イミグレ役人の恵比寿顔、閻魔顔

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Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

私は院生の頃、アメリカに入国しようとするたびに「お前は米国に彼氏を探しにきたのか」「男を探して結婚するつもりだろう」と入国審査官に絡まれて、本当に辟易したものだった。「は?そんなもん探すわけないわ」とゲジゲジを見るような目で審査官を見ながら答えるというのが毎回のやりとりだった。

2022-10-26 19:16:02
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

大学教員になってからも、在外研究中に欧州から米国に戻ろうとした時には研究者だと信じてもらえず「本当に研究者なら最近の研究について詳しく説明しろ」と言われて、係員に向かって5分以上にわたってサイバネティクスと人工知能の関係の歴史的側面について語ったことがある。

2022-10-26 19:20:33
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

これが、フルブライトのJ1ビザを持っていた時だけは本当に対応がフレンドリーで「Fulbright scholar!! 賢いんだねえ!」みたいなことを笑顔で言われ、あまりの違いに慄いて「え、あ、いやまあ…」みたいな変な反応しか出来なかった。

2022-10-26 19:24:48
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

研究者だと思ってもらえなかった話に類するエピソードだが、米国で在外研究していた頃、懇親会か何かで向こうのD1と話していた時に「それで、君はこれから大学院受けるの?😃」と訊かれて「いえ、客員准教授なんです」と答えたら、その院生さんが絶句してしまったことがあった。ちょっと可哀想だった。

2022-10-27 09:54:07
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

ともあれ、外見でポジションをおしはかるのは危険である。私はアジア系で女性で若く見えがちな上にジャケットも着ていなかったので、どこから見ても院生だったのだろう。ちなみに本務校でも最初の五年はしばしば院生に間違われていたので、アメリカに限った話でもない。

2022-10-27 09:58:22
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

いずれにせよ、個人的にはこのまま貫禄のない研究者でいたいものだという気持ちがある。

2022-10-27 10:05:21
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

この体験は2000年代(主にその前半)の出来事で、具体的にはシアトルやシカゴの空港での入国時に経験しました。 ちなみに私は合計2年強ほどミネソタに住んでいたことがありますが、ミネソタでそういった経験をしたことは一度もありませんでした。 twitter.com/takuramix/stat…

2022-10-28 06:20:19
タクラミックス @takuramix

90年代のNYでは、そういう不快な経験をしたと語る日本人女性に会った事はなかったが、しかし、州によってはあり得る話だ。米国は州によって物凄い違いがある。ミネソタ州あたりだと、こういう酷い話が出てきても不自然とは思わない。あとなぁ…トランプが大統領になれる国に変貌もしたからなぁ。 twitter.com/MaiSugimoto4/s…

2022-10-28 05:42:40
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

ミネソタでは、リベラル層の友人も、ミネソタ生まれミネソタ育ちの宗教保守の友人もたくさんいたが、そういった不快な思いをするような経験は本当にまったく無かった。第2の故郷と言っていいくらい大好きなミネソタの名誉のために、そのことは強調しておきたい。

2022-10-28 06:24:44
Mai Sugimoto @MaiSugimoto4

もう5年もミネソタに行っていない。ミネソタに遊びに行きたい(研究しに行くのでも良い)。

2022-10-28 06:35:01