スパイクのテンポとアタッカーの踏み切りタイミングの幅について

ファースト・テンポのスパイクには、踏み切りのタイミングに幅があるという件について、「テンポ」の認識において、この「幅」というやつが実にやっかいな気がしています。
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のりぃくん @nolley_kk

先日のテンポの定義付けのような一連のツイートを見させて頂いて、とても初歩的な質問ですが、アタッカーの踏み切りとは具体的にどこの時点をさしますか?空中に浮き上がった時点?それとも最後の一歩(トトンのとこ)の直前?すみませんが、教えてくださいm(__)m #vabotter

2011-10-09 20:53:58
ayanamiT @ayanami2015

バボタグをつけて発言している人の中でも少しずつ認識に違いがあるようです。 RT @nolley_kk アタッカーの踏み切りとは具体的にどこの時点をさしますか?空中に浮き上がった時点?それとも最後の一歩(トトンのとこ)の直前? #vabotter

2011-10-09 21:02:32
のりぃくん @nolley_kk

@ayanami2015 先生はどうお考えですか?ちなみに、私は空中に浮き上がった時点と思っていたのてすが、そうするといろいろ矛盾がでるのではと思ってしまい、動画を見ているとますます、、、という感じです。 #vabotter

2011-10-09 21:15:54
ayanamiT @ayanami2015

@nolley_kk 踏切の細かいタイミングにこだわるより、ブロッカーに対して相対的にはやく思い切って踏み切るタイミングであれば良いのでは? #vabotter

2011-10-09 21:16:00
ayanamiT @ayanami2015

@nolley_kk http://t.co/lRqMb39n このあたりに、ファースト・テンポの攻撃における踏切について、私の持論がまとめられています。 #vabotter

2011-10-09 21:20:21
ayanamiT @ayanami2015

ここからは、あくまで私の持論ですので、議論のたたき台としていただければ幸いです。6月末の議論から、さらに色々と調べた結果も含まれています。明日くらいにブログにまとめようと思っていた内容です。 #vabotter

2011-10-09 21:25:55
ayanamiT @ayanami2015

以前、セッターを基準に考えた時に、短いスロット(セッターから近いところ)では踏切がはやく、長いスロット(セッターから遠いところ)では踏切がおそいということを書きました。 #vabotter

2011-10-09 21:27:22
ayanamiT @ayanami2015

ファースト・テンポの踏切に「幅がある」ということです。具体的にはセットアップの瞬間に、短いスロットではラストツーステップ(両足)を接地しているのに対して、長いスロットではその1つ前、右利きなら左足を接地しているということを静止画を使って示しました。 #vabotter

2011-10-09 21:30:14
ayanamiT @ayanami2015

ファースト・テンポの攻撃をオフェンス側から見てみると、スロットが短い攻撃はセットアップされたボールの精度が高くなりやすい。逆に、スロットが長い攻撃はセットアップされたボールの精度が低くなりやすい。コレをまず前提とします。 #vabotter

2011-10-09 21:34:46
ayanamiT @ayanami2015

短いスロットでの攻撃では、アタッカーの欲しいところにボールがセットアップされることが多いので、アタッカー側が修正する必要があまりない。逆に、長いスロットでの攻撃では、アタッカー側も修正する必要が出てくる。そのため「1歩分」の修正の余地を残しておく。 #vabotter

2011-10-09 21:39:03
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

私も、「幅がある」という見解に同意見です。RT @ayanami2015: ファースト・テンポの踏切に「幅がある」ということです。短いスロットではラストツーステップ(両足)を接地しているのに対して、長いスロットではその1つ前、右利きなら左足を接地している #vabotter

2011-10-09 21:39:23
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

なぜなら、ファーストテンポは、空中でアタッカーの最高到達点と、セットされたボールの軌道が、ピンポイントで一致するわけではないからです。 #vabotter

2011-10-09 21:41:37
ayanamiT @ayanami2015

今度は、ブロック側からファースト・テンポの攻撃を考える。MBの攻撃に対しては、ステイする時と、フロントする時がある。「ステイ」をするとブロッカーは移動→ジャンプでブロックが完成。「フロント」をするとブロッカーは垂直ジャンプするとブロックできる。 #vabotter

2011-10-09 21:42:05
ayanamiT @ayanami2015

ちなみに、ステイとは、セットアップの位置に関わらずブロッカーが定位置にとどまること。フロントとは、セットアップの位置に応じて(主にクイックを打つ選手の前に)移動すること。(少し乱暴に分類していますが) #vabotter

2011-10-09 21:44:48
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

重力に逆らって、放物運動をするものは、ボールであれ人間であれ、頂点付近で結構な時間「漂い」ます。 理論計算上、頂点付近±5cmに約0.2秒、漂います。 #vabotter

2011-10-09 21:46:01
ayanamiT @ayanami2015

単純に考えると、ブロッカーとしては「フロント」をすれば早くブロックを作ることができる。逆に「ステイ」を選択すると、移動してからブロックをするのでブロックを作るのが遅くなってしまう。(あえて完成とは書いていません) #vabotter

2011-10-09 21:46:24
渡辺 寿規(Toshiki WATANABE) @suis_vb

ということは、踏み切り動作でも、各アタッカーごとで約0.2秒、時間差があってもいい、ということです。 #vabotter

2011-10-09 21:48:29
ayanamiT @ayanami2015

MBのようなセッターから近いスロットで攻撃する場合、相手のMBが「フロント」してくることがトップレベルでもよくある。だからセットアップの瞬間にラストツーステップ、もしくはマイナス・テンポ気味に踏み切って攻撃することで、相対的に相手MBよりもはやく飛んでいる。 #vabotter

2011-10-09 21:49:51
ayanamiT @ayanami2015

WSのようなセッターから遠いスロットで攻撃する場合、相手のWSが「フロント」することはほとんど無い。だから、「1歩分」遅くても、相手のブロッカーより相対的にはやく飛ぶことができる。 #vabotter

2011-10-09 21:51:25
ayanamiT @ayanami2015

このとき、WSが相手のブロッカーに「フロント」されてしまった場合、コレは逆に攻撃側が有利になる。MBや後衛WSによる真ん中からの攻撃に対してネットディフェンスが弱くなってしまうから。だから、WSの攻撃に対して「フロント」されることは問題ない。 #vabotter

2011-10-09 21:52:57
ayanamiT @ayanami2015

では、WSに「フロント」に近いシフトで対応して、MBや後衛WSによる真ん中からのはやい攻撃にも対応できるブロック・シフトはあるのか?というと、デディケート・シフトが一応はその対応ということになる。 #vabotter

2011-10-09 21:57:06
ayanamiT @ayanami2015

だから2009年のブラジルは、そのデディケートを崩すために、セッターよりライト側からの攻撃を増やしている。具体的には、前衛MBのCクイックや、後衛WSのA1(セッターのすぐライト側でのはやいバックアタック)が用いられている。 #vabotter

2011-10-09 21:59:08
ayanamiT @ayanami2015

さらに、相手のブロッカーにデディケートをさせないというだけではなく、「そもそもフロントさせない」ことを意識させているのではないだろうかと思える動画もある。 #vabotter

2011-10-09 22:00:35
ayanamiT @ayanami2015

2006年のブラジルに比べて、ここ数年の男子バレーの攻撃は若干「おそく」なっている。それは「相手のブロッカーに対して相対的に」はやく踏み切って高くて強いスパイクを打つことができているから。 #vabotter

2011-10-09 22:04:09
ayanamiT @ayanami2015

実際のラストツーステップからのはやいファースト・テンポの攻撃と、「1歩分おそい」ファースト・テンポの攻撃の時間差とほぼ一致しますね。 RT @suis_vb ということは、踏み切り動作でも、各アタッカーごとで約0.2秒、時間差があってもいい、ということです。 #vabotter

2011-10-09 22:07:08