1/7時点の現状分析

想定よりもいい流れが来ている。というのは、最悪の場合、1/4以降も、マスコミがほとんど監査請求の話題に触れないor東京新聞のように結論ではなく、各項目文を強調して「訴えの大半は退けられた」みたいな論陣を展開していく可能性を危惧していたから。

2023-01-07 07:40:16

ここからはどこまで波及するかが肝だと思い、暇氏やColaboなどの渦中の人物より、言及する政治家・言論人の数や内容に注目していたが、思いのほか「結論」部分を重視するスタンスの人が多い。

2023-01-07 07:44:20

むろん、言及する人たちの間でも「Colaboのみ」「委託四団体」「都」など、どこまで責任を追及すべきかという点に温度差はあるが、基本的には被監査側に厳しい視線を向ける人が多い。ミもフタもない言い方になるが、これは想定以上に「風見鶏」が多かったということだろう。

2023-01-07 07:51:19

4日までは、みんな想定以上に周りの顔色をうかがっていたが、どうやら形勢が定まったとみて尻馬に乗る連中が、思いのほか一気に増えてきた印象だ。ただし、この期に及んでなお、ビレッジウッドさん/厚労省ラインにまで批判の目を向ける人はほとんどいない。

2023-01-07 07:56:14

つまりこの事件を批判する人たちの大半は、いまだに「もらう側」の問題という認識止まりで「あげる側」の問題、もっと言えば、実質的に「もらう側」と「あげる側」がイコールだったという問題には気づいていない。あるいは、気づいた上で「もらう側」の問題として幕引きを図ろうとしているのだろう。

2023-01-07 08:00:50

ここからが撤退戦の始まりで、「どこまで責任を追及できるか/どこまでの足切りで逃げられるか」のせめぎ合いが繰り広げられる。言及の数や温度を見渡す限り、当初の見立てどおり、現状は「都の担当部局とColabo」に責任おっかぶせて幕引きが中央値だろう。

2023-01-07 08:06:09

都ファはすでに傘下議員を使って、以下のような観測気球くさいツイートをあげて、世間の空気感や落としどころを探りはじめている。 pic.twitter.com/VUw4uQOJEP

2023-01-07 08:11:04

拡大

1/6の厚労省加藤大臣の会見概要を見ると、こちらもわずかだが温度に変化が感じられる。「厚労省としては東京都における再調査結果などの報告を踏まえ、必要な対応を行っていきたいと考えております。」要旨は上の部分で、基本的には都に丸投げだが、「必要な対応を行っていきたい」という点は、

2023-01-07 08:15:08

12/6の浜田議員の国会質問時点よりも、わずかながら前進姿勢をただよわせてきている。要は責任回避のためのポジショントークなのだが、12/6時点では本当に「何も知らん。全部都に言ってくれ」というスタンスだった

2023-01-07 08:17:10

以下、私の推測（これまでもそうだが）になるが、今回のスキームは、16～20年頃までにおおまかな仕組みが作られたものなので、スキームに関与しているのは前任の可能性が高い。ひょっとすると水面下で、現職と前任の間で責任の押し付け合いがはじまっているのかもしれない

2023-01-07 08:20:29

結局ひとくちに厚労省といったところで、内部の誰が関与していたか、正確なところはわからない。仮に現職が何も知らなかったとして、素直に関与した人物のクビを差し出すか、逆に組織防衛のため省全体で関与した人物をかばおうとするか、そこを注視する必要がある。

2023-01-07 08:28:24

そして、現状もっとも重要なのは、一人でも多くの人に、この事件が単なる「公金不正受給」の問題ではなく、公金を受給するために「法案・支援事業を成立」させる問題だったのだという疑惑を、周知させていかなくてはならない。

2023-01-07 08:31:18