- kankancank28207
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・査読に耐えうる隙のなさを目指すため、論文における手法の現時点での適応限界を見定める →考えていた問題が自分の中で一応の決着を見ることになり、その問題が占有していた思考スペースが解放される 逆に、これらの副次効果が薄れるような狭い範囲で論文を書き続けると勉強が減速するように思う。
2022-11-15 23:44:12数学の理論を「使いこなす」という時には、 ・「理解」…定理の証明まで緻密に追い、理論内部の論理構造を正確に把握している ・「習熟」…その理論の特性や、外部への応用、強みや弱みなどを幅広く把握している の2つの側面があるように感じる。 前者には精読が必要で、後者にはサーベイが必要。
2022-11-12 00:18:39数学科では、主に「理解・精読」についてゼミなどで厳しく指導するが、「習熟・サーベイ」についてはわりと本人任せな気がする。 習熟度は問題の発見能力や解決能力に直結するので、「理論を理解したのに論文が書けない」という人は、関連分野のサーベイが不足しているのかもしれない。
2022-11-12 00:18:40一方で、「理解」と「習熟」は共同研究においては役割分担できる側面もある。「習熟」に長ける人は適切な問題設定や解決策を見い出すことができ、「理解」に長ける人はその策を実行する上での問題点を洗い出すことができる。 この分担がうまくいくと、できる研究のスケールが大きく変わってくる。
2022-11-12 00:18:40また、「習熟」については文字通り研究を重ねて勝手に熟す部分もあり、その意味でも打ち込む事が必須の「理解」を研究の早期に重視するのは正解なのかもしれない。 ただ、現実には早く業績獲得しないと生き延びれないという問題もあるので、サーベイを侮ってはいけない。
2022-11-12 00:18:40習熟度を上げる方法としてサーベイと並んで大切なのが「演習」だと思う。 特に、 ・勉強していて浮かんできた小さな疑問をきちんと命題化する ・条件を付けるなどして難易度を調整しながら、部分的にでも真偽を明らかにする という「問題を作って解く」ことを習慣化すると、習熟度はメキメキ上がる。 twitter.com/Lucien0308/sta…
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