「萌え」と「あはれ」と「をかし」と

酔宵堂さん(@Swishwood)との会話ログ。前半は声優や漫画・アニメのキャラクターに狂愛を抱くオタクが居るのかという話。後半は「萌え」は「あはれ」「をかし」から来ているのではないかという話。後半がメインです。
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小指 @suwakoishi

「豊崎愛生交際発覚」と「原作内で平沢唯に彼氏が公式に出来る」とではどちらの方がショックが大きいのだろう

2011-10-12 14:16:22
ツキマジロ @tsukimajiro

強いて言うなら後者……? うーん。

2011-10-12 21:04:01
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro わりと究極の選択なのかなあ(笑)

2011-10-12 21:07:08
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood まあ必ずしも層が被っている訳でもないですけれどね。更に言うとそこまでの狂信者とも限りませんし。そういうのはごく一部……で有って欲しい。

2011-10-12 21:09:11
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro まあ、わたしには理解の外側と云うか。そも信条からしてが「手の届かないものに妄りに憧れない」ですからwなんでああまでファナティックになれるのかがわからない。

2011-10-12 21:20:03
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 同意です。声優も漫画のキャラもお前らの所有物じゃねえよと。

2011-10-12 21:22:16
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro 実在非実在を問わず、何がそこまでそうさせるんでしょうね。決定的な壁を弁えて一種の言語遊戯として振る舞っているのならば兎も角、どうもそれでは説明の付かない熱狂と云うものがある。

2011-10-12 21:28:08
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 本当に愛しているのは声優やキャラではなく、彼女たちに心酔している自分自身なのかもしれません。愛する対象はもはやアイデンティティの大部分であり、それらが自己の理想に反する行動をとることは即ち自身の否定であると。

2011-10-12 21:30:43
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro ああ、成程。こないだ夜中にわたしがちょっとこぼしていたようなことか。自己愛の玩具だとしても救いはないし、よもや万が一つにも手が届くなどと思い込んでいるのであれば尚更に救いはない。同一化を図るのでも向上を志すのでもなく、何と無様な。

2011-10-12 21:34:33
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 「狂愛に走る」ということは簡単にできるアイデンティティ確立の一つなのかも知れません。誇れるものもなく、交友関係も持たない。故に手の届かないものを愛す。哀れだとも言えますね。

2011-10-12 21:40:03
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro とは云えそう云った場(専門店etc.)に踏み入った折り、違いを確信して優越感に溺れるようなことのないよう自戒したいものです。それはそれであまりに滑稽だ。

2011-10-12 21:43:25
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 同意です。偉いのはその対象及びそれを生み出した人物であり、それを好きな自分ではないのです。

2011-10-12 21:44:57
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro わたしの萌えを解さないのもその辺りに起因します。萌えと云うのは非常に複合的で単純化された感情だなあ、と。言い換えるなら「ひと回りした結果原始的になった」とでも云うべきか。

2011-10-12 21:47:36
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 萌えというのはそもそも受け手が感じ取るものであり、与えるものではないと考えているんです。萌えるのには背景があり、その表面だけすくいとって貼りつけても「薄っぺらい」ものにしかならないとも思っています。近年のそれは原始的というよりも安売りされている感が強いです。

2011-10-12 21:51:06
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro つまり先日の言を引けばそれは意味の一つと云えますね。十人十色である筈のものを一つの言葉で括る、その事の功罪については敢えて触れますまい。そうすることで可視化出来た側面も少なからずあるのだし。ただ、安売りと云うか一種のコール&レスポンスとしての定形化かも。

2011-10-12 21:58:44
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 「萌え」が叫ばれることで、作り手がそれに応じるようになったというのは確実にありますね。そうなったことで、「『萌え』とは何か」を考える機会が生まれたのは事実です。それはそれで、決して悪いことではないはず。

2011-10-12 22:05:02
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro 「ワビ、サビ、モエ」と云われるに足るだけの何かはある筈なんですがね。結局ある意味現代に蘇った「あはれ」や「をかし」ではないのかと云う気がしますが。

2011-10-12 22:23:59
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 「あはれ」や「をかし」……なるほど、実にしっくり来ます。「言い表せないけれど何となく良いと思う」という点では一緒です。

2011-10-12 22:25:56
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro はっきりと言語化出来ないけれど必要になると生まれ出ずる言葉、と云う括りでは同種のものかも知れません。

2011-10-12 22:29:28
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 「いろいろと言いたいことはあるけれど、とりあえず『萌える』『あはれなり』『をかし』」といったところでしょうか。平安時代の人物感性は受け継がれているんですねえ。

2011-10-12 22:36:48
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro 進歩がないと見るか、むしろそんな昔からやっとったんかい、と云う見方も。結局一朝一夕の代物じゃないんですよね……成程「もうやだこの國」も頷けるw

2011-10-12 22:46:11
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 1000年、いやそれ以上の年月を生き抜いてきた感性ですからね。「萌え文化」が発展したのも必然だったのかも。

2011-10-12 22:55:27
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro 多分必然のような気もします……ただ、そうであればどう繋ぐかの問題と云うことになりますが

2011-10-12 22:56:50
ツキマジロ @tsukimajiro

@Swishwood 和歌として詠むくらいですから、自分の感じた「よく解らない好印象」を誰かに伝えたい、共有したい、という気持ちは間違いなくあったんじゃないかなと。これってキャラ萌え語りやSS創作に通ずる部分があると思うのです。「萌え、あはれ、をかし」をあえて共有しようという。

2011-10-12 23:02:06
酔宵堂 @Swishwood

@tsukimajiro そう思うと想像以上に息の長い言葉になる可能性も充分にありますねえ

2011-10-12 23:04:03