戦車砲の反動と慣性質量の影響。
@pk510bis ところで著書よみますたお。 んで、砲の緒元の項の話で、『不平衡モーメント』については、揺動モーメント(これも正式な訳語じゃないけれど)のことだお。つまり車体重心に対する平衡の否定、みたいな意で、
2011-10-10 19:13:58@pk510bis 砲の反動軸、つまりエネルギのベクトルと重心の離隔で起こるプラットホーム重心へ働きかける角トルクの値だお。 この表の場合、恐らくはレオパルド2A4相当のプラットホームに各種砲を搭載した際に発砲の瞬間その重心に掛かるトルクを記載してあると思われ。
2011-10-10 19:16:01@pk510bis 単位であるNmに関しては、ウィキででも調べられるよ。 実際の所、戦闘パッケージであるMBTにとっては反動の多寡そのものよりもむしろこの発射で生じる角トルクが重要でね。
2011-10-10 19:18:40@pk510bis というのも、一般的な意味での『反動=リコイル』ってのはこっちの『角トルクで生じる照準の乱れ』を表すよね。後座衝力じゃ無く。
2011-10-10 19:19:33@pk510bis という事で、MBTの戦闘質量にこの角トルクを与えた時の動揺速度を算出する式を造って各数値を代入すると、どれだけの速度でレチクルがジャンプするかわかるよ。
2011-10-10 19:22:11@pk510bis んで、これを抑えるのにはその角速度をFCSで抑え込む必要があるんだけど、FCSの角速度制御性能って調べればわかるよね。 つまり、理論上の静止目標に対する再照準の速度が分かる数字なんだよ。
2011-10-10 19:23:03@pk510bis そんで、『射角が取れる重量』については『エレベーションを取る事が可能な質量』つまり、『実質的な砲システムの慣性質量』だね。
2011-10-10 19:24:47@pk510bis もちろん、これは砲塔及びそのシェル、タレットリング・ギアを含まないよ。砲耳軸で保持される『アジマス可動軸上に存在する質量』だから。何故なら、砲システムそのものはそこまでだから。 防盾とか砲塔を除く、『火器としての質量』ね。
2011-10-10 19:26:47@pk510bis これと防盾ボルトオン装甲を足した数字を砲駆動装置アクチュエータの特にエレベーション・アクチュエータの最大トルクと照らし合わせた上でさっきのFCS性能とあわせると、白紙的な照準速度の理論値が出る。
2011-10-10 19:28:28