終身雇用の残滓を取り除く作業をしないと、就活の壮絶さは解体できない。新卒の人たちが会社に対して契約する立場になってはじめて、である。いま就活生がしているのは会社への入門である。
2011-10-18 02:39:55終身雇用の取り除きというのは、終身雇用制度に甘えるな!という叫びなどではなくて、あくまで就活のあり方を変えるためのものです。
2011-10-18 03:02:23終身雇用がないと人材が育たないとか、会社としての組織性が崩れるとか、そういう言い方をしないでほしくて。人を材料と捉えて、コストと計算していくような語法を除きたい。
2011-10-18 03:14:44終身雇用がある世界とない世界で、コモディティのより激しいのはどちらですかね。ない世界は、労働者が部品扱いされて、使うだけ使われた後に捨てられるというイメージがあるかもしれないけど、ではある世界ではそんなことないのかというとそうではない。
2011-10-18 03:21:04経営者VS労働者という軸で考えきたけど、こんどは労働者VS労働者という軸、すなわちできるやつは重宝されてできないやつは野垂れ死ぬという格差の問題にはどう対処するか。このへんは既に立岩真也という天才が考えを巡らせている範囲だ。
2011-10-18 03:30:12労働力の流動化(この表現は不服だけど)を図った上で、生活の面ではBI等の保証を考える。つまりみんなそこそこ生きていけて、それが退屈なら人より多く働いて充実して、という「甘え」に満ちた国家構想。甘えたがりの時代なら、国に甘えてもいいじゃない。
2011-10-18 03:36:07僕が一番グロいと感じるのは、就職の時期がほとんど決まってるということです。しかもそれが恣意的に移動する。参入と退却がどのタイミングでも(少なくとも今よりは)うまくいくという風にしたい。
2011-10-18 03:50:57そして根本の主張とすれば、学問をやらせてくださいということです。就活の時期を早めるとか遅めるとか、そういう時期の検討しかされないのはおかしい。
2011-10-18 03:54:50やりたいことをやらせて下さいとお願いすると、甘えるなって怒られます。それは現実を見ていないと。そうやって「現実を見てる派」の人たちも、根本では仕事に熱中するという最大の現実逃避を行っているというのに。
2011-10-18 03:57:17というか、やりたいことをやれずにやりたくないことを仕方なくやっている人は、明日からやりたいことをやっていいですよと言われたとき、どのような行動を取るんだろう。
2011-10-18 04:02:23やりたくないことをやめてやりたいことを始めた場合。甘えられる場所があるならやりたいことをやりたいのだ、ということになる。よって、やりたいことをさせて下さいと主張する人に、そんなものは甘えだと言い返すことは無様すぎる。
2011-10-18 04:04:44それでもやりたくないことをやり続ける場合。自分はそうしないからわからないけど、その人はいつも「やりたくない」と言いつつも結局それをやっていたいんじゃないか、と周囲が判断するのは止むを得ない。
2011-10-18 04:07:24結局みんなやりたいことをやりたいわけで(当たり前すぎる)、しかしそれがそうはできないという前提があるから、単にこうしたいからさせてくださいという主張が甘えに見える。だけどそうはできないという前提を見直しましょう、という主張さえも甘えに見えるのは不可思議だと思う。
2011-10-18 04:09:43ただ、みんながみんなやりたいことを持っているというのも幻想。やりたいことなんてない方がありふれている。でも、退屈なのもいやだからなにかしていたい、くらいの欲求はあるはず。
2011-10-18 04:12:44