【アメリカのタブー】アメリカで進化論が普及しない地域があるのはなぜ？……小中学生にわかる表現で解説。

高山直人(💉×4)(魔法天使、軍事好き、車バイク鉄道&オタク&サブカル&左翼が死ぬ程超好き) @naobotaka_magi

今回は、とある先進国になぜ進化論の教育が行われない地域があるのかについて、いっかいの魔法天使の目線でまとめてみた話になります。 このまとめを見ていたりアカウントをフォローしている皆さんは進化論についての知識はおありかと思います。

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ということで、さっそく本題に入ろうと思いますが、皆さんこう思ったかもしれません。 「は？魔法帽被った魔法使いが科学を語るとか何様のつもりだよ？そもそも魔法系や魔女って宗教信者だから科学と仲良くできないだろ！」 そう感じる方もいるかもしれませんが、答えを申し上げますと、

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私は高校と大学の教養課程などで物理学や理科学などを学んだ身です。ちなみに大学の専攻と学位は情報科学系です。 なので、魔法使いのようなアイコンはあくまでも変わった学習塾でアニメのコスプレで理系科目の講義をするような感じです。

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さて、本題に入りますが、舞台はアメリカになります。 アメリカは1776年に独立した、大国の中でも比較的新しい部類に入ります。 この国は先住民を特定の地域に追いやったりしつつも他の国々からの移民を受け入れて人口を増やして文化や経済を発展していった感じの国になりました。

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なお、独立当時は産業革命がイギリスあたりで起こって間もない時期で、蒸気機関車や電車はこの世に存在しない状態でした。当然、電信もない時代です。 ですので、遠い町への移動には船や徒歩や家畜を利用していて、郵便の配達も気が遠くなるぐらいに時間が掛かった時代なのは想像できますね。

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さて、時代は19世紀のことです。 この時代に有名な科学者の中に、チャールズ・ダーウィンというイギリスの生物学者がいました。 ダーウィンは1831年から1836年にかけてイギリス海軍の測量船ビーグル号で世界一周みたいなものを行いました。その旅の道中で動植物の観察みたいなものを行ったようです。

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ダーウィンはイギリスに帰国後に遺伝学に関する研究を約20年間行い、1859年にとある本を出版しました。 それが「種の起源」という本です。 この本には自然選択説という、生物は厳しい自然環境によって突然変異を選別して進化に方向性を与えるという説が書かれています。

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私のまとめを見ているかもしれない陽キャの皆さんに分かりやすく説明すると、動物園にいるキリンはアフリカの自然環境で生息しているうちに高いところの葉を食べるために時間をかけて首が長くなったというものがこの説の一例になりますね。

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さて、その後にダーウィンは1871年と1872年にヒトの進化論に関する本を出版しました。前者の本のタイトルは「人の由来と性に関連した選択」で、後者の本のタイトルは「人と動物の感情の表現」という本になります。

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前者の本は「ヒトの祖先はサルでアフリカでの厳しい環境が現在の人類になるきっかけを作った」ということが、後者の本は「人間の心理の進化と動物行動の連続性」ということが書かれていたようです。 ただ、この前者の本がのちにアメリカで社会問題化したようです。

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さて、本題の「アメリカで日本では常識の進化論を理科の授業で学校で教えない地域がある理由」に通じる事件が1923年～1924年に起きます。 ニューヨークを舞台にキリスト教の牧師同士が進化論をめぐってバトルを繰り広げました。結果は引き分けとのことです。 そして、1925年にブライアン氏が↓

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アメリカの学校の教育で進化論を教えることを制限する法律を次々と成立させました。 その後、アメリカ各地で理科の教員や公教育を被告とした進化論に関する裁判が繰り広げられました。

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なぜこれほどにまでに盛り上がったのかというと、アメリカに住んでいるキリスト教徒の中には「福音主義」という厳格な掟を守る派閥が存在しており、その派閥の人々の間には、進化論は「神様が人類を作った」というポリシーを否定するもので強くタブー視されていました。当時はそんなポリシーの人が、

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政治家や教育界といったアメリカ社会に強く根付いていたとのことです。 したがって、当時のアメリカで進化論について人前で提唱する行為は、暴力被害にあったりしても仕方ないぐらいにチャレンジャーな行為だった感じでした。

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さて、現在のアメリカですが、西海岸や東海岸の特に民主党が強いエリアでは日本と一緒で公教育や社会で進化論が受け入れられている感じですが、共和党の強い地域のとくに南部地域や一部の内陸部といったいわゆる「バイブルベルト」地域では社会で受け入れられず、公教育でも制限される↓

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ことが多いとのことです。 とくに、福音主義というキリスト教の派閥の強い地域では学校教育で進化論の代わりに「創造説」という人間が神様などによって作られた存在だという説を教えているとのことです。

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参考資料。バイブルベルトの位置。 出典：upload.wikimedia.org/wikipedia/comm… pic.twitter.com/pxSxvvz5CO

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このまとめを見ている人の中にも、今この瞬間に科学好きの皆さんの中には今怒号を叫びながらモニターを破壊したり、魔法好きの中には魔法を使って誰かに呪いをかけようと杖を振るった人がいると思いますが、怒らずに落ち着いて続きの話を読んでくださいね。

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まあ、もう学位をゲットしたりして学生でなくなっている人たちにはどうでもいい話かもしれませんが、個人的にはこの世界に素晴らしい理論を受け入れてくれない人がいるということはとても残念に思っています。 アメリカに行かれる際には、進化論がらみのタブーには注意したいところですね。

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まあ、そんなアメリカがなんで日本では常識の進化論が学校で教えられていないかについてのお話でしたが、皆さんは何か感想はありますか？ 以上、アメリカで進化論が学校で教えられていない理由についてのまとめでした。 まあ、子供が読めるように表現を変えた所がありますが、↓

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この点は許してくださいね。