ドスケベうさぎメスケモとすけべする小説 シーズン2 第三話

ドスケベうさぎメスケモは今回出ません。ネコチャンฅ^•ω•^ฅがでます。
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ヨコシマくん @QUIZcat

ドスケベうさぎメスケモとすけべする小説 シーズン2第三話

2022-09-22 22:57:22
ヨコシマくん @QUIZcat

俺の大学は、都心の駅の近くにある。地価が高いせいか敷地は広くない。代わりに高いビルが建っている。これが校舎だ。サークル活動用の部室棟は地下にある。活動をしている者たちは、地下に割り当てられた部屋でそれぞれ活動をしている。 俺がこれから入る予定のサークルも、同様に地下の一室にある。

2022-09-22 22:58:17
ヨコシマくん @QUIZcat

「失礼します」 「あん♡あん♡」 「イッちゃう♡」 「うおお! イキますぞー!」 「中に出すぞ!」 「来てぇ♡」 「……なにこれ」 扉を開けたら乱交パーティ真っ最中でした。 「あっ、入部希望の方ですかな!? 今ちょっと手が、いやちんぽが放せなくて! あ、イクっ! ……おふう」

2022-09-22 22:58:50
ヨコシマくん @QUIZcat

部員がラビノイドの尻にしがみついて絶頂した。俺は、何を見せられてるんだ? 「ようこそ! ラビノイド親善委員会へ!」 「「いらっしゃ〜い♡」」 まあ、予想してなかったわけじゃない。 ラビノイドと関わるからには性は切っても切り離せない。

2022-09-22 22:59:17
ヨコシマくん @QUIZcat

巷じゃ大学公式ヤリサーなんて呼ばれてるくらいで、一応大学側は著しく風紀を乱す行為は禁じてるそうだけど、扉を開けた瞬間コレなので、あまり意味はないらしい。 このサークルの目的はそのまま、ラビノイドの地球上での権利獲得や理解を広める為の活動をすることだ。

2022-09-22 22:59:37
ヨコシマくん @QUIZcat

ラビノイド達と一緒に社会活動、例えばユニセフへの募金活動や街のゴミ拾いなどの美化運動、被災地支援と言ったボランティアを行い、地球人のラビノイドに対する印象を良くしようと言った狙いがある。 「おやっ、ダイスケ氏ではありませんかな!?」 「あれ? ……えーと……誰だっけ」

2022-09-22 23:00:02
ヨコシマくん @QUIZcat

「先日メイド喫茶でお会いしたではありませんか! オタッキー小滝ですぞ!」 「ああ、オタクくんだっけ」 人の顔を覚えるのは苦手だ。というか同じ大学だったのか。 「オタクくんお友達〜?」 「君もエッチしよ〜よ〜♡」 服の乱れたラビノイドが手招きしてくる。

2022-09-22 23:00:22
ヨコシマくん @QUIZcat

明らかに童貞臭い見た目のオタクくんが下半身丸出しでラビノイドと絡み合ってるのはなんだか不思議な光景だ。 「その、彼女いるので……結構です……」 「彼女いるの〜? ラビノイド?」 「そうです」 「じゃあ二人目作っちゃいなよ〜」 「ラビノイドは何人恋人作ってもいいんだよ♡」

2022-09-22 23:00:40
ヨコシマくん @QUIZcat

でた、ラビノイド的複数恋愛価値観! 「その……オタクくんも?」 「3人のラビノイドとお付き合いしておりますぞ! 昔では考えられませんな! ラビノイドは恋愛弱者の味方ですぞ〜!」 「私4人彼氏いるよ〜♡」 「アタシまだ2人〜」 「喧嘩にならないの……?」

2022-09-22 23:01:03
ヨコシマくん @QUIZcat

「今どきは恋人も"シェア"する時代! 地球人は一対一の古い恋愛から脱却すべきですぞ!」 このサークルは大分ラビノイドの価値観に染まってるらしい。 俺は促されて中に入った。両隣にラビノイドが座り挟まれる。そのまま腕を掴まれてしまった。ドキドキしてしまう。

2022-09-22 23:01:28
ヨコシマくん @QUIZcat

「ちゃんと活動はしてるんだよね……? ヤリサーに入る気はないよ」 「マジメ〜!♡」 「カワイイ〜♡」 ラビノイド達が俺のほっぺたをぷにぷにつつく。 ズボンを履き直したオタク君がメガネを光らせた。

2022-09-22 23:01:55
ヨコシマくん @QUIZcat

「無論、活動はしておりますぞ。社会活動だけでなく、大学内でも困ったことがあるラビノイドを支援したりしておりますぞ」 「大学内でも?」 「エッチしたいけど場所がない、とか、気に入ったオスがいないから合コン開いてほしい、とか、セックスに明け暮れて単位がやばいとか」

2022-09-22 23:02:15
ヨコシマくん @QUIZcat

「ラビノイドそんなんばっかだな!」 「死活問題だよ〜!」 「今、エッチするためのベッドルームの開設を大学に打診してるよ♡」 「ちょっとちんぽ吸いたい時ってあるじゃん」 そんなタバコか喫煙所みたいなノリで……。通るのか、それ……?

2022-09-22 23:02:37
ヨコシマくん @QUIZcat

「中でも最近多いのは、反ラビノイド団体の嫌がらせの相談や、ラビノイドの強盗被害ですな」 「強盗?」 「……最近、とある地域でラビノイドだけを狙った強盗や追い剥ぎが多発してるんですぞ」 「ラビノイドだけを?」

2022-09-22 23:03:06
ヨコシマくん @QUIZcat

オタクくんが指し示した場所は、まさに俺の近所だった。アイリーにも注意しなきゃ。 「警察への通報や、その近所に住むラビノイド学生への通達、ボランティアで警察と協力して地域の見回りもしておりますぞ」 「意外と真面目にやってるんだ」

2022-09-22 23:03:33
ヨコシマくん @QUIZcat

「拙者はラビノイドに童貞を捧げた身、全身全霊でラビノイドのために働きますぞ〜!」 オタク君が燃えている。ラビノイドに対する気持ちは誠実らしい。 「俺、この近辺住んでるから、なんか力になれると思う」 「なんと心強い。同じケモナーとして、ラビノイドのために頑張りましょうぞ!」

2022-09-22 23:03:49
ヨコシマくん @QUIZcat

「ケモナー……そうだね」 そうだ、俺は『ケモナー』なのだ。かくいう俺もラビノイド大好きなのだ。 「同志よ!」 「うん、よろしく」 「改めてようこそ、ラビノイド親善委員会へ!」 俺たちは固い握手を交わした。 「で、エッチしないの?♡」 「しないよ!」 ーーーー

2022-09-22 23:04:27
ヨコシマくん @QUIZcat

俺は、帰り道、わざと遠回りして帰ることにした。見回りの一環だ。 ラビノイドがいたらそれとなく気にしてあげる。近くに人がいるだけでも強盗の被害に合いにくいはずだ。 途中、警察官に職務質問をされた。 やはりこの近辺で強盗が多発してるらしく、ラビノイドだけが狙われてることは事実らしい。

2022-09-22 23:04:47
ヨコシマくん @QUIZcat

大学の活動の話をして、見回りの事を伝えると感謝されたが、危ないことはしないように釘を差された。困ったらすぐ110番だ。 見回りをするようになって数日後、事は起きた。 「ひったくり! 泥棒!」 帰り道、女の人の声が響いた。

2022-09-22 23:05:17
ヨコシマくん @QUIZcat

声の方向に走っていくと、角を曲がったところでちょうどパーカーを目深に被った小柄な影とすれ違う。 「そいつ捕まえてー!」 向こう側から若いラビノイド女性が走ってくる。 「まさか本当に出くわすとは!」 俺は小柄な影を追いかけた。

2022-09-22 23:05:44
ヨコシマくん @QUIZcat

パーカー姿の何者かは、身軽にガードレールや障害物を飛び越え、距離はどんどん離される。 しかし、体力はないらしく、どんどんスピードが落ちていく。 俺は諦めずに追いかけ続けた。 「回り込むか」 小さい頃から住んでるのでこの辺の地理はわかっている。裏道を通って泥棒を出し抜くことにした。

2022-09-22 23:06:00
ヨコシマくん @QUIZcat

小さい頃に、家と家の間の隙間を通って冒険ごっこしたことを思い出す。ここを通れば、ちょうど泥棒の前に飛び出せる。間に合わなくても、うまく巻いたと油断させて後ろから捕まえることもできるかもしれない。 作戦は成功した。泥棒は俺の姿が見えないことを確認して、足を止めて肩で息をしている。

2022-09-22 23:06:20
ヨコシマくん @QUIZcat

息を殺して待つ。泥棒がフラフラしながら歩いてくる。ちょうど目の前に来たところで、飛びかかって押し倒した。小柄な泥棒は俺に力では叶わないようで、あっけなく押さえつけられた。 「捕まえた! 盗んだものを返せ!」 「放せよ!」 声が若い。まだ子供だ。 「警察に突き出してやる、大人しくしろ」

2022-09-22 23:06:55
ヨコシマくん @QUIZcat

「警察、警察はだめだ! やめてくれ! オレが悪かった! 盗んだものは返すから!」 「そういうわけにもいかないな」 「頼む! なんでもするから!」 「まずは顔を見せろ!」 俺はパーカーのフードを剥ぎ取った。 「……猫ぉ?」 猫だ。キジトラ模様の猫がいる。

2022-09-22 23:07:21
ヨコシマくん @QUIZcat

体は人間だが頭がそのまま猫だ。猫獣人だ。 髪の毛はボサボサで汚らしい。猫耳には機械をつけている。見覚えがある。翻訳機だ。 「……頼む、助けてくれ……! あんた地球人だろ!?」 猫が懇願するような目でこちらを見てくる。金色の目が恐怖で震えている。

2022-09-22 23:07:52
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