食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために:LB2045カスタマイズ編

先日作ったまとめ「食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために」http://togetter.com/li/190400 の続編2として、ベルトールドジャパン社のγ線スペクトロメーターLB2045に的を絞ったまとめを作ってみました。この機種は簡易型測定装置のベクレルモニターLB200と違ってγ線スペクトル測定により放射性物質の種類を区別して測定でき、バックグラウンド誤差もLB200よりずっと小さいのですが、食品中の天然放射性物質である放射続きを読む先日作ったまとめ「食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために」http://togetter.com/li/190400 の続編2として、ベルトールドジャパン社のγ線スペクトロメーターLB2045に的を絞ったまとめを作ってみました。この機種は簡易型測定装置のベクレルモニターLB200と違ってγ線スペクトル測定により放射性物質の種類を区別して測定でき、バックグラウンド誤差もLB200よりずっと小さいのですが、食品中の天然放射性物質である放射性カリウム(K-40)の影響を差し引くには一工夫必要です。 第1部は話の出発点がわかるよう、前回のまとめからLB200とLB2045の比較レビューを再録しました。第2部以降でK-40の影響を差し引く方法を考えます。やや専門的な内容ですが、LB2045を使用中または導入を検討中の方はぜひご一読下さい。 最終的に、K-40の影響を差し引く方法をマニュアルに盛り込むことと、半減期に従った減衰の影響を正しく反映しCs-134とCs-137を正確に測定するための換算係数の毎月更新を@hayano 先生がメーカーに申し入れて下さり、近日対応予定となりました。 申し入れ後1週間経ってもメーカー側の対応が予想外に遅れている状況を追加しました。 10月21日、半減期に従った減衰の影響を正しく反映しCs-134とCs-137を正確に測定するための換算係数の算出法を、いわき市の水族館がブログ記事で紹介していましたので、まとめに追加しました。 11月に入り、メーカー対応が動き出したとの情報をいただきましたのでまとめに追加しました。LB2045ユーザーの方で、改訂版マニュアルと追加配布ソフトが届かない場合は一度製造元(http://bit.ly/sVwmNz )にお問い合わせを。 12月に入り、宮城県栗原市の給食センターが改訂版マニュアルの存在を知らないまま、設定変更なしでジャガイモを測定してK40を放射性セシウムと誤検出していたことが@kaztusda さんの現地調査により明らかになりましたので、いきさつを追加しました。 2月中旬、かねてから問題になっていた誤差表示の問題点を修正するファームウェアアップデートが公開されましたので、いきさつを追加しました。ファームウェアアップデート導入以前の測定値は、誤差表示が正しくないことを頭において読む必要があります。 新ファームウェアでは誤差表示が修正されたことに加え、「MDA(Minimum Detectable Activity)=誤差σの3.3倍」という量が追加表示されるようになりましたので、装置の画面表示を見れば新ファームウェアに切り替え済みかどうかはひと目でわかります。
セシウム 放射線計測 放射線測定 食品 カリウム40 γ線スペクトル
parasite2006 20655view 33コメント
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