日本とアジアの間では、近代以降の戦時に、様々な問題が起こりました。戦時中とはいえ、やってはならないこと、あってはならないこと、様々な問題が起きたでしょう。しかし、その問題の捉え方には、大きな差があります。
2011-10-05 01:59:37ある学者は、想像を絶するひどいことが起こったと言います。しかしある学者は、それとは真逆に、言われるほどひどいものではなかったのだといいます。学会を開けばいつも、最後はけんか別れになってしまいます。それも、何度開いても。
2011-10-05 01:59:49「事実判断」は歴史上そんな事実があった、ということを認めることなので、そこまで話合いはたどり着きます。しかし、「価値判断」は、その事実や100、200ある証拠の断片から、それぞれの学者が選んだものを元にして展開されます。
2011-10-05 02:00:18これが、国という単位になったらどうでしょうか。様々な利益や思惑が絡み、それぞれの国がそれぞれの主張にあう証拠を、100ある情報のうち、10でも20でも自国の利益になるもののみを集め、それをもとに自らの論を振りかざすわけです。
2011-10-05 02:00:47さて、国同士の議論ではこういうことになってしまいました。でも、僕たち個人でなら違うはずです。黒でなければ白、そんなことを言う必要もありません。冷静に「事実のかけら」を見つめられるはずです。
2011-10-05 02:01:05「真実」はどうであったかは自分にはわからないが、こうこうこういう「事実」はある。その先には二つの国の間でこういう意見と、こういう意見があるが、自分はこうではないかと考える。こうやって、相手の言い分を無視したり、自分の意見だけを通そうとするのではなく、問題に向き合う。
2011-10-05 02:01:24アジアの国の人が問題に関心があり、知っているのに、日本人が知らなくていいはずがない。過去に起こしたことを、戦争を経験していない今の世代も考えることが、必要なんだと思います。
2011-10-05 02:01:44完全なる客観は存在しませんから、冷静なる主観、でしょうか。自分の先入観、情報源の意図、自分の置かれた立場にも影響されないということ。 実行は難しいことですが、しかし、意識すれば、変化はあるのだと思います。
2011-10-05 02:02:09「価値判断」と「事実判断」をきっちりと分けて物事を考え、自分の立場の情報も一度は疑い、相手の立場の意見も参考にする。与えられた情報を考え、疑い、そして初めて自分の意見とする。
2011-10-05 02:02:29そして、アジアにおける日本の戦争責任とは、戦争を経験していない世代も、前の世代から受け継いだ話を忘れず、一人ひとりが考えること。これが今回のチャットのまとめでした。
2011-10-05 02:02:39以上です。同時進行(先行)でツイッターにまとめを書いてくれたアルルさん(@_alulu)にも感謝です。まとめには一部彼の言葉を引用しました。
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