1.※(私のコメントは※を入れます) 日経第74回 健康セミナー21 今、増え続ける潰瘍性大腸炎。 ~日本の治療はどこまで進化しているのか?~ #潰瘍性大腸炎
2011-10-10 11:06:522. ●主催 日経新聞、後援 厚生労働省、協賛 田辺三菱製薬株式会社 ※田辺三菱製薬はご存知レミケードを日本で売ってる会社です 1.「潰瘍性大腸炎の克服に向けた『厚生労働省難病研究班』の取り組み」 医科歯科大 渡辺守 氏 #潰瘍性大腸炎
2011-10-10 11:07:09#潰瘍性大腸炎 3. 2.「進歩し続ける潰瘍性大腸炎治療 =過去・現在・そして未来へ」慶応大 日比紀文 氏 3.「専門施設としての潰瘍性大腸炎治療の実際」インフュージョンクリニック院長 伊藤裕章 氏
2011-10-10 11:07:31#潰瘍性大腸炎 4. 4.「最新の潰瘍性大腸炎治療における看護師としての取り組み」インフュージョンクリニック看護師 阪上佳誉子 氏
2011-10-10 11:07:50#潰瘍性大腸炎 5. 5.「詳しく教えて・潰瘍性大腸炎治療における最新治療」 インフュージョンクリニック院長 伊藤裕章 氏 インフュージョンクリニック看護師 阪上佳誉子 氏 (コーディネータ)アナウンサー 好本惠 氏
2011-10-10 11:08:03#潰瘍性大腸炎 6. ★★1.「潰瘍性大腸炎の克服に向けた『厚生労働省難病研究班』の取り組み」 医科歯科大 渡辺守 氏 ●自己紹介・厚生労働省難病研究班についての紹介 UC・CDの調査研究は30年継続している一番古い研究班であり、参加人数・患者数もトップクラスである
2011-10-10 11:08:27#潰瘍性大腸炎 7. (2008年度でUC 112,095名、CD 30,563名の患者が登録されている) 研究会では熱心に議論しており、日本の専門医は殆ど参加していて診断・ガイドラインの策定を行っている
2011-10-10 11:08:51#潰瘍性大腸炎 8. 昨今は原因・治療の調査だけでなく、患者のQOLを上げる事や広報活動・就労支援にも力をいれており、公開講座等を行っている また、全国どこでも同じレベルの治療が受けられるような医師への広報活動にも力を入れている
2011-10-10 11:09:13#潰瘍性大腸炎 9. ●病気の紹介 UCは重大な病気に思えるが、他の慢性疾患である糖尿病やぜんそくも同じで、治らない病気ではあるが症状を出さなくすることはできる。 希望を持ってほしい ※とは言っても、難病指定されると保険入れなかったりと慢性疾患とは扱いが違うと思うけど
2011-10-10 11:09:31#潰瘍性大腸炎 10. 寛解状態の維持も70%近くの人が保てており、研究成果が治療にすぐに繋がっている病気 今後も新しい治療法が確立され、近い将来には完治できると信じている 寿命にも殆ど影響がない
2011-10-10 11:09:47#潰瘍性大腸炎 11. 日本では患者数は増えているが、重症者は減っており、軽症者が増えている ※絶対数か割合かは確認もれました、多分絶対数で減っていると思われる
2011-10-10 11:10:08#潰瘍性大腸炎 12. 軽症者はほぼ健常者と同じ生活ができ、かつ軽症は維持しやすい 軽症患者が1年後に悪化するのは1割程度、重症患者が1年後に重症状態のままなのは3割程度
2011-10-10 11:10:18#潰瘍性大腸炎 13. ●ここ数年の治療 ここ三年で診断力や治療法の改良など飛躍的に行われた ※具体的に何が、というのは判りませんでした また、治療レベルの均一化も図れている
2011-10-10 11:10:34#潰瘍性大腸炎 14. ●基礎研究 免疫系が怪しいということでの調査も実施されている 大腸の上皮の培養等もできるようになっており、今後はさらに研究が進められると考えている 研究が治療に結びついてきた病気なので、研究が進めばよい治療方法ができると考えている
2011-10-10 11:10:46#潰瘍性大腸炎 15. ★★2.「進歩し続ける潰瘍性大腸炎治療 =過去・現在・そして未来へ」慶応大 日比紀文 氏 ●先生の紹介(By渡辺氏) 元総理の某氏の主治医 ※名前あげられてましたが、一応伏せます 世界の研究を日本に、日本の研究を世界に受発信してきた素晴らしい先生!
2011-10-10 11:11:37#潰瘍性大腸炎 16. ●UCについて 日本では1970年代から研究が開始された 正しく理解して治療すれば殆どよくなる ※寛解維持し易いという意味だと 大腸は大体1m位だが、直腸から炎症が始まる 下痢・血便・粘血便が慢性的に出る 大腸の病変自体は浅い ※CDと比較して?
2011-10-10 11:12:13#潰瘍性大腸炎 17. 研究開始の1973年(特定疾患認定)は診断・治療は明確ではなかった 日本では1928年に初の報告があった
2011-10-10 11:12:28#潰瘍性大腸炎 18. ●UCのメカニズム 遺伝・腸内細菌・環境因子が複雑に絡まり免疫異常が発生し、粘膜が攻撃されて炎症が発生する 炎症自体を改善するのがサラゾスルファピリジン、5-ASA 免疫異常を抑制するのがステロイド
2011-10-10 11:12:44#潰瘍性大腸炎 20. 正確な診断 →状態把握 →適切な治療 →寛解導入 →寛解維持 というサイクルを作ることが重要
2011-10-10 11:13:05#潰瘍性大腸炎 21. ●UCの治療 治療法 |寛解導入|寛解維持| -------+----+----+ 5-ASA | ○ | ○ | ステロイド | ◎ | × | イムラン | ○ | ○ | 白血球除去 | ◎ | △ |
2011-10-10 11:13:27#潰瘍性大腸炎 22. シクロスポリン| ◎ | × | タクロリムス| ◎ | △ | レミケード | ◎ | ○ | 手術適応 | ◎ | ◎ |
2011-10-10 11:13:43#潰瘍性大腸炎 23. ●寛解導入:5-ASA 幾つかあるが、効くのは5-ASA部分 ・サラゾスルファピリジン →大腸菌により5-ASAが放出される 大腸でスルファピリジンと5-ASAに分かれる、スルファピリジンは副作用あり
2011-10-10 11:13:58#潰瘍性大腸炎 24. ・ペンタサ →小腸・大腸で満遍なくきく ・アサコール →大腸のPH7で溶ける ※ペンタサよりもサラゾが効き易い人、アサコールが溶けない人がいるのでどれかに絞れないと思われる 局所製剤としてペン注・メサラジンの座剤がある
2011-10-10 11:14:17#潰瘍性大腸炎 25. ●寛解導入:白血球除去 GCAPは顆粒球の除去 LCAPはリンパ球の除去 週1~2回、1時間くらい ※最初はワーファリンを飲むのでやるなら初回は入院が必要、と私は主治医に言われました(やったことはない)
2011-10-10 11:14:32