樹林伸氏による、漫画編集者の話。

「MMR」「金田一少年の事件簿」などで知られる樹林伸氏(@agitadashi)による、 漫画編集者に関するツイートまとめ。   マガジン編集部の話、優秀な編集者の話、そして自身の話。
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話は、漫画家の尾崎南氏(@minamiozaki)とのやり取りから始まっています。

樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

@minamiozaki それはヤツなりの、「一緒に仕事しましょう!」なんじゃないですか?(笑) まあ、ある種のダメ男ではありますが、面白いし、仕事だけは確かにできます。ちなみにマガジンは、漫画部署の中では圧倒的に優秀な編集者が集中してますからね。7~8人はいるんじゃないかな。

2011-10-21 03:28:44
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

マガジンの優秀な編集者、ロートル(笑)も含めたら、もっといるかも。僕が掴んでるだけでも、少なくとも12人以上いると思う。そう考えると、持ち込みするには悪くない編集部だよね。3分の1か、もしかすると2分の1くらいで優秀なパートナーを引き当てることができるって、そうそうないと思うよ?

2011-10-21 03:34:25
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

マガジンに持ち込む場合の、優秀な編集者を引き当てるコツ。朝9時半~10時に電話。編集者はまずいないので、バイトが出る。「夜に持ち込みの電話をしたいので、直通を教えてください」と頼む。教えてくれたらラッキー。深夜に電話すると、仕事が好きでずっと編集部にいるヤツにつながる確立が高い。

2011-10-21 03:41:09
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

あるわけないじゃないですか。大学新卒で就職してるし。でも、就職して一年目にとある雑誌の小説新人賞を獲って、作家として編集者としてあいましたが(笑)RT @twilightUandMe 樹林さんは講談社の編集部出身だと記憶していますが、他の雑誌の編集に持込をしたことなどはありますか

2011-10-21 03:43:24
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

別冊少年マガジンという月刊誌もありますよ。『進撃の巨人』が連載してるところですから、本誌よりはエロも甘いのではないかと(笑) @minamiozaki 青年誌には描きたいんです!少年誌は規制が厳しい…えろの…←そこ?(笑)でも週刊は無理だなぁ〜…

2011-10-21 03:44:44
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

いや、それは必ずしも幸運とは言えません。なぜなら、講談社は仕事の出来る出来ないにかかわらず、わりと年次で副編集長という肩書が、多少早い遅いはあるにせよ、手に入る場合が多いので。@fa_moyako 地位の高い、たとえば副編集長が担当になった場合も幸運な確率に入るのでしょうか

2011-10-21 03:46:24
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

漫画編集者の優秀さは一つじゃない。企画を考えたりネームを直したりする能力にたけ、アイデアもあるクリエイターとして優秀な編集者もいれば、面白いつまらないを的確に見抜ける目利きとして優れた者もいる。さらに、調べ物や作家のケアがとても巧い人も、優れた編集者と言えるのではないでしょうか。

2011-10-21 03:50:29
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

どんなタイプの編集者を自分は求めているのだろうか。それをまず、自問自答してから、雑誌編集部を訪ねてみてください。その上で「あ、この人違う」と思ったら、人間関係が出来る前に替えるべし。二週間くらいして、違う時間帯に電話してみたら、また別の編集と知り合うことができますから、心配なし。

2011-10-21 03:52:33
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

どんなタイプの編集者を自分は求めているのだろうか。それをまず、自問自答してから、雑誌編集部を訪ねてみてください。その上で「あ、この人違う」と思ったら、人間関係が出来る前に替えるべし。二週間くらいして、違う時間帯に電話してみたら、また別の編集と知り合うことができますから、心配なし。

2011-10-21 03:52:33
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

就職して一年目の暮れに3~4日くらい仕事がない日があった。勢いで小説が書きたくなって、30枚くらいの小説を書いてとある新人賞に応募したら幸運にも賞を獲った。編集者に会ったら「会社ヤメて作家に専念するならサポートする」と言われた。できなかったな、それは。結果としては正解だった。

2011-10-21 04:03:11
樹林伸・天樹征丸・亜樹直 @agitadashi

新人小説家として学べることと、新人編集者として学べることは、似て非なるものだったように思う。僕には、後者のほうが必要だった。だから辞めずに、12年編集者をやりつづけて、今がある。あの時の判断は正しかったと思っている。

2011-10-21 04:05:04