茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2916回「エリザベス女王の国葬」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２９１６回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

エリザベス女王の国葬を見た。とても厳かな儀式だった。天皇陛下と皇后陛下のお姿がなかなか確認できなくて、拝見できたときはうれしかった。国葬ではあるけれども、儀式としてはシンプルな、心のこもった構成で、それがかえってよかった。

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ウェストミンスター寺院から出た葬列が、あれほど長く歩くとは思わなかった。チャールズ国王も、お母様の棺のあとを粛々と歩いていらした。その歩く距離の長さは、国民が女王をお送りできるということと、国王始め王室の方々の思いをかたちにするあり方だったのだろう。

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女王の棺がウェストミンスター寺院に出発する際や、寺院から出る際に、スコットランドのバグパイプが奏でられたのもとても印象的だった。まるで「浄土」へといざなう音楽のように聞こえた。また、イングランドとスコットランドの深い歴史的、文化的絆を象徴しているようにも印象づけられた。

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エリザベス女王の国葬に限らず、葬儀というものは、残された人たちが故人のありようについて心の整理をつけるためにこそあると思った。時代は、次第に、エリザベス２世の治世からチャールズ３世の治世へと移っていく。イギリスが、そして世界が繁栄して平和な場所になることを祈らずにはいられない。

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以上、連続ツイート２９１６回「エリザベス女王の国葬」をテーマに４つのツイートをお送りしました。