『長束正家のぱあふぇくと算術教室~歴史知識編~』

ついったあ(なりきり)武将、長束正家製作。 俺の語った「算術の歴史」をつぎゃってみた!
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なつか @ntk1600

\長束のぱあふぇくと算術教室、はっじまっるよー!/ #長束の算術教室

2011-09-25 14:14:42
なつか @ntk1600

…といっても、簡単に流れを喋ったりするだけなんだが。「通常運転」に戻った印として、な^^ 興味無い奴は、適当に聞き流してくれても構わん。何も問題ない。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:16:34
なつか @ntk1600

まずは、…そうだな。算術の歴史からだな。  始まりは、海を挟んだお隣の明国が、まだ「漢」という名だった頃。ちなみに、日ノ本は、現代の言葉で言うと「古墳時代」だ。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:19:11
なつか @ntk1600

この時代、『九章算術』なる算術書が書かれたんだが…。これは本当にすげえ書物でな、後々…江戸時代まで、多くの人に参考にされるんだ。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:25:01
なつか @ntk1600

『九章算術』は、その名の通り、九つの章で構成されている。 土地の測量、穀物の換算、田畑の面積…などなどは勿論のこと、連立方程式や、三平方の定理…ええと…今は「ぴたごらすの定理」とか言うのか? そんなのまで書かれてるんだぜ! #長束の算術教室

2011-09-25 14:26:43
なつか @ntk1600

昔の日ノ本は、お隣の国で技術を学んで、発展してるからなァ。算術もその例に洩れず、だったというわけだ。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:29:04
なつか @ntk1600

さて、『九章算術』を始めとする算術の知識・技術を持ち帰ったのは、遣唐使・遣隋使たちだった。 …あ、既に「漢」じゃなくなってるな(笑) 奈良時代には、「算生」と呼ばれる、うーんと…まあ“官僚のタマゴ”みてぇな人たちが学んだようだ。政に数字は、昔から欠かせんらしい。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:34:16
なつか @ntk1600

さて、時代は平安。ここで、貴族たちに「九九」が流行する!(笑) 日本で一番古い九九の表は、源為憲殿が書いた『口遊(くちずさみ)』に書かれてるぞ! #長束の算術教室

2011-09-25 14:38:09
なつか @ntk1600

…しかしな、掛算「九九」自体は、相当昔からあったらしい。この話、俺は大好きなんだが…なんと『万葉集』に、九九の言葉遣いを使った歌があるんだ!  「若草の 新手枕(にいたまくら)を まきそめて 夜をや隔てむ 憎くあらなくに」 って歌なんだが…。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:41:29
なつか @ntk1600

普通に見ると、なんの変哲もない和歌だよな? だがこれが万葉仮名になると…。  『若草乃 新手枕乎 巻始而 夜哉将間 二八十一不在国』 #長束の算術教室

2011-09-25 14:45:28
なつか @ntk1600

注目は、「二八十一不在国」だな。ここは「憎くあらなくに」のところだが…。 「憎く」を「二八十一」とあらわしているんだ!!九×九は、八十一だからッ!!面白くねえか、コレ!!!!すげえよな!!この洒落っ気が、大好きなんだ!! #長束の算術教室

2011-09-25 14:48:34
なつか @ntk1600

他にも、「ししまつごとく」という部分を「十六待如」と書き表したり…だな。(四×四は十六だから^^) いやあ、本当に昔から日ノ本の人間は洒落が利いているねぇ。大好きだ、こういうの(二回目)。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:51:37
なつか @ntk1600

ま、言葉遊びと言う意味では、こういうことだな、要するに(笑) #長束の算術教室 RT @ShimaduToyohisa 九九・・・か。そういや、覚える時に「肉(二×九)、いや(一八)美味しい!葉っぱ(八×八)、虫(六四)食えない!」とかふざけていたら殴られた記憶が・・・(遠い目)

2011-09-25 14:52:44
なつか @ntk1600

さてさてっと。とうとう俺らの時代だ! 愛しいソロバンが日ノ本に伝わったのは、室町時代の後期だ。これも、明から伝わったモンだな。 ちなみに、現存している最古のソロバンは、前田利家殿が陣中で使用していたものだぞ。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:57:01
なつか @ntk1600

それまでは、「算盤(これは、【さんばん】と読んでくれ)」と「算木(さんぎ)」という道具を使って計算していたんだが…。次第にソロバンの方が一般的になっていくなァ。 #長束の算術教室

2011-09-25 14:59:07
なつか @ntk1600

「算盤」にはマス目が書いてあって、その上で3~5センチくらいの「算木」っつー棒を並べて計算してたんだ。あ、もちろん俺もこの方法で計算してたんだぜ。 …ソロバンの話題出しといてなんだが、先にここの説明をしようかねぇ。 #長束の算術教室

2011-09-25 15:02:49
なつか @ntk1600

ちなみに、算木での数字の表し方は、添付の映し絵を見てくれ。そうだな……易で使う「八卦」とかがこんな感じか?良く知らんので分からんが…。 #長束の算術教室 http://t.co/aNrMpCaV

2011-09-25 15:09:08
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なつか @ntk1600

だがまあ、易に使うアレも、「算木」と言うらしいなァ。易の方が長いらしいが…。 …「占い」っつー不確かなものに使う道具と、「算術」っつー現実的な「数」を扱うことに…、同じ道具を使うというのも、実に興味深いよな。 #長束の算術教室

2011-09-25 15:12:28
なつか @ntk1600

ま、易だって、に使われてたんだ。根本は近い…のか?   それに、俺らが行う「計算」だって、心得の無い者にしてみりゃ、怪しく不確かなモノ……だったかも知れねえ。興味は尽きねえな! #長束の算術教室

2011-09-25 15:14:29
なつか @ntk1600

……で、ソロバンが何故その「算盤と算木」にとって代わって台頭してきたか…。 検地が行われるようになったから、だな。平たく言やあ。 更に言うと、より早い計算が求められるようになってきたからだ。 #長束の算術教室

2011-09-25 15:17:57
なつか @ntk1600

算盤広げて算木並べて…よりも、ソロバンの方が、パチパチッと手早く答を弾きだせるからな!音もいいしな!(悦 #長束の算術教室

2011-09-25 15:20:04
なつか @ntk1600

だがしかし!俺は算盤と算木も捨てがたい!! それは、複雑な計算も可能だからだ。  例えば、方程式。今の世の中、「解の公式」なんて便利なものがあるよなァ…。だがしかしッ!あれで解けるのは、二次方程式だけだよなァ? #長束の算術教室

2011-09-25 15:25:39
なつか @ntk1600

だがしかし! が二回続くくらいには興奮している#長束の算術教室

2011-09-25 15:26:17
なつか @ntk1600

算盤と算木なら、何次でも…どんな高次方程式でも解けるんだぜ!!すごくね?すごくねえか、コレ!?  ……ごほんっ。ちなみにこの方法は「天元術」と言って、朱世傑の『算学啓蒙』に書かれている。 #長束の算術教室

2011-09-25 15:30:51
なつか @ntk1600

ああ、そういえば当時、方程式の時は「だいたいこれくらいかねえ?」って数を代入しながら解いてたな。そりゃ、多少は近似値を求められるようには出来てたが…。 ま、そこが算術家の腕の見せ所だなー♪ #長束の算術教室

2011-09-25 15:33:32