22.11.14〜11.15ツイートまとめ

Weak Zetton @zetton_zetton

ま、あと、宮台真司は人文系に限られません。 理系の私が言うんだから （なので多くの宮台先生の弟子とか、フォロワーとは私はとっても齟齬を感じているので。あーみんな文系だな〜って。小学校の国語の時間の感想文の発表の時の気持ちを思い出します（通じね〜） けど宮台先生自体は

Weak Zetton @zetton_zetton

そういう日本の伝統的な「文系」じゃないんで、私はその理系な面からみているというか、それがあるので接点がもてると思っているので。ああ、やっぱりそういう説明するか、そーか、みたいなそういう「すらっとくる」感じ。なんていったらいいのかな〜 そもそも私がクラシック音楽にのめり込んだのは

Weak Zetton @zetton_zetton

とか。あとモーツァルトの重唱とかきいてると、なんか、procedure callとかthreadとか、そんなのがうまく動かせた（書けた）時の感覚があるので。ベートーヴェンの交響曲は、ああ、これくらいかっちり構造化して書きたいですねえ、みたいな また脱線してさっぱり意味不明になったのでここで終わり

宮台真司 @miyadai

科学哲学者として名高い戸田山和久の思考を紹介する。数理や計量を用いても社会科学には自然科学と異なる顕著な特徴がある。双方共通して模型(モデル)を作って提示して他者がそれを検証する。模型だから視座に依存するのも同じ。問題は何の模型か。自然科学は｢自然現象｣についての模型。社会科学は？ twitter.com/zetton_zetton/…

宮台真司 @miyadai

社会科学の模型は、人の心の中に作られ日々のコミュニケーションを支える(か否かで絶えず検証される)社会の模型・についての模型、つまり模型の模型。正確には心理システムと社会システム各々の内部表現──個々の内部表現は心理システムの内部表現でも社会システムの内部表現でもある──に関する模型 twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

社会科学においては、計量不能な概念的モデルだけでなく、数理モデルや計量を傍証とする概念モデルであれ、現に生きられる心理システム･社会システムの意味論(命題･概念複合体)という事実性を外部基準とする。だからそこで｢正解｣とされるものは、どんなに衝撃を与えるものでも、納得解なのだとする twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

だが自然現象を説明する模型=自然科学は、社会現象を説明する模型=社会科学と本質は同じ。自然現象は｢人間であれば｣誰でも同じく体験できると予期可能。社会現象は｢日本人なら｣｢近代人なら｣体験できると予期可能性の範囲が低下。だから戸田山の｢自然科学は自然現象の模型｣という一次近似が有効 twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

この｢一次近似における自然科学と社会科学の違い｣が、｢二次近似における自然科学と社会科学の同一性｣と矛盾しないという認識は、人類学を学べば得られる。なお、自然科学に比した社会科学の文脈依存性ゆえに、｢社会現象は構築される｣という構築主義が80年代以降に頓馬な社会学者を席巻した。 twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

解像度を上げる。デカストロが言う通り初期定住は普遍的にアニミズム。万物から見られる体験をする=万物に見る力を措定。以降宮台仮説。なぜ普遍？　①この拡張身体性ゆえに採り過ぎず狩り過ぎないから=恣意的な法形成に依存しないから。②この身体性は長き遊動的狩猟生活となだらかに接続するから。 twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

何故なだからに接続？狩猟の構えは｢なりきりと帰還｣。鹿になりきり(=鹿が見るように世界を体験)、我に返って殺害（ウィラースレフ『ソウルハンターズ』服部文祥『狩猟サバイバル』)。そこに在る「多視座化による拡張身体性」が初期定住に持ち込まれ、動物のみならず植物や無生物にまで拡張されたのだ twitter.com/miyadai/status…

-課 長- @hontwa_bonjin

もしそうなら、つまり「多視座化による拡張身体性」が初期定住に持ち込まれ、動物のみならず植物や無生物にまで拡張された、というのなら、先史時代の狩猟民は植物や無生物に自分を見つめる「まなざし」を認めなかったことになります。そうなんですか？どうもしっくりきません。 twitter.com/miyadai/status…

-課 長- @hontwa_bonjin

これ、決してくだらない質問とは思えないんだよね。構築主義や相対主義みたいなものを超えてデ・カストロの多視座主義、シニフィアニズムみたいなものを立てたのは画期的だと思う。でも、なぜ宮台先生の説は初期定住時代を出発とするのか。遡れば遡るほどシニフィアンは拡大していくものじゃないのか？ twitter.com/hontwa_bonjin/…

-課 長- @hontwa_bonjin

想像するにハンターの感覚として動物だけに気を配っていたとはちょっと考えにくい気がします。彼は木にも石にもなれたはず。たとえば視界から消えた動物が何処へ行ったか探す場合、彼は植物や無生物の助けを借りなかっただろうか。途中で見かけた石の目を借りなかっただろうか。動物の目だけですか？

宮台真司 @miyadai

答えは、言語ゲームに対応する生活形式(ヴィトゲンシュタイン)。生活形式概念は唯物的前提を前景化。遊動民は狩猟を生業とし、狩場の争いで常時トランス(折口信夫)。定住民は狩場のバンド間闘争を停止、大規模な疑似血縁クラン(バンド集合)を農耕に必要な法共同体に設定。そこに展開したのがアニミズム twitter.com/hontwa_bonjin/…

宮台真司 @miyadai

デカストロが食人的アニミズムを見出したアマゾン先住民は遊動民ではない。半定住焼畑民。一時は大規模クラン化を経て文明化(文字行政での大規模定住化)。マヤ･アステカ等。遊動段階のなりきり(マタギ)は直接的生存戦略(さもないと獲れない)。定住段階のなりきり(アニミズム)は伝承と結合した世界観だ twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

定住民にはクラン毎に異なる世界設定がある。唯物的環境の差異に対応する疑似血縁(トーテミズム)や暦(時間的リズム)や神話だ。これが世界観。世界観は他との差異を前提とする。だが｢万物に見られる｣構えが全てに共通。唯物的に条件付けられた差異あるのみ。だからアニミズムは一つである(デカストロ) twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

補助線：動物にアニミズムはあるか。答え：ない。アニミズムは世界観だから。解説：貴殿が仰るマタギの視線配分と同じ視線配分は獲物にもある。獲物の視線配分へのなりきりを経て初めて獲れる。180万年前来の生存戦略。世界観は必要ない。動物になく人にあるのは我に返る営み（ウィラースレフ＆文祥） twitter.com/hontwa_bonjin/…

-課 長- @hontwa_bonjin

@miyadai 件の僕のリプはいささか浅はかでした。まったく宮台先生のおっしゃる通りです。

宮台真司 @miyadai

そうではなく正しい感覚。それに寄り添う。遊動段階の人間には「力」を巡る特殊な身体操縦があった。体に血や樹液を塗り皮膚を傷つけて「力を降ろす」。化粧の最古のルーツ。且つ、呪術の最古のルーツ。藁人形の如く因果関係を操縦するのではなく「力を降ろす」。僕が映画評で「縦の力」と呼ぶものです twitter.com/hontwa_bonjin/…

アヤッポサン @Rbwf1lNiCVwj4kY

@miyadai 美しい議論。こんな学び舎が欲しい。

宮台真司 @miyadai

補足１〜２に共通して「力の操縦から因果の操縦へ」の頽落がある。初期定住を中心に「ケ(気＝力)→ケガレ(気枯れ＝力の消失)→ハレ(晴れ＝充填)→以下同様」の循環があった(折口信夫)。かつて述べた｢performative(遂行)からconstative(記述)へ」という語用pragmaticsの頽落との、同型性に注意を促す。 twitter.com/miyadai/status…

宮台真司 @miyadai

補足１：動物の血や樹液や皮膚の傷付けで「力を降ろす」技法は、定住段階で始まった祝祭に導入された。今の化粧は「美しく見えるから」という因果操縦。 補足２：因果を操縦する呪術vs.力を降ろす呪術という対立は、因果を操縦する神(パリサイ派)vs.力を与える神(イエス)という対立に並行移動された。 twitter.com/miyadai/status…

2022-11-14 23:26:06

宮台真司 @miyadai

20年以上前の『サイファ』から述べて来た通り[力の操縦＝初期ギリシャ的]vs.[因果の操縦＝セム族的]という対立がある。それが[力の操縦＝イエス的]vs.[因果の操縦＝パリサイ派的]へと平行移動。イエスの語用は因果を記述するものではなく、直ちに力を降ろすもの。そこに注目したのがヨハネ福音書だった twitter.com/miyadai/status…

坂野 力也 @iidesunerinnsu

@miyadai @Shin27950104 僕はキリスト教系の幼稚園に通っていて、礼拝堂で遊んではいけないと言われていました。ある日、かくれんぼしていて礼拝堂に隠れていると、それを見つけた園長がじっと僕の目を見て「イエス様はいつも力也君を見てるよ。許してくれる。友達と楽しみなさい」と言いました。あのときの感覚が蘇ってきます

Aki @MiyadaiNametai

@miyadai @Shin27950104 やはり、面白い。私は生粋のニトラムで、ASD.ADHD特性強いがゆえにコミュニケーションもうまく取れず疎外感を感じてきました。常にヘレンに助けられてばかりです。高校生で仏教やキリスト教に触れ、難しい本も乱読しては、自分の生きがたい感情を説明する言葉を求め続けました。後に宮台氏に出会った

宮台真司 @miyadai

さらに[力の贈与＝フュージョン志向＝性愛の時空]vs.[因果の操縦＝コントロール志向＝社会の時空]という対立もある。だから性愛ワークショップは｢因果の操縦｣ではなく｢力の贈与｣にアクセスする為の、@Shin27950104 が言うphysicalityを涵養する実践として位置づけられる。ナンパ講座とは志が異なる twitter.com/miyadai/status…