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生楽器と代用電子楽器とVOCALOID

電子チェンバロなど電子代用楽器と、歌唱合成ソフト・ボーカロイドは、いかに違うか? 生演奏がクリエイティブな音楽だとするならば、電子音楽・DTMで「クリエイティブな音楽」をすることは可能か? 生演奏、しかも工業的な近代量産楽器ではなく作曲当時の手作り古楽器・ピリオド奏法で演奏するムーブメントとして始まった古楽と、一見対極にある電子音楽。 その打ち込み電子音楽で、あえて「人の息吹を感じさせる」ような演奏、さらに古楽の持ち味を再現した演奏目指すことは、どのような意義があるのだろうか。
人文 VOCALOID
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Pinguino @kaorekaora
そういやイタリア文化会館でヤマハの電子オルガンのデモンストレーションを観たのだけれど、なんかあれでチェンバロの音色ですよって言われてもどこか腑に落ちなかった。奏者だって弦をはじいてる感覚は得られないわけだし、要は生身の指が動かしてるボカロのようなもの。フェイク感がぼくは気になった
Pinguino @kaorekaora
いやまあ、そういうもんなんだと思って受け入れることも大事なのかもしれないけれども、せっかく鍵盤叩くところまでできてるのにそんな偽物の音でお前は満足してしまうのか?と思ってしまう部分がどこかにあるのですよ。音の「フェイク感」に対する拒絶反応って案外根深いです。
Pinguino @kaorekaora
そうだ。《自分が音を出しているという実感》が、ボカロや電子オルガンにはないのだ。ボカロにそれがないのは自明だとしても、電子楽器の場合はまがりなりにも目の前で生身の人間が演奏しているにもかかわらず、実際の音は機械が作り出しているというあたりに猛烈な違和感を感じてしまうのかもなあ…。
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
@kaorekaora |ω・)。oO(ボカロDISですか?パパ反論しちゃうぞ~?)
Pinguino @kaorekaora
@triona_klee 是非とも反論してほしいけど、違和感は違和感として表明するしかないのであるよ…
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
QTすると荒れそうだからエアQTで。ボカロは演奏者・声楽家の真似事ではなく、いわばオルガン職人、オルゴール職人、グロッケンシュピール職人であります。生音の模倣ではあっても、同じ土俵に立つという考え自体がそもそも違う。
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
いわばAlchemie、模擬的な自然再構築の醍醐味。しかしそれは神に成り代わろうなどという大それたものではなく、絶対に達し得ない模倣によって逆に自然の完成度の偉大さを知る。それが極意であり醍醐味であるのであります。
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
フィクション文学も、仮想世界を模擬的に再構築することによって人間の心理を描き出すことに意義がある。仮想世界といっても、ファンタジーモノに限らず純文学だって仮想現実であるわけで。
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
ボカロもそれと一緒であり、即ちボカロやDTMと生音を比較するのは、歴史Historyと文学Storyを同列に論じて、虚構文学は史実を記した史記に敵わないなどと評するのと一緒であります。
Pinguino @kaorekaora
ボカロにかんしては最近そういうもんだと受け入れられるようになりつつあるのです。しかしながらきょうの違和感の出どころはおそらく、ヤマハ電子オルガンがまがりなりにも鍵盤楽器のかたちをしているあたりにあるような気がする…。
みの @h_mino
@kaorekaora いや受け入れなくていいっすよ。オルガンも同様。トラッカーアクションでパイプに空気が入ってる感触、それぞれのパイプが鳴っているという感覚がない電子オルガンは嘘くさいし。メンテ費用とか調律の手間という評価基準を入れると、そこに妥協する余地があるときもあるけどね
Pinguino @kaorekaora
@h_mino ええ。「嘘くささ」はいずれにしてもキーワードなので、その嘘くさいメカニズムを探りたいわけであります。
たかち @josquin_desp
ボカロとか電子オルガンをdisるツイートを見たが、弦やリードが震えるのが音楽を奏でるという独善的な物言いだよな。
Xtra Peace @xngyz
@kaorekaora 演奏者および聴き手が、「チェンバロの代わりとして」電子楽器を捉えている点に、違和感があると思います。あくまで模倣は模倣なのですが、「本物の代わりになるよね」っていう態度で演奏されたり聴いたりすると、違和感が生まれるというか
藤野純也 @theremin1931
@kaorekaora テルミンははたからみてどうですか? 演奏してる側は、ピッチ作るのが大変なだけあってめっちゃ「自分で音出してる」実感があるんですが
Pinguino @kaorekaora
@theremin1931 テルミンにかんしましては傍から覗いておりましても、個人的な勉強不足ゆえどんなものかすらとらえきれないような印象です…
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
電子楽器が生楽器の代用品としての存在である限り、生楽器の劣化コピーにしかなり得ないのは必然であり、そこで優劣を論ずるのを否定し得ない。電子チェンバロは、生チェンバロの代用品である限り、どんなに進歩しても生チェンバロには敵わない。
たかち @josquin_desp
@triona_klee でもプレイする人、音楽する人の価値に単純に当てはめるにはおかしいですね。
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
ただ私にとってボカロは、「自分が歌えないとか合唱団の指揮者ではないから、その代用品にする」のではなく、ボカロあってこそ音楽ができ、ボカロでこそ出来る音楽の制作を目指しているつもりです。
森の人 @mountainhermitt
@triona_klee 「ボカロと生音の共演はじつは可能なこと」なのが見逃しがちなのも、その論のずれが原因でしょうか。
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
それもあるかも知れませんね。実際、Pがギターも弾いて参加とか、盛んに行われてることなのですけどね~。 QT @mountainhermitt: @triona_klee 「ボカロと生音の共演はじつは可能なこと」なのが見逃しがちなのも、その論のずれが原因でしょうか。
和田 悟 @goto_home
@triona_klee そういや、ボカロやってる人から見ると、デデマウスとかどうなんですか?彼は膨大な量の民族音楽の歌声を組み合わせて、一人の人が歌っているようにするでしょ。目指す所は近いのでは?
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
ですね!おもしろいと思います。 QT @goto_home: @triona_klee そういや、ボカロやってる人から見ると、デデマウスとかどうなんですか?彼は膨大な量の民族音楽の歌声を組み合わせて、一人の人が歌っているようにするでしょ。目指す所は近いのでは?
とり~な@trionaP広報 @triona_klee
ボカロも、当初開発者ヤマハさんの意図としては、あくまでちょっとすごいクワイヤ音源であり、環境音楽とか、生歌の補強のコーラス要員とかに使われる想定であったらしい。それが、あまたのユーザーの手によって、単なる人声模倣の電子音ではなく、一箇の独自の楽器として育てられた。
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コメント

◇KITIKETAO◇キチケタオ◇ @ktikto 2011年10月20日
なんか、こういう「ボカロは何の代替か」系の議論は得てして堂々巡りになりがちだよなぁ。まぁ、基本は適材適所なんだけどね
鮎麻呂 @aymro 2011年10月20日
金色求めて金を貼ってた昔の画家。合成顔料発明まではその色の天然物を探して塗ってた。それまで数万年間の絵画は尽く微視的には自然のコラージュやモザイク。そんな絵は自然物か人工物か、創造か編集か、って話と似てる。/代用電子楽器とVOCALOID http://togetter.com/li/202746
鮎麻呂 @aymro 2011年10月20日
ボカロで古楽とはステキ。バックトラックをデジタル打ち込みで演じた古楽は幾つかあるんですがどれも90年代初頭で歌は生、または器楽曲です。ビンゲン、カンティガ、朱い本あたりが聴きたい。ニコ動?捜してみますね。/代用電子楽器とVOCALOID http://togetter.com/li/202746
Tsuyoshi CHO @tsuyoshi_cho 2011年10月20日
そして本当は生音/原音を絶対的に見抜ける人間などおらんという結果が(暴言。 まあ、どういう楽曲が素敵か、は人それぞれということで。
コッフン @ko_fun 2011年10月21日
そもそもDTM(ボカロ)と生演奏(合奏)とでは、得られるモノ(演奏感覚や表現や音楽に付随するコミュニケーションの質等)が全然違うのでどっちも違う楽しみが見出せる。その違いを楽しむのがまたいいのよさ。
コッフン @ko_fun 2011年10月21日
あと楽器が自然音っていう話、なんかどっかで聞いたことあるんだよなぁ・・・?どこの民族楽器だったっけか?
stsebn @stsebn 2011年10月31日
代用品として作られていたとしても代用品だと思わなければいい。機械で音を出すことによって別の味が得られるものだと考えるべきだと思う。
RENREN @ren245 2012年2月1日
シンセも含めて電子楽器には、それしか出せない音がある。無知もいいとこ。
藤堂考山 @ko_zan 2012年3月14日
この辺はもう30年以上繰り返されて来てる議論なので、「まだ言ってるのか感」がハンパないってのが所感。「代替え」というより、「電子楽器で生楽器と同じレベルでの表現力がもてるかどうか?」ってテーマの方が重要で、ポップス系の音楽においては、演奏要素が異常に多いボーカルとギター以外はもうシーケンスデータ上で「再現可能」ってのが、10年前くらいの結論で、現在に至っては、さらに飽くなき挑戦が続いてるってレジュームがある。技術の発達により、演奏技術無しで手軽に表現手段の敷居を下げたDTMの功績はデカイってのが正確な批評
藤堂考山 @ko_zan 2012年3月14日
電子技術によって「生楽器とは別方向の表現が可能になった」のは、つい10年くらい前の話。ヤマハがSYシリーズやVL/VP1を出したあたりから、サンプリング技術は圧倒的に向上し、その処理方法も大きく進化した時期。それを一般化し、低価格化したのがDTMの流れ。ローランドのSC88-proみたいな傑作機が世に出始めてから、流れが一変。圧倒的に敷居が下がった上にネットの台頭で今みたいな状況が出来上がった。
藤堂考山 @ko_zan 2012年3月14日
「生音主義」「生楽器主義」みたいなモノはいつの時代にも横行する「カルト」みたいなモノなので、うまく付き合って行くのが吉って感じかなぁ。
8pf @8pf 2012年3月14日
電子オルガンには電子オルガンの為の、ボカロにはボカロの為の音楽が作られればいいね。電子楽器は、モデルにした楽器の代替にはならないということだし。情報量じゃなくて、物が違うのだから当然の帰結です。
8pf @8pf 2012年3月14日
それっぽく聞こえるものを聞くのと、それそのものを聞くのとでは違う、という話は、誰でもいつでも思い出して再確認するといい。とても基礎の話だし、基礎を過去の話として無視や過小評価してはいけない。
だるま@2/16鍵島3A02 @KurzweilMaster 2012年3月14日
代用品なので本物未満とか言う人がいたら、それは単なる想像力・応用力不足でしょう。本物の劣化で何のメリットも無い代用音源など存在しない。コストが安いだけでも今まで使えなかった所で使えるようになるわけで。
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