QGIS上で衛星画像への「ピン刺し」と「書き込み」 ①オブジェクトマーキング作業編:ピン刺し、CSV出力
- yulii_smirnoff
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Sentinel-1,2やLandsat-8,9で見たウクライナ情勢について呟いていきたいと思います。
昨日のクリミア・サキ航空基地です。QGISを使った、こんな感じのオブジェクトマーキング方法について、今日、明日で解説して行きたいと思います。 pic.twitter.com/qVYsm7s0kC
2022-11-13 01:47:07それでは解説して行きます。こんな感じで、位置をマークしたい画像を開いた状態からスタート。「新規シェープファイルレイヤ」をクリック。 pic.twitter.com/Oe7e6YpLbC
2022-11-13 13:05:01まずは、ここをこんな風にセット。座標系はEPSG:4326のWGS84にしておきましょう。文字コードはUTF-8で。これもスタンダードな形式です。今回は気になる点にピンを差していくイメージなので、ジオメトリ型は点(point)を選びましょう。ファイル名と保存先はお好みで。 pic.twitter.com/xiwdnpfzyG
2022-11-13 13:14:07次はここを設定します。これこそがGISソフトの最大の強みの1つなののですが、今から作ろうとしているポイントデータを含む各種ベクタデータは、表計算ソフトで作るような表形式のデータと紐付けることが可能です。1行がどこかの1地点とすると、列部分に何列でも情報を付け加えられてしまうのです。 pic.twitter.com/5HB3EyPkcf
2022-11-13 13:26:51百聞は一見に如かずですね。まぁ、やっていきましょう。かと言って、あんまり何列も情報を入れるのはスマートじゃありませんので、今回は必要最小限で行きます。1列目にはデフォルトでid(通し番号)が入っているので、2列目にobject(地物)、3列目にnote(備考)だけ入れる形式で行きます。
2022-11-13 13:31:18では、2列目にobject(地物)を入れましょう。ここをこんな風に設定。表のセルの中に入るのはテキスト情報なので、型はテキスト(string)、そんなに長ったらしい文章は入れないので、長さはデフォルトの80で行きましょう。入力が終わったら、「フィールドリストに追加」をクリック。 pic.twitter.com/cj6Uj9g4vP
2022-11-13 13:37:12入りました。続いて、3列目にnote(備考)を入れましょう。方法はさっきと同じです。「名前」のところだけ「note」にして、「フィールドリストに追加」をクリック。 pic.twitter.com/rpvGD2FlvS
2022-11-13 13:40:04これでポイントデータと紐付ける表の設定は終わりました。右下のOKをクリックして、このウィンドウを閉じましょう。 pic.twitter.com/6qV8ZLiPkU
2022-11-13 13:43:05ここに新たにデータが生成されました。ただ、現状、「箱」が作られたに過ぎず、中には何も入っていない状態です。ここからは気になるポイントにマーカーを置いて、自分で内容を充実させて行かねばなりません。その方法について、ここから解説して行きます。 pic.twitter.com/XVO615D8RT
2022-11-13 13:49:51これからデータを編集しなくてはいけない訳ですが、データにはロックが掛かった状態なので、まずはそのロックを外します。「レイヤ」の中でポイントデータを選択した状態で、画面左上、「編集モード切替」をクリック。 pic.twitter.com/qwaiHv6ngJ
2022-11-13 13:56:30ロックが外れました。こんな画面になります。これで編集が可能となりました。今からマーカーを置いていきます。 pic.twitter.com/sQMASO9aYL
2022-11-13 13:58:05何はともあれ、まずは気になる場所にズームイン。舞台は昨日のクリミア半島、サキ航空基地。基地の真ん中によく分からないものが作られています。 pic.twitter.com/Peqxwdpgrt
2022-11-13 14:01:08ここをマーカーしましょう。画面左上、「点地物を追加する」をクリック。するとマウスカーソルが照準器のようなものに変化します。 pic.twitter.com/IikbQ1hLde
2022-11-13 14:08:34その状態で気になる地点をクリック。最初に設定した通りの情報の入力を求められるので、記入しましょう。idの部分はInteger(整数形式)のデータしか受け付けない設定になっていた筈ですので、注意が必要です。 pic.twitter.com/RSIMh4yp5e
2022-11-13 14:11:40入力内容は、まぁこんな感じで良いんじゃないですかね(適当) pic.twitter.com/s1wYtBWYUh
2022-11-13 14:25:28OKを押すとポイントデータが作成されます。こんな感じで気になる点をどんどんマークしていきましょう。あと何点かマーキングします。 pic.twitter.com/kOKjw4zFUQ
2022-11-13 14:27:30この辺のバンカーにしときますか。さっきと同じ要領です。気になる地点をクリック。 pic.twitter.com/BBcP2Uhtyr
2022-11-13 14:31:50他にもバンカーはいっぱいあるので、備考は区別のために使うとします。これは「バンカーA」ということで。 pic.twitter.com/uaO7zhVA0a
2022-11-13 14:34:16できました。この調子で左隣のを「バンカーB」、上のを「バンカーC」とマークします。 pic.twitter.com/XWRJ3dEK3n
2022-11-13 14:35:57できました。この辺りで一旦止めにして、きちんとデータが入力されているか表形式で確認してみましょう。 pic.twitter.com/NA4EeGbkFG
2022-11-13 14:40:24ここ。データ名を右クリックして、「属性テーブルを開く」を選択。 pic.twitter.com/lISMxYaQ5t
2022-11-13 14:45:23左端の数字の部分をクリックすると、その行が選択され、(少し分かりにくいですが)対応するポイントがGIS上で黄色く表示されます。どれが何か分からなくなってしまったら、この機能を使って確認しましょう。 pic.twitter.com/Ld1btFvyNh
2022-11-13 14:50:21