
現象と災害と被害の規模と~災害の「規模」を決めるのは?~
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adonis_fish
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紀伊半島 戦後最大の土砂災害 NHKニュース http://t.co/kY2amtxG 生産土砂量は「戦後最大」のようですが,気象災害による人的被害としては理科年表の値を使うと,戦後70番目くらいです.様々な対策が成果を上げていると思います.
2011-10-11 09:06:23
気象災害(主に豪雨)による被害が減少傾向にあるからと言って,もう豪雨災害は怖くないなんて事はありません.様々な条件が不幸な形で重なると,近年でも大きな被害は出ます.「特殊なこと」は滅多に起きません.「よくあること」が積み重なる.
2011-10-11 09:09:06
だから,豪雨災害に対して打つ手無し,予見不能ということはありません.完璧にはできないまでも,被害を避けるための手立てがいろいろある.ハード,ソフト,いずれも,できることはまだまだあり,十分生かし切れていないのが現状.
2011-10-11 09:11:05
@disaster_i http://t.co/LqKAuriU 死者数を対数軸でとるセンスが鋭いなあ、と。ただ下げ止まり感はありますね
2011-10-11 09:11:43
@lm700j 対数にしないと,最近30年間くらいは限りなく0に見えてしまいますので.人的被害は下げ止まった感もありますが,物的被害はまだと思います.
2011-10-11 09:20:46【第1章】災害の規模ってなんなのさ

リツイート記事について。あくまで「土砂災害の規模・量」が戦後最大だってことよねと。毎度思うけど、(面積はともかく)体積の値に実感が乏しい。東京ドーム80杯って言われてもなぁ。まぁこれはもう「伝わりにくい」ことを承知で長年この表現でしょうがない、ってなってのことなんだろうけども。
2011-10-11 09:16:21
まぁ本題はそういうことではなく。 (牛山先生も仰っていることではあるけど)成果は上がっているけども、まだまだ課題は多いので、更に死者・負傷者・物的被害(個人的にはこれがあまり軽視できないと思ってる)を減らせるような対策を引き続き提示して行く必要があるだろうな、と。
2011-10-11 09:20:46
@kobako 土砂の体積,私のおよその感覚では→ 道路脇の崖が崩れて片側通行:数百~数千m3,土石流が流出して家屋が何軒もつぶれている:数万m3,山の一部の形が変わった:数百万~数千万m3
2011-10-11 09:29:13
岩手・宮城内陸地震による荒砥沢地すべりを上空から - http://t.co/hf3RpHpD これで生産土砂量が約7千万m3
2011-10-11 09:36:10
@disaster_i そう言う「目安」があると結構分かりやすいですね…。 今後参考にいたします。 この辺の目安も提示して周知できれば、記事の価値も高まると思うのですが、住民全員が全体像を把握しておく必要はないですので、まぁ優先度は低いのかも?とも思ったりはします。
2011-10-11 10:22:17大勢に何かを伝えたいのなら、わかりやすいことは重要。

牛山先生のRTについて。崩れた土量を比べるのは簡単だけど、「被害」を比べるのは難しいなとぼんやり。被害は土量よりも「どこで起きたか」に比例する。どんなにすごい土砂崩れが起きても、人跡未踏の山の中だったら人的被害は起きえないし、物的な被害額もそんなにはいかないわけで。
2011-10-11 12:18:40「災害」が発生するのは、人間がそこに住んでいるからである。地震、大雨といった自然現象はあくまで災害を発生させるトリガー(trigger)であって、(…)「災害」とは自然現象でなく社会現象なのである。
(「災害の住宅誌」牧紀男/鹿島出版会)
http://goo.gl/l1bGD

土砂崩れというイベントが人的物的被害が出て初めて災害になるのですね。RT @adonis_fish: 被害は土量よりも「どこで起きたか」に比例する。どんなにすごい土砂崩れが起きても、人跡未踏の山の中だったら人的被害は起きえないし、物的な被害額もそんなにはいかないわけで。 .
2011-10-11 12:42:11
仰るとおり、災害という言葉の中に本質的に「被害」が織り込まれているんですよね。 RT @chizulabo 土砂崩れというイベントが人的物的被害が出て初めて災害になるのですね。
2011-10-11 12:51:47
するとどういう事がおきるかというと、「対策によって被害が少なく押さえられた」ことと、「気象現象それ自体の影響が小さかった」ことが被害額の上では見分けがつかなくなるわけで。災害を小さくした要因が何かというのが見えにくくなるという…なんか上手く言えないけど。
2011-10-11 13:02:25
リツイート2つ。 土砂災害の規模と、人的被害の間には、「どこで起こったか」という因子が大きく絡む。 だから、規模が大きくて、人的被害が少ないということに付いては、場合によっては「対策の結果」と一概には言えなさそう。(今回(台風12号による土砂災害)はそう言っても差支えはない?)
2011-10-11 12:30:57
@kobako 向こうの地理、今までの対策をきちんと見てないので一概には言えませんけど、12号に関しては「対策の結果」「被害が少なかった」と言うのは難しいような気がするんですよね。このへんは牛山先生のご意見うかがいたいところですが。
2011-10-11 12:34:25
@adonis_fish あくまで自分の感覚で、という範囲での話で行くと、山崩れしてるのって相当山奥で、人はほとんど住んでいない、って感覚なんですけどね今回は。地理的要因もかなり強そう。 細かくは現地調査を待たないと、ってところでしょうか。
2011-10-11 13:24:26
@kobako 私も感覚としてはそうです。ただ同じ「山奥で人が住んでいないため被害がなかった」という場合でも、最初から人がいなければ単に災害が存在しないだけですが、調査して地すべりが危ないから居住を禁じたというのであれば対策による被害軽減に入るんですよね。とねちねち細かいことを。
2011-10-11 13:32:43
@adonis_fish 確かにそうですね。 そして細かいのもそうですが、今後のために「対策」を磨いて行くためにはこれまでの対策と「結果」を精査しないといけませんからね…。細かくてもやっていかないと、でしょうか。 個人的には面白そうだと思ってますけどね、そういう細かいのは。
2011-10-11 13:41:12
@kobako 「災害」をイベントと被害に振り分けてそれぞれの規模を比較可能な基準で見積もり、対策によって軽減された被害を算定して費用対効果を見る、というのはかなり有用な研究だとおもいますし、自分もやってみたいのですが、時間が。。。。。
2011-10-11 14:09:19
@adonis_fish 面白そうではありますけどね>被害とその対策の細分化・算定。 というかちゃんと行わなきゃならないとは思いますが。「対策」するんだったらその「答え合わせ」も必要。 ただ思いっきり手間がかかるので敬遠されがちなんでしょうね…。
2011-10-11 14:15:16誰か研究してくらさい