9「DAISY」河村 宏さんの呟きのまとめ(〜20111112)

(河村 宏さん)@hkawa33 Tokyo DAISYコンソーシアム(スイスに法人格を持つ国際非営利法人)会長。ユニバーサルデザインを促進するオープンスタンダードの開発と普及を通じて出版と図書館がすべての人による知識共有を実現することを夢見ています。 http://www.daisy.org (英語) http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/index.html (日本語)
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河村 宏 @hkawa33

(補足)DAISY図書をPipeline2の"daisy202-to-epub3"でEPUB3に変換するとデフォルトが"compatibility-option=true"なのでNCXが生成され、まだEPUB3に対応していないはずのEasyReaderで読み上げることができる。

2011-10-09 01:19:26
河村 宏 @hkawa33

@tudoijp EPUB3は規格としてはDAISYが開発したアクセシビリティ技術が、テキストや数式の他に、目次・副音声解説・点字字幕がついたビデオもカバーします。手話ビデオ付き出版も可能です。問題は出版者や国会図書館がこれを活かすかどうかです。 #epub_egls #DiTT

2011-10-09 01:28:28
河村 宏 @hkawa33

(続き) @tudoijp DAISYコンソーシアムは規格を開発しそれを製品にするとどんなことができるのかを示す無償のオープンソースの基本ツールを作って、国や企業やNPOに、その規格とモジュールを活かして製品とコンテンツを作るように呼びかけます。 #epub_egls #DiTT

2011-10-09 01:35:30
河村 宏 @hkawa33

@tudoijp EPUB3は、4種類(音、音の無い画面表示、音+画面表示、ビデオ付き画面表示)の出版物をアクセシビリティを保障しながら作れます。利用者のニーズにより、音(TTS含む)、静止画面、動画、点字ディスプレイ、スイッチ、ボイスコマンド等に対応するプレイヤーを選びます。

2011-10-09 01:55:48
河村 宏 @hkawa33

原発も発達障害も毎日心身がボロボロになっていこうとしている子供たちへの具体的な支援が最優先。福島起源の放射線の疫学調査やエビデンス・データ収集に従事する研究者は、自分の知見と研究費を活用して目の前で日々壊れて行く子供たちを全力で支えながら「研究」を進めることを考えるべきだ。

2011-10-09 02:08:47
河村 宏 @hkawa33

@tudoijp 日本語のマルチメディアDAISY(2.02規格)図書をPipeline2でEPUB3にコンバートして、EPUB3も読めるiPhoneアプリのbREADERに送って表示はできましたが、VoiceOverをONにしてもタイトルを読むだけで本文は読みませんでした。

2011-10-09 02:48:34
河村 宏 @hkawa33

いくつかの障害分野では障害者本人の意見が表明され、言葉の上では参加が当たり前になってきているが、障害者の基本的人権に法的な根拠を与える国連障害者権利条約の批准は先送りされている。超高齢社会に突入し震災の復興とエネルギー政策・まちづくり・知的基盤の再編成の今こそ早期批准が必要。

2011-10-09 03:07:21
河村 宏 @hkawa33

浦河べてるの家で実際に使った津波避難マニュアルをDAISY Pipeline2でEPUB3に変換し、iPhoneのbREADERで文章部分の縦・横書を共に確認した。bREADERはMedia Overlayをサポートしていないらしく、オリジナル音声は聞けなかった。 #DiTT

2011-10-09 13:33:48
河村 宏 @hkawa33

ECRR2010年勧告は本来市販出版物だが、日本の原発事故被害者救援のためにPDF版が無償公開され、有志による日本語訳もPDF版が無償でダウンロードできる。それに対してICRP2007年勧告日本語版は、3675円で市販される紙の出版物があるだけのようだ。被害者救援姿勢の差か?

2011-10-10 03:42:10
河村 宏 @hkawa33

大震災の折にIPAやNLM等の外国の国際出版団体や専門図書館と共に日本の一部の著者や出版者が被災者救援に役立ちそうな文献のオンラインアクセスを無償で公開した。著作権が著作物の円滑な利用を目的とするならば、災害ですべての情報を失った被災地へのオンライン情報支援は大変効果がある。

2011-10-10 12:49:27
河村 宏 @hkawa33

承前)被災者と支援者が必死で情報を求める時に、流通もままならない被災地の人々にも紙の本を買えと言わんばかりの出版社もあるようだ。万一権利者がその程度にしか出版の公益性を意識していないのであれば、フェアユース規定を設けて著作権を制限しなければ必要な緊急災害時の情報提供が阻害される。

2011-10-10 13:08:31
河村 宏 @hkawa33

承前)ICRP2007年勧告は、政府が合意形成のための根拠資料として再三引用するが、日本語でその全文にアクセスするには3675円で売られている紙の報告書を買うか図書館から借りなければならない。内外から救援のための情報のオンライン提供が行われている時に政府と出版者のこの対応は不可解

2011-10-10 13:14:40
河村 宏 @hkawa33

承前)ICRP2007報告書はECRR2010勧告等と併せ読んで国民的な合意を形成するための基本文献の一つ。専門的ではあってもこのような合意形成の基本になる文献は、政府が自らの責任で翻訳して直ちに国会図書館等のオンラインサービスですべての関係者がアクセスできるようにすべきもの。

2011-10-10 13:27:24
河村 宏 @hkawa33

リハ協のDAISYファクトリー(http://t.co/OeB8y5DM)「盲導犬の健康管理」をダウンロードしPipeline2でEPUB3にコンバートしてAdobe Digital Editionsで表示。目次が表示されないが他は問題なさそう。 #epub_egls #DiTT

2011-10-10 15:00:40
河村 宏 @hkawa33

Adobe Digital EditionsにはAdobe Readerにある「読み上げ」機能が見当たらない。スクリーンリーダーがあればEPUBも読めそう。Media Overlayへの対応と「読み上げ」機能内蔵を望むが、その時はDAISY2と3のサポートも難しくないだろう。

2011-10-10 15:12:21
河村 宏 @hkawa33

EPUB3もDAISY4AIも既にあるコンテンツの継承と将来の技術革新の途を開いておくこととをどう両立させるかが重大問題。電子出版という短期のビジネスモデルだけではカバーできない公益的な性格も持つ活動を国際的に左右する標準化だからこそ理念が大切。 #epub_egls #DiTT

2011-10-10 15:26:03
河村 宏 @hkawa33

国会図書館の「納本される出版物とその納入率」 http://t.co/V8yIsFG8 によると、納入率は、国の機関の市販資料で90%、非市販資料は46%、地方自治体出版物は42%に過ぎない。自治体の図書館と連携した公的機関出版物の電子納本とオンラインサービスを先行させるべきだ。

2011-10-10 15:37:29
河村 宏 @hkawa33

納本義務がありながら、納本されていない54%の国の非市販資料と、58%の地方自治体出版物という公式の数字は、日本の民主主義の危機的状況を示す。国会図書館のデジタルライブラリーは公的出版物と、国が毎年400億円で買い取る教科書のオンラインアクセスを重点的目標にして充実させるべき。

2011-10-10 15:55:52
河村 宏 @hkawa33

『納本される出版物とその納入率』: 国内で発行された出版物は..すべて国立国会図書館へ納めなければならないことが、法律で義務付けられています..納本された出版物は、日本の文化的財産として、永く後世に残し... 国政審議のために活用される(同館「納本制度60周年パンフレット」より)

2011-10-10 16:04:08
河村 宏 @hkawa33

各省庁には国会図書館の支部分館があり、60年以上の歴史のある法的な義務(納本義務)を各省の文書担当課が知らない筈は無い。本気で義務だと思っていないとしか言いようがない。また、納本されても国会図書館の書庫の奥に鎮座したのでは意味が無い。デジタルライブラリーによる公開こそが転機だ。

2011-10-10 16:14:47
河村 宏 @hkawa33

今の国や自治体の文書は必ずワープロで原稿を書くはずだ。市販されるものはDTPソフトでレイアウトして仕上げられるだろうが、それでもレイアウトを除く完成原稿までをワープロで作るものが殆どだろう。簡単なマニュアルを作ればメタデータ付与までを発行者がしてオンラインで電子納本できるだろう。

2011-10-10 16:22:56
河村 宏 @hkawa33

被災地再建、放射線被害回避、原発再稼働、電力再編成、TPP等の重要問題について一人ひとりの国民が次から次と判断を求められるが、いずれも十分に知識と情報を得た上での早急な合意形成が求められる。国会図書館と各自治体の図書館がこの使命に応える機会は電子納本と電子図書館サービスにある。

2011-10-10 16:29:35
河村 宏 @hkawa33

EPUB3形式の国と自治体の電子納本と電子図書館サービスは、住民の情報アクセスに革命的な進化をもたらすことが期待できる。その萌芽はすでに国会図書館が始めた「東日本大震災復興支援」(http://t.co/0aApQtIv) サイトに見られる。 #epub_egls #DiTT

2011-10-10 16:43:04
河村 宏 @hkawa33

国と自治体の文書の電子納本と電子図書館サービスを優先させる理由は山ほどある。第一は、「真理がわれらを自由にする」理念のもとに設立された国立国会図書館と自治体の図書館が、百%の納本率による公的情報のタイムリーな提供によって、住民の政策決定に寄与する初めてのチャンスであることだ。

2011-10-10 16:57:59
河村 宏 @hkawa33

国会図書館等が公文書の電子図書館サービスを優先させるべき第二の理由は、公文書に限定することにより、DRMにまつわるビジネスモデルや出版社等権利者との利害調整の必要がなく、すべての国民に効率よく情報を提供することに専心した電子図書館システムの開発を進められることである。

2011-10-10 17:04:14
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