- toshi3636_1
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私の著書「脳を活かす勉強法」の中で紹介していて、今朝も関連動画をツイートした「タイムプレッシャー法」は簡単なようで奥が深く、勉強法の一丁目一番地と言ってもよい存在だと思う。
2022-09-29 06:20:06タイムプレッシャー法のいちばんのポイントは、時間制限をもうけることで難易度を調整できること。脳の報酬系であるドーパミン系は、典型的には成功率が50%程度の難易度がいちばん活性化するが、どんな問題でも制限時間を通して調整することができる。
2022-09-29 06:21:03たとえば、プリントに制限時間20分と書いてあっても、自分で見て、メタ認知して、これなら10分でやってみようと始めて、全力でやって終わる確率が50%程度に調整することで最大の効果を発揮できるのである。
2022-09-29 06:21:52つまり、タイムプレッシャー法を実施するには、自分がある課題についてどれくらいの能力を持っているか、また、その課題の難易度がどれくらいかということについてのメタ認知が必要であり、最初はメタ認知できなくても徐々にできるようになっていけば良い。
2022-09-29 06:22:53タイムプレッシャー法は、また、課題の多様性にも資する。一つの課題をだらだらやっているのではなく、さっと終わらせることで他の課題をやったり、あるいは休息したり遊んだりすることもできる。一つひとつの課題を効率よくこなすことで経験が多様になるのだ。
2022-09-29 06:23:54タイムプレッシャー法はまた、フローやゾーンの状態もうながす。時間制限をしているとせせこましい気がするが話は逆で、時間の感覚を忘れ、我を忘れる黄金の集中をうながすことができるのである。
2022-09-29 06:24:56最後に、タイムプレッシャー法は、苦手意識のある課題にとりくむ際のきっかけになる。苦手なことでも、「10分集中して、10分経ったらやめていい」と自分に言い聞かせて始めれば良い。以上ごく一部であるが、奥深いタイムプレシャー法の効用を紹介した。受験生がんばれ。
2022-09-29 06:26:03