柿の種に隠された常習性と肥満（ネタ）

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

柿の種とピーナツという組み合わせは悪魔的な発明で、一度ポリポリやりだすと止まらない常習性がある。政府がメタボをの検診義務化を進めるなら、柿ピーをドラッグとみなし、規制すべきだ。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

しかしあくまで規制対象は「柿ピー」であって、「柿の種」と「ピーナツ」自体に問題はない。その二つがある特定の比率で配合された時のみ「違法食品」となるのだ。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

そうなると、柿の種とピーナツを買ってきて、自宅で密かに混ぜて食べる「闇柿ピー」が跡を立たなくなる。そこでこうした非合法柿ピー所持者を探索・検挙するための、対柿ピー特殊部隊（俗称・柿ピースワット）が発足する。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

柿ピー部隊はの先遣は犬だ。センサーで臭覚を増強したサイボーグ犬で、一キロ先からでも柿ピー分子一個分の匂いを嗅ぎ付けることができる。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

闇柿ピー業者や武装柿ピー組織のアジトに、柿ピースワットが突入した場合、おおむね三分で制圧することができる。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

この日の逮捕者は24名、押収された柿ピーは7.5キロ、末端価格にして3億5千万円相当にのぼる量だった。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

「貴様らのせいで、どれだけ多くの人がデブになってると思うんだッ！」黙秘を続ける柿ピー業者に、取調官は思わず声を荒げたという。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

代々木公園には、麻薬を売るイラン人にとってかわり、闇柿ピーを売る韓国系、中国系の売人が暗躍するようになる。なぜ韓国や中国なのかというと、他の外国人には、柿とピーの配合の妙がわからないからだ。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

ロシア人がつくる柿ピーは配合がでたらめで、フィリピン人は柿を無視してしまう。ドイツ人は柿とピーを厳密に同量にしてしまい、アメリカ人はガロンで売りつけようとし、インド人はカレーにしてしまう。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

市民団体からも「柿ピー反対」の声が盛り上がり、各地でキャンペーンが展開される。スローガンはもちろん「ストップ・ザ・柿ピー」だ。

早川いくを（著作家・デザイナー） @phagetypet40

官民一体の撲滅運動でようやく柿ピー勢力も下火になってきたかに思えたが、今度はさらに常習性が高い「わさび風味柿ピー」が登場、燎原の火の如く列島に広まることになる。柿ピースワットに安息は、ない。（つづく）