ドスケベうさぎメスケモとすけべする小説 シーズン2第五話(第十一話)

ドスケベうさぎメスケモは出ません。ネコチャンが発情期で大変です。
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ヨコシマくん @QUIZcat

ドスケベうさぎメスケモとすけべする小説 シーズン2 第五話

2022-09-24 23:20:05
ヨコシマくん @QUIZcat

季節は冬。空気が冷たくてキラキラして、吐く息も白くなり始めた。世間がクリスマスに向けて本格的な準備を始めた。街を歩けばクリスマスケーキの予約の広告がたくさん張り出されている。

2022-09-24 23:21:15
ヨコシマくん @QUIZcat

世間に、というかオタク界隈に衝撃が走った。世界初、ラビノイドの出演するアニメが放送されたのだ。時間帯は深夜。タイトルは『迷宮少女★ラビりんスゥ』だ。突如街に出現する迷宮空間、その中から現れる怪人ミノタウロス。街を守り、迷宮を踏破するラビノイド魔法少女・スゥ。

2022-09-24 23:21:35
ヨコシマくん @QUIZcat

バニースーツをベースとした魔法少女のフリフリの衣装は可愛らしい。人間への恋心。謎の美女、アリアドネとの関係性。ミノタウロス族のライバルキャラ、バイソンとの熱い戦いなど、見どころが多い。あと、ザコキャラのモグラ戦闘員が地味な人気を獲得している。

2022-09-24 23:21:52
ヨコシマくん @QUIZcat

俺もアイリーと一緒になって放送を見ている。アニメに熱くなるなんて子供のとき以来だ。毎週を楽しみにしている。言うまでもないが、主人公がラビノイドとはいえエロシーンはない。ちょっと触手に絡め取られるくらいだ。アイリーはその様子を興奮してみてたけど。

2022-09-24 23:22:06
ヨコシマくん @QUIZcat

さて、俺の生活に関して。 大学は順調だ。後期の試験に向けてみんな勉強している。ラビノイド親善委員会のサークル活動は、クリスマスのサンタ衣装を着たボランティア活動を行うようになった。 ラビノイドのミニスカサンタはなかなか好評だ。

2022-09-24 23:22:27
ヨコシマくん @QUIZcat

また、年末のコミケに向けて同人誌を作成するらしく、絵が書ける部員は机に向かって必死で何かを書いている。なんでも、ラビノイドと人間の恋愛を描いた漫画を書くらしい。もちろん18禁だ。

2022-09-24 23:22:52
ヨコシマくん @QUIZcat

コスプレ参加も視野に入れてるらしく、ラビノイド女性部員が裁縫をしている。『迷宮少女★ラビりんスゥ』のコスプレをするらしい。 俺も、ザコキャラのモグラ戦闘員の格好をさせられるらしい。 「え、ちょっと待って。年末俺もコミケいくの?」 「当然!」

2022-09-24 23:23:08
ヨコシマくん @QUIZcat

各々が役割をまっとうする中、オタクくんの元気がない。というのも。 「ミドリちゃん……」 「元気だしなよオタクくん」 「そうだよ〜アタシ達がいるじゃん」 「……オタクくん、どうしたの?」 「メイド喫茶の推しの子が、寿退社しちゃったんだって」 「寿退社? ラビノイドって結婚できたんだ?」

2022-09-24 23:23:35
ヨコシマくん @QUIZcat

「法律的にはまだなんだけど、その、妊娠しちゃったみたいで……」 「あ〜……」 それは紛れもない寿退社だ。ミドリちゃん推しの皆様にはお悔やみ申し上げる。 「素敵な人が見つかったんだね」 「いいことじゃん」 「ミドリちゃん……」 だめだ、メガネの奥の目がどこも見ていない。

2022-09-24 23:23:57
ヨコシマくん @QUIZcat

アイリーにそれとなく聞いてみたら、やはり店でも大騒ぎとのこと。店の稼ぎ頭がひとり減ってしまって、新しいメイドさん募集中らしいのだ。 俺の周りを取り巻く環境は、師走の季節に相応しく大きく動いていた。

2022-09-24 23:24:13
ヨコシマくん @QUIZcat

俺の家から居候がいなくなってしばらく経つ。それはそれで少し寂しくもある。抱き枕がなくなってしまった。なので、最近アイリーを数日ほど泊めている。 「やっぱり寝る時に抱き枕があると安心する……」 「おっぱい枕する?♡」 「する……」 休日が被るとダラダラ一日中セックスして過ごす。幸せだ。

2022-09-24 23:25:00
ヨコシマくん @QUIZcat

こんな日々が一生続いてほしい。 「シャオリンちゃんと毎日エッチしなかったの?」 「しなかったよ。弱みにつけ込みたくなくてね」 「相変わらず律儀だなぁ、そういうとこ好きだよ」 「ありがと、俺も好きだよ」 「今度二人でシャオリンちゃんの様子見に行こうね」

2022-09-24 23:25:23
ヨコシマくん @QUIZcat

「ああ、そうだね。俺はこれから行ってこようかと思ってたんだけど。差し入れしようと思って」 「私はバイトだからなぁ。帰ってきたら様子聞かせてね」 「うん」 同日。俺は、とあるアパートの前に来ていた。リンの家だ。

2022-09-24 23:25:40
ヨコシマくん @QUIZcat

アイリーのお父さん、ダスクさんの計らいで住まわせてもらっているアパートだ。保証人になってくれたことは感謝している。 リンは現在、宇宙難民認定の申請中だ。難民支援協会から生活支援を受けつつ、今は仕事を探してる最中だ。

2022-09-24 23:25:59
ヨコシマくん @QUIZcat

まだ慣れない地球環境の適応や、過酷なサバイバルで傷ついた心身を休めるため、また、地球の文字の読み書きの勉強時間確保のために、今は体を休めてほしい。 時々俺も様子を見るついでに差し入れを持っていくことにしている。 俺がチャイムを押すと、中から髪の短いフェリンが顔を出した。リンだ。

2022-09-24 23:26:17
ヨコシマくん @QUIZcat

「……間の悪いときに来たな」 リンが、熱っぽい顔をしている。表情も元気がない。 「体調悪いの? ご飯食べてる?」 「食べてるよ。今日は……あんまり話す気分じゃない」 「風邪? ちゃんと医者にいきなよ? 保健証あるっけ?」 「ちげーよ……その……ともかく、今日はあんまり……」

2022-09-24 23:26:39
ヨコシマくん @QUIZcat

「リン、困ったらなんでも言いなよ」 俺がリンの肩を掴むと、リンがビクッと震えた。 「一度は一緒に暮らしたんだ、リンのことは大事に思ってる。地球に来て日も浅いんだし、頼ってくれていいんだよ」 表情がくしゃっと歪んで、何かを我慢したかと思うと、急に力の抜けた顔になって…… 「ふにゃおん」

2022-09-24 23:27:12
ヨコシマくん @QUIZcat

情けない声を出して俺の胸に顔を埋めた。 「だめだ……もうだめだ……」 「どしたの」 「アンタ……優しいくせに察しは悪いな……ちくしょう」 「だからどしたのさ」 「ちょっと中に入れ、とりあえず……」 リンの細い腕が俺を室内に引きずり込む。 「……リン? 一体何なのさ、体調悪いの?」

2022-09-24 23:27:44
ヨコシマくん @QUIZcat

リンがもじもじと、何かを言いづらそうにしている。もごもごと口を動かしてようやく喋り始めた。 「その……発情期なんだ」 「はい?」 「発情期だよ! は、つ、じょ、う、き!」 「発情期。猫がよくニャンニャン鳴いてるあれ?」 「一年に数回あるんだ、地球人には無いのか?」

2022-09-24 23:28:04
ヨコシマくん @QUIZcat

「ない、っていうか人間は年中発情期だね」 「ラビノイドみてーだな……ともかく、ムラムラしてんだよ」 「はぁ」 「いつもはこんな早く来ないんだけど。多分安心できる環境に来たからってのと、アンタとヤっちまったから時期がズレた」 そんな、生理みたいなことあるのか。 「責任とれ」 「えっ」

2022-09-24 23:28:33
ヨコシマくん @QUIZcat

「オスの匂いプンプンさせやがって……このやろう。落ち着くまで静かに過ごしたかったのに! もう我慢ならねぇぞ!」 「えーと、つまり、セックスしたくてたまらない?」 「んがっ……そうストレートに言われると、恥ずかしいだろっ!」 「今まではいつもどうしてたのさ」

2022-09-24 23:28:55
ヨコシマくん @QUIZcat

リンはこの前まで処女だったのだ。処女は俺がうっかりもらってしまった。 「一人でしてたよ! シコシコと! ああもう! いいからとりあえず! 脱げ! な!」 まぁ、リンとは2回もしてしまったので今更だろう。

2022-09-24 23:29:21
ヨコシマくん @QUIZcat

アイリーからも『シャオリンちゃんにたくさん良いエッチを教えてあげてね!』と言われているので、許可は出ているようものだ。俺はおとなしく服を脱ぐことにした。 「さぁ、どっからでもこい! ばっちこーい!」 「色気ないなあ」

2022-09-24 23:29:43
ヨコシマくん @QUIZcat

全裸になったリンは大の字に寝っ転がって俺を待ち受けている。服が汚らしく散らばっている。 「早くちんこ突っ込め!」 「まずは、前戯からね」 俺は、リンに優しくキスをした。頭を撫でてやる。耳の裏、顎周り、猫の気持ち良い部分を指でくすぐる。 「ゴロゴロ……グルグル……」

2022-09-24 23:30:07
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