2023-01-02 #RADIOSAKAMOTO

<対談:小山田圭吾×大友良英> <デモテープオーディション – U-zhaan, 長嶋りかこ, 蓮沼執太>
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【TEXT】小山田圭吾:プレイリストコーナー

<小山田圭吾:プレイリストコーナー>
「大友さんとたっぷりお話しましたので、ここからは少し音楽を流していきたいと思っています。では1曲目、Marina Herlopというスペインの女性アーティストの「Abans Abans」という曲です。今回は、レディオ・サカモトということで、ピアノやシンセサイザーなんかを使って音楽を作っている人の曲をいろいろ選曲してみたんですけども。」

Abans Abans / Marina Herlop

「次にじゃあ今度は、アメリカのワシントンに浮かぶ島の出身のKaitlyn Aurelia Smithという、女性シンセサイザー奏者ですね、「Check Your Translation」という曲です。この人も、女性のシンセサイザー奏者ですね。Buchla(ブックラ)っていう、坂本さんも多分、大学生の頃に使っていたと言われている、独特なインターフェースを持つシンセサイザーを使って、ニューエイジとか、新しいまあニューニューエイジみたいな、そういうシーンから出てきた人ですけど、最近はもっとなんか新しい領域にいってる音楽を作ってるなぁと思って、選曲してみました。」

Check Your Translation / Kaitlyn Aurelia Smith

「じゃあ次は、John Carroll Kirbyというアーティストの「Wind」という曲です。John Carroll Kirbyは、LAに住んでいるミュージシャンで、ぼくはたまたま3年ぐらい前、コロナになる前ぐらいにロサンゼルスでThe Avalanchesというオーストラリアのグループのレコーディングに参加したんですけど、その時、スタジオにいたのが彼で。いっしょに音は出さなかったんですけど、彼の演奏を見てすごく面白くて、その後に彼のいろいろ作品を聴くようになったんですけども。ピアノやシンセサイザーを使っていろんな音楽を作っているんですけども、ちょっとこの曲はオリエンタルな感じがして、坂本さんと細野さんの中間みたいなイメージがしますね。ええ、すごくいいアーティストです。」

Wind / John Carroll Kirby

【TEXT】デモテープオーディション – U-zhaan, 長嶋りかこ, 蓮沼執太

<デモテープオーディション – U-zhaan, 長嶋りかこ, 蓮沼執太>
U-zhaan「J-WAVE レディオ・サカモト。ここからは僕、U-zhaanと、」
長嶋「長嶋りかこと、」
蓮沼「蓮沼執太の三人でお届けしていきます。」
U-zhaan「今回も、いつも通り全員リモートでの審査になります。明けましておめでとうございます。」
蓮沼「明けましておめでとうございます!」
長嶋「明けましておめでとうございまーす!」
U-zhaan「今年は皆さんどんな年になりそうですか。そんなこと考えないですよね、普段。」
長嶋「んふ(笑)。U-zhaanはでも、今年インドに行くって言ってましたけど、去年は行ってませんよね。」
U-zhaan「もう2020年が最後ですね、もう、コロナが広がる直前に行ったのが最後で。」
長嶋「うんうんうん。」
U-zhaan「その後は、まぁインドどころかどこにも海外旅行というか、日本以外に出ていなかったんで、久しぶりですね。」
蓮沼「うんうん。」
長嶋「楽しみだね。」
U-zhaan「はい。長嶋さんは年始に目標を立てたりとかしますか。」
長嶋「あまりしないですけど、でも私も今年はちょっとすごい久しぶりに海外で展示があって。ちっちゃいちっちゃい展示ですけど、行きます。4月かな。」
蓮沼「へえー。」
U-zhaan「去年のさ正月には、蓮沼さんのイベントで、年明けの目標を何か書き初めで書かされたって記憶があるんですけど。」
蓮沼「(笑) 書かされたっていうか、まあ……」
U-zhaan「書かされたんですよ。どう考えたって。」
蓮沼「そうですよね。」
U-zhaan「蓮沼さん何て書いてましたっけ。」
蓮沼「「脱地球」って書いたんですけどね。」
U-zhaan「その脱地球っていう1年は、あの、目標は達成できましたか。」
蓮沼「えっと、達成できませんでした。」
長嶋「あっはっはっは(笑)。」
U-zhaan「ってか、どうしたかったんですか。火星に飛び立ったりしたかったんですか。」
蓮沼「そうですね。あのー、少し考え方を変えて生きていきたいなと思ってたんですけど。」
U-zhaan「うん。」
蓮沼「去年できたことといえば、U-zhaanさんとたくさんライブをする、ということぐらいだったかなって思ってます。」
U-zhaan「(笑) まぁ、脱地球への第一歩だったかもしれないですね。」
蓮沼「そうですね、はい。」
U-zhaan「僕あの時、「腹八分」っていう目標を掲げたんですけど。」
蓮沼「うん。」
U-zhaan「それも達成できませんでしたね。」
蓮沼「あ、そうですか。」
U-zhaan「はい。今年に持ち越しですね。」
蓮沼「うんうん。」
U-zhaan「全然お腹いっぱい食べてましたね。」
蓮沼「お腹いっぱいでも、あの、楽屋にお弁当余ってると食べちゃうもんね、U-zhaanはね。」
U-zhaan「食べちゃうね。あの、環ROYさんに「あの、U-zhaanさん、暇つぶしで飯を食うのやめた方がいい。」って注意されたことがあるのは、ずっと記憶に残ってるんですけどね。」
蓮沼「そうですか。」
長嶋「(笑)」
U-zhaan「今回も、レディオ・サカモトのオーディションは、世界中の音楽配信ストアから音楽を配信する・音楽配信代行サービス「BIG UP!」とコラボレーションしています。音楽作品に関しては、BIG UP!からのエントリーを審査しています。フィールドレコーディング音楽は、これまでと同じ送り方でも大丈夫です。審査を通過した優秀作品には、BIG UP! の配信利用料が無料になるクーポンというのがプレゼントされるそうです。詳しくは、レディオ・サカモト、ホームページのオーディションページをチェックしてください。」

U-zhaan「ここ2ヶ月の間に応募頂いた、170作品の中から審査していきましたが、(優秀作)9作品を選んだんですけれども。今回はあの、フィールドレコーディング部門が結構充実してる感じでしたね。」
蓮沼「そうですね、うん。」
U-zhaan「フィールドレコーディング部門、ちょっと送り場所が変わったことによって、最近応募しにくかったのか、作品数が減ってたような気がしたんですけど、でも今回はいっぱい持ってくださって、その中にも良い作品がいっぱいあって楽しかったです。」
蓮沼「はい。ゆっくりいろんな音楽に触れられて楽しかったです。」
長嶋「今回も幅が広かったんですね。武蔵美のやつも面白かった。」
U-zhaan「毎回3人で、あの、別々のシチュエーションで聴いて、それぞれ好きなものを選んでる感じですけど、なんか1回ぐらい、1から全部みんなでファーストインプレッションを聴いてみたいですよね。あの、なんか本当に面白い作品ってあるじゃないですか。本当に、もう。笑っちゃうようなやつ。これみんなで聴きたいなっていう感じのもありますよね、いっぱい。」
蓮沼「ははは(笑)。あると思います。」
U-zhaan「うん。なんかいつかそんなこともできたらいいなと思います。」
蓮沼「やりたいですね。それね、はい。」
長嶋「うーん。」

<坂本龍一:プレイリスト「RadiSaka2023-01」>
今回も番組のために教授が選曲したプレイリストを29分間ノンストップでオンエアしました。Spotifyに、プレイリスト「RadiSaka2023-01」としてもアップしています。

リンク Spotify RadiSaka2023-01 RadiSaka2023-01 · Playlist · 8 songs · 16 likes
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