男性の育休について

吉川剛史/たけさん @TakefumiY

昔、部下の非常に有能な男性社員から「結婚する時の約束で子供ができたら私が育休をとって妻を最短で仕事に復帰させることになっているので、預けられるまで取得したい」と相談された。 私は彼に会社は期間中の貢献度で評価が決まるので評価上の不利益があること、一方で子供は毎日成長し、変化する twitter.com/negininiku029/…

ちゃんマツ@7m･2y @negininiku029

経営陣にメインで育児した男性が少ないというかほぼいないと思う。土日だけ育児に参加してるだけとか。だから数年前に女性達が受けてきた社会の理不尽さも本当に理解してない。ワーママがGMになる仕組みを作ればいいだけなんだよ。自分も復職後に同じ様になると思うから周りを巻き込んで変えていく。 twitter.com/Loveable180220…

2022-12-19 10:50:48

吉川剛史/たけさん @TakefumiY

ので、それをちゃんと目に焼き付けていられることは自分と子供の後々の関係性の為にきっと有意義なことだと思う、とそれができなかった自分の反省を添えて伝えた。 オーナー経営者からは「なんでそんなのを許可するんだ。あいつの穴を誰が埋めるんだ。お前は経営陣の一人として

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その判断を会社の為に正しいと思うのか？」をしつこく問い詰められたが結局、私は彼の意向を尊重した。 有能な社員が相当期間抜けることはかなりダメージも大きかったが、いつしか穴は塞がった。それが組織の力だと思う。 オーナー経営者からは「あいつの評価はとんでもなく低くしろ、戻ったら

吉川剛史/たけさん @TakefumiY

育休をとったことを心から後悔するような思いをさせろ」などその後も圧力はかかったが、私は経営企画と人事の担当役員だったので結局は一年の育休取得をしてもらうことができた。 SNSやメッセンジャーで育休中も彼の様子は掴んでいたがとても充実していたようだった。有能な男は育児でもまた

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有能だった。離乳食を作り、手芸を始めてお手製の子供服を創り、お散歩に出ては公園でママ友ネットワークを築いて様々なリサーチをしてきた。 復職の日に挨拶に来た彼は言った。 「あなたに言われたことは本当だった。毎日変わっていく娘の顔を見て、記憶できたこと、一緒に時間をすごせたことが

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何よりの財産になった。働いてるだけでは見えなかった世界もたくさん見えた。素晴らしい体験でした」と。 私は自分が一人娘にできなかった反省を彼に託しただけだった。「うちのお父さんはいつも飛行機に乗って私に会いに来ます」と同居している娘の作文に書かれショックを受けるまで、いやその後も

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娘と一緒にいながら育児にほぼ参加していない、行事にも出ないダメ親父を反省しただけだった。 育児経験も仕事経験もどちらも糧としようとすればできる。ただ今の日本社会では、産んだ女性にその役割が偏りすぎで男が会社に逃げ込みすぎる。 私は40代に激務がたたってホルモン異常から男性更年期

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症状を抱えながら仕事をするつらい経験をした。気力体力が急落して、転職して実績を出さないといけないのに苦労することになった。 でも子供の頃に充分に顔を見てあげられなかった娘や家族の存在でなんとか乗り切った。 今はほとんどの女性が毎月のように微妙なホルモンバランスを抱えて仕事や

吉川剛史/たけさん @TakefumiY

家事に頑張っていることの凄さ、大変さが少しだけ理解できるようになった。 仕事と家事を両方こなしている女性社員が恐ろしく段取り力と生産性の高い動きをすることもよくわかった。このあたりは世のほとんどの男性社員には真似できないマルチタスク管理と優先順位付けなのだ。 もう少し早く、

吉川剛史/たけさん @TakefumiY

自分が実感する前に身体のこと、特に女性の身体のことについて理解すべきだったし、キャリア形成に親身になるべきだったと思う。 日本はまだこの領域には後進国。 男性も、そして女性も意識改革が必要だし、おっさんだらけの政治家では後押し、サポートする制度もなかなかできない。 だからこそ、

吉川剛史/たけさん @TakefumiY

企業がESG経営の一環として、男女問わず社員の働く環境整備をしないといけない。子供が育てられるサポートをしないといけない。 日本はここを疎かにしたから日本人が絶滅危惧種になりつつある。 これから民間の力で少しでも取り戻していかないといけないと思っている。