TJ1914氏による秋葉原萬世橋脇謎設備考察と神田川の水運

TJ1914＠おもしろ同人誌バザール秋葉原参加 @tojo1914

秋葉原萬世橋脇謎設備考察まとめ #秋葉原 #アキバ #萬世橋 #万世橋 #トマソン #神田川 pic.twitter.com/UkEdmPXShQ

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秋葉原の南側にある万世橋。 その下流側の南北それぞれの袂に袂に謎の設備があります。 私、当サークルTJ1914の資料担当も気になってはいましたが、全く別内容の同人誌制作時にかき集め資料から 『作りからいって少なくとも南側はたぶんトイレだろうな～』 と思っていました。 pic.twitter.com/RIqd8YZKmC

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そんなある日、我がサークルの、親愛にして偉大なる輝ける明星たる編集担当殿より 『断固として資料を収集し、謎施設について究明せよ』 との指示が下り、だららんと資料収集をする事となりました。 で、結論は以下の通りです。 ・南側はトイレ。 ・北側は不明なれど、荷揚場の可能性あり。

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まず万世橋南側の公衆トイレ下にある謎設備から、証拠を出しながらの説明です。 前述の通り、私個人としては先達の皆様の調査と、当サークルが和元年冬コミにて頒布した『鉄道屎尿輸送本』製作での資料収集から『公衆トイレだろうな』と漠然と考えていました。

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で、公衆トレであるという前提で調査しましたところ、ビンゴでした。 話しは少し遠回りになりますが、撮影させて頂いた各図面を元に説明させて頂きます。 まず現在の万世橋の前に、明治36(1903)年に架けられた『前』万世橋の頃には、設置時期は不明ですが、同位置に公衆トイレは既にあった模様です。 pic.twitter.com/om3OEOFRhD

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前tweetでアップした3枚の図面画像の説明ですが、それぞれ旧万世橋図面に、新万世橋と、新万世橋付替時の仮橋に関する図面です。 1枚目が全体、2枚目が公衆トイレ付近拡大、3枚目画像が公衆トイレの拡大です。 pic.twitter.com/UH4YyqQLFu

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この旧万世橋図面に、新万世橋と工事中の仮橋に関する書き足した図面ですが、はっきりと同位置に公衆トイレとあります。 なので、新万世橋付替の差に改めて公衆トイレを設置したものと思われます。 その下流側南詰に関する図面がこれらです。 pic.twitter.com/dSHbc6n2yR

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前tweet画像の説明です。 一枚目は図面題名部分アップ。 二枚目は図面全体図。 三枚目は水面側から見た平面図部分拡大。 四枚目は上空から見た平面図部分拡大。 現在の遺構と図面内容は大変酷似しています。 pic.twitter.com/df6cIYkjhe

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しかしこれら図面が綴じられていた書類綴りには、肝心の内部構造に関するものがありませんでした。 なので『トイレとして設計された図面はある』ものの『トイレとする内部図面』が未発見だったので、トイレと断定までは、正直出来ない状況でした。

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なので、別の書類綴りを調べていきましたところ、公衆トイレと断定ずることが出来る図面や内部構造が記されたものやが発見出来、公衆トイレであると断定することが出来ました。それがこれらの画像です。 pic.twitter.com/ltcflJ6BqB

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前tweetの画像の説明です。 一枚目が公衆トイレ位置と下水管への配管に関する平面図。 二枚目が公衆トイレ全体設計平面図。 三枚目が内部構造部分平面図部分拡大。 四枚目が内部構造部分水面側から断面図部分拡大 pic.twitter.com/n0H8TnHwjI

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なので、一連のtweet図面画像と、現在も上部分に公衆トイレがあることから、おそらくですが現在の万世橋付替の際に設置された公衆トイレの遺構であることはほぼ間違いないと思われます。 なお公衆トイレだったという他の証拠ですが、次tweetから画像を使って、再度説明させて頂きます。

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まず東京市が昭和10(1935)年に発行した、公衆トイレ使用調査に関する組織資料から、旧東京35区のうち神田区設置公衆トイレ一覧と使用実績等の画像です。 pic.twitter.com/H87evAirfY

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前tweet画像の説明ですが、 一枚目は神田区の全体画像。 二枚目は万世橋脇トイレの関する部分の拡大です。 だ、万世橋脇トイレの住所は『(神田区)須田町1-23』となっていますが、これはおそらく『須田町2-23』の誤植と思われます。 pic.twitter.com/xjx2rOaH5f

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『須田町2-23」を誤植とした理由ですが、明治期～昭和初期までの地図を調べましたが、この地区は、おそらく大正～昭和初期に住所変更がおこなわれ、それ以前は別の町名、『柳町』か『平永町』のどちらかだっと思われます。 ただ住所変更後～現時点では神田区、もしくは千代田区『須田町2-23』です。

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そして、千代田区図書館所蔵の『火災保険特殊地図』には、以下画像のように記されています。 pic.twitter.com/K9oXIG2kaf

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この地図の製作時期は不明ですが、 ・万世橋が駅がある ・万世橋駅より南側に線路が延びている。 ・表記が神田区 等から、 ・大正8(1919)年3月1日～ 昭和22(1947)年 3月15日 ・大正8(1919)年3月1日～ 昭和18(1943)年11月 1日 頃に制作されたものと思われます。 pic.twitter.com/D73azAECYn

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そして同地図には万世橋南側脇下流側に公衆トレが記されていて、住所が『須田1-23』となっています。 なので少なくとも、同位置に公衆トイレがあったことは確実と思われ、組織資料が誤植かつ、謎の設備が公衆トイレの遺構である可能性は非常に高いものと思われます。

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なお北側の謎設備ですが、『北側調査の明瞭な指示』がなかったことから、まともに調べておらず、図面類は一切未発見です。 ただ、既に紹介済みの『火災保険特殊地図』では『荷揚場』と記されていたり、先達の方が紹介した内部構造の写真や、外観からいってトイレではないと思われます。 pic.twitter.com/2yMLrLDRmh

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北側に関しては、 ・現在、万世橋警察署が倉庫として使用している。 ・所有権？自体は国道管理事務所がもっている。 ・南側に比べると天井が低すぎる。 等から、私個人としてはトイレではなく、別用途に使用されていたと推測しています。 なので『荷揚場』としての可能性も高い思っています。

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以上、秋葉原南方、万世橋脇、謎施設の考察でした。 #秋葉原 #萬世橋 #万世橋 #万世 #トマソン #神田川 #公衆トイレ #公衆便所

sawaryu2＠呉鎮 @sawaryu2

@tojo1914 これですね。 1.ameblo.jp/scganishii/ent… 2.ameblo.jp/scganishii/ent… 3.ameblo.jp/scganishii/ent… 4.ameblo.jp/scganishii/ent… 5.ameblo.jp/scganishii/ent…

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令和2(2020)年8月15日追加情報 この一連のtweetで紹介した製作時期不明の千代田区図書館所蔵『火災保険特殊地図』に着いて新たに判明したこと。 ・地図発行時期を更に絞ることが出来ました。 pic.twitter.com/x73cJZPRv1

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前回のtweetでは ・大正8(1919)年3月1日～ 昭和22(1947)年 3月15日 ・大正8(1919)年3月1日～ 昭和18(1943)年11月 1日 のどちらかの間に制作されたものと推測しましたが、今回万世橋北詰上流側脇に建っている『神田高等女学校』から、更に年代を絞ることが出来ました。 pic.twitter.com/pbQXtyaUl0

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