑肌ゴブリンが畑でとれることは、小学校などで習うと思います。 でも不思議ですよね?日にあたらず土の中で成長するゴブリンがどうして葉緑素を持つのかって。 実は収穫されたばかりのゴブリンは、皆白い肌なんですよ。

2022-06-16 20:40:35
帽子男 @alkali_acid

しかしほらご覧ください。しばらく太陽の光の下にさらしておくと、自然に緑が濃くなってきます。 葉緑素が産生されているんですね。そうしてある程度緑になったところで動き出します。元気ですねえ。殴り合いを始めました。野生だとここでだいたい一割ぐらいが死にますがもったいないので適当に仲裁。

2022-06-16 20:43:10
帽子男 @alkali_acid

死なない程度に喧嘩させましょう。ここでだいたいゴブリンチーフテンが決まります。 もちろんゴブリンは消耗品ですが、とはいえ出荷前にあまり数を減らしてしまってはせっかく栽培する意味がありませ 親株ゴブリンはいちど植えれば自然に土壌を肥やし数百年から、場合によっては数千年も根を伸ばし、

2022-06-16 20:47:19
帽子男 @alkali_acid

沢山の子ゴブリンを成らせますが、しかし最近は親株の盗難とか、宝石化病などもありますから、収穫量の多さに油断してはいけません。 おや、そんな話をしているうちにチーフテンが決まりました。

2022-06-16 20:50:56
帽子男 @alkali_acid

小さいが凶暴なやつですね。これは戦場でも活躍が期待できそうです。 ん、しかし何ということでしょう。貴重な親株になるタイプです。うっかり取り分けそこねました。あそこまで葉緑素が産生されてしまうと落ち着きがなく、もう土に戻しても根付きません。

2022-06-16 20:52:19
帽子男 @alkali_acid

親株のなりそこないは知性が高く、敏捷で腕力も強いので、脱走などをしないよう厳重な注意が必要です。 面倒ですが服従の首輪を嵌め、先祖返りの自然繁殖をしないように下腹に避妊の呪紋も捺しておきましょう。

2022-06-16 20:55:09
帽子男 @alkali_acid

さあもう大丈夫です。ほかのゴブリンに比べ知性が高く好奇心旺盛で言葉や文字も覚え、複雑な思考をするのでつい屋敷などに上げたり、ドレスを着せたり髪を梳かしたり、可愛がったりしたくなりますが、野生種のゴブリンは害獣だというのを思い出して下さい。

2022-06-16 21:00:50
帽子男 @alkali_acid

目を離した隙に魔導書などを盗み読み呪文を覚えると非常に危険です。 小学校では習わないでしょうが、高校の歴史副読本ではこのように、野生種のゴブリンシャーマンが描かれた古代の絵が参考図に載っていたりします。たいてい親株のなりそこないタイプですね。魔法に適性を持つ個体が多かったのです。

2022-06-16 21:04:25
帽子男 @alkali_acid

名前をつけたいのであれば数字などにとどめておいて下さい。名前によって力を増す場合もあります。 今回は二十六号としましょう。さて二十六号はどういった兵種に育てるのがよいでしょうか。通常のゴブリンでしたら、いわゆる白兵戦用に大量に前線に送り込む歩兵です。小さい割に力が強く、

2022-06-16 21:07:28
帽子男 @alkali_acid

ばらばらだと臆病ですが群をなすと死を恐れなくなりますので。一方で目が良く指が器用なので弓兵としても役立ちますし、頭がよいゴブリンなら斥候とか、穴を掘ったり砦を崩したりする工兵としても訓練できます。 こっそり潜入して敵将の首をとる暗兵に訓練した例もあります。

2022-06-16 21:10:02
帽子男 @alkali_acid

ただあまり期待しても所詮は消耗品なので、ぱっと死んでしまったりすることもあります。まずは適当に任務に送り出してみて、適性をみてみましょう。死んだらそれまでです。

2022-06-16 21:11:34
帽子男 @alkali_acid

さてゴブリン畑の周辺にたいてい未開地、放棄地が多いですね。まあ脱走などのリスクを考えると、あまり条件のよい地所には作れない、迷惑施設なためです。 親株ゴブリンさえ植えれば土地は自然に肥えてゆくのですが、植えるまでが大変。 未開地や放棄地はたいてい野生の魔物がいます。

2022-06-16 21:14:21
帽子男 @alkali_acid

魔法実験の失敗とかで凶暴化したタイプが多く、もとは農地とかで財宝がある訳でもないので、討伐のコストが割りに合わないため放置されているんですね。 まずは開墾のために収穫したばかりのゴブリンを送ってみるというのはどうでしょう。選別と訓練になりますし。

2022-06-16 21:15:58
帽子男 @alkali_acid

二十六号はすでにチーフテンとしてほかのゴブリンをまとめ、統率しているようですね。これは戦果が期待できそうです。 まずは東側の両頭大蛇の縄張りに送ります。前回ゴブリンヲ送った際は全滅してしまったので以来手つかずになっているところです。

2022-06-16 21:18:00
帽子男 @alkali_acid

勝ちました。すばらしい。仲間のゴブリンが喰われそうになる寸前、二十六号が大岩を持ち上げて頭を叩き潰したのです。猛毒もあれなら関係ありませんね。 損失ゴブリンは二匹。かなり驚異の生存率です。 死んだゴブリンはほかのゴブリンが食べていますね。古いゴブリンの葬礼です。

2022-06-16 21:20:14
帽子男 @alkali_acid

種族の記憶というのでしょうか。たまに教えてもいないのに野生の習性を取り戻すゴブリンもいます。二十六号の影響かもしれませんね。 死んだゴブリンが毒にやられていたら食べたゴブリンも死ぬのですが、幸い絞殺されただけだったようです。

2022-06-16 21:22:57
帽子男 @alkali_acid

さらに、てっきり両頭大蛇の屍も食べて毒にあたって死ぬ個体が続出するかと思いきや、二十六号が止めたようです。 すばらしい。しかし不安になるほどの知性ですね。高校の歴史副読本に出てくるゴブリンシャーマンを連想させます。先祖返りでしょうか。魔法が使えなくても十分気を付けたいところです。

2022-06-16 21:24:29
帽子男 @alkali_acid

ちなみにここでTIPS。 野生のゴブリンは夜行性が多かったようですが、栽培種は葉緑素が産生されているので、昼間の方が元気です。 一方でほかの魔物はたいてい昼間はあまり活動的ではありませんから、できるだけ日のあるうちに戦闘をさせるのがおすすめです。

2022-06-16 21:25:51
帽子男 @alkali_acid

さて次は北の沼怪と戦わせてみます。ここは収穫したばかりのゴブリンでは勝てそうもないので、過去一度も派遣したことがありません。足場の悪い環境でどう工夫するのか。 沼怪がゴブリンの群の足元を液状化させていますね。やや二十六号は自分から沼の中に潜り込みました。

2022-06-16 21:30:12
帽子男 @alkali_acid

両頭大蛇を叩き潰したときに割れた大岩の欠片をナイフのように使って、沼怪の隠された心臓を貫きましたね。 沼怪が泥の下に心臓を隠していることは知らないはずですが、どうやら泳ぎ回ることで沼怪の防衛反応を引き出し、弱点の場所を特定したようです。 ニ十六号は戦闘の天才があるようですね。

2022-06-16 21:32:47
帽子男 @alkali_acid

さて次はいよいよ西側の火噴猪です。火噴猪は攻撃的で、理由は不明ですがゴブリン畑を襲うことさえあり、放置しておきたくないのですが、駆除にはとてもコストがかかるので、対策がのばしのばしになっていました。 ニ十六号なら何とかしてくれるのではないでしょうか。だめなら専門業者に依頼です。

2022-06-16 21:35:02
帽子男 @alkali_acid

ニ十六号が非常に警戒しているのが伝わります。群の侵攻を止めていますね。戦闘を避けたがっているようです。 知性が高すぎるのも善し悪しですね。こういう時は心苦しいですが服従の首枷を作動させます。

2022-06-16 21:36:59
帽子男 @alkali_acid

もがき苦しんでいますが、ふらふらと前に進んでゆきます。しかし魔法抵抗が強いのも若干の不安要素ですね。 こういう場合は大丈夫だろうと思わずあとで首枷を強いものに交換しておいてください。

2022-06-16 21:39:00
帽子男 @alkali_acid

ほかのゴブリンはまあゴブリンらしい知能なので、チーフテンである二十六号が行く方にぞろぞろついていきます。 さあ火噴猪との戦闘が開始しました。猪の方も何やら戸惑っていますが、それはそうでしょう。縄張り内では生態系の頂点なのに挑んで来る敵がいるとは。

2022-06-16 21:40:32
1 ・・ 6 次へ