プラスチック問題まとめ2022年9月

昨今のプラスチック問題について,現状分かっていることをベースにしたまとめです
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🦏サイPsytohAutopoiesis🪙 @PsytAutopoiesis

#プラスチック問題 の解決策として大きく2つの方向性がある 1.拾ってなくす 2.問題の根源を断つ 1は対症療法、2は根本治療 (以外、連続ツイート)

2022-09-08 13:51:48
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1について 今苦しんでいる事について対策すること 例えば、ミリ単位以上のプラを飲み込んで海棲生物が死ぬなどの事は、生態系への直接被害として考えられる こちらの対症療法としては、使うプラスチックを減らすよりも、「出てしまった」プラスチックを減らす事が先決であり、陸からの海岸清掃や(続

2022-09-08 13:51:49
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続)海に流れているものを、直接すくいとるなどのプロジェクトも進んでいる もう一つ1.の範疇としては、海外に送ってしまった(日本が輸出してきた)プラスチックの流出に対するもの 例えばメコン川流域(続 google.com/maps/place/Mek…

2022-09-08 13:51:49
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続)メコン川流域では日本と違って内陸部に埋立地を設置しているところがあり、大雨が降るなどすると、侵食されて埋め立てたゴミが河に流れてしまうという事があるようで、こちらに対しては日本も支援を入れていると聞きます この点は、日本に住む個人の行動でどうにかなる問題ではなさそうですが(続

2022-09-08 13:51:50
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続)認識をしておく必要はあります。次に2.の根本治療の方を考えてみます。 プラスチックが問題視されるのは、先に挙げた海棲生物に対する直接危害以外に、大きく人間に対する影響、気候問題との関係性が挙げられます。 以下、まとめてみます(続

2022-09-08 13:51:50
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続)まず、気候変動の方から行きますと、こちらはプラスチックが石油由来の素材である事から、化石燃料の持続可能性と併せて、燃やせば必ず温室効果ガスを排出する事になるため、この解決策は種類に関係なく単純に「減らす」事になります。続)

2022-09-08 13:51:50
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続)既に作られてしまったものはもちろん、これから作られるものを減らしていけるのか。今のプラスチック問題の議論では殆ど触れられていません。理由は簡単でプラスチックを扱う企業の業務を圧迫するためです。(続

2022-09-08 13:51:51
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続)汚染者負担の原則を拡大すると、既に世に出したものも含めて、生産者が検討すべき課題の一つです。 このとき、もう一つの人間への影響を一緒に考えると、解決策への糸口も見えて来ます(続

2022-09-08 13:51:51
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続)人間への影響を考えたとき、気候変動に関する問題もその一つですが、より生体的な意味での影響が考えられています。 一つは、プラスチックの体内蓄積の話、もう一つはプラスチックによる汚染物質運搬の話です。以下、それぞれまとめてみます。(続

2022-09-08 13:51:51
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続)小さなプラスチック(マイクロプラスチック)が生き物の体内で見つかったという研究は海棲生物に限らず発表されて来ています。 初めは人間がガムを飲み込んだら出てくるように、消化管の中をただ通るだけの可能性もあるの考えていました。 ところが、肝臓や血管の中から見つかっているという(続

2022-09-08 13:51:52
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続)研究が出始めており、それは人間でも起こっている事が指摘されています。(続 sciencedirect.com/science/articl…

2022-09-08 13:51:52
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続)まだ、今年出たばかりの論文ですが、これがある程度再現性を出してくるようなら、その信憑性をもとにしっかり考えるべきだと思っています。 消化管から先の血管や臓器から見つかるとすると、人体のサイクルに乗っかって体内にある程度蓄積されるのも考えられます。(続

2022-09-08 13:51:52
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続)消化されるのは分子量500以下だとすると(1000という情報もあり。誰か教えて!) それよりも小さいサイズにプラスチックがなっていた場合に取り込まれるという事なのかなと想像しております(要研究)

2022-09-08 13:51:53
🦏サイPsytohAutopoiesis🪙 @PsytAutopoiesis

こちらの場合も、ほぼ「すべての」プラスチックについて、劣化の程度と阻止を考える必要があります。 これは使い捨て云々ではなくて、毎日の生活の中で私たちは垂れ流しているからです。 例えば、プラ混紡素材の洗濯乾燥、プラ容器の小さな傷、農業の畑を覆うマルチ、その他プラ製品すべて(続

2022-09-08 13:51:53
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続)について、細かなプラスチックを水系に流し、海棲生物の体内、そして人間の体内に流していく事になります。 注意すべきなのは、その全体の動態は把握されてはいないということです。 ここでは、例えば「全てを生分解性プラに置き換える事はできるのか?」という疑問への回答が必要になります(続

2022-09-08 13:51:53
🦏サイPsytohAutopoiesis🪙 @PsytAutopoiesis

続)根本的に考えるというのは、全体として大丈夫なのか?と考える事であり、私たちの生活を揺るがすだけに、慎重に考えるべきです。 最後に、プラスチックによる汚染物質吸着の話をまとめておきます。(続

2022-09-08 13:51:53
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続)プラスチックはPCBやDDTなどの汚染物質を吸着し、それが先に挙げたような流れで人体に蓄積するとすれば、それは発がん性を高めるなどの影響を及ぼす可能性があります。 海を流れるプラスチックに吸着した汚染物質を測定した研究があります(続

2022-09-08 13:51:54
🦏サイPsytohAutopoiesis🪙 @PsytAutopoiesis

続)日本の海岸で調査したデータを見ると、すべての海で汚染されている訳ではなく、むしろ工業地帯に近いところで高濃度の汚染物質を吸着したプラが見つかっているように見えます。 汚染物質との関係を考えたとき、「そもそもその汚染物質はどこから来るのか」(続

2022-09-08 13:51:54
🦏サイPsytohAutopoiesis🪙 @PsytAutopoiesis

続)「過去に排出された汚染物質は相当拡散し、希釈されている筈ではないか」「他の対策として作られている生分解性のプラには汚染物質を吸着する性質はないのか」などの問いに応える必要があり、これからの課題だと考えています。 ここまで、長々と失礼しました。読んで頂きありがとうございました😊

2022-09-08 13:51:54