ある環境保護活動家の告白

tarafuku10 @tarafuku10

動画『ある環境保護活動家の告白』を訳してみた。環境保護のために人生を捧げてきたつもりだったのに、それを支える議論のすべてが間違いだったことに気づいたら、あなたならどうするだろうか。起業家のブライアン・ギットが彼自身の体験を語ります。 youtube.com/watch?v=1YBWo-… pic.twitter.com/NQWuAmjKsi

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正しいことをしているとあなたが感じているからといって、それが正しいことだとは限らない。私は人生のほとんどを環境保護に捧げてきた。ただし、間違ったやり方で。私は道徳的に振る舞っていた。人々や地球を健やかに保つために力を尽くしていると思っていた。しかし、実際には害を与えていたのだ。 pic.twitter.com/rerTdH2U98

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太陽光発電や風力発電に未来があると私は信じていた。環境の激変を回避するための唯一の希望だと。化石燃料は敵だった。土地を荒らし、大気を汚し、エコシステムを破壊する欲深い企業が地球から掘り出したものだからだ。自然をできるかぎり自然のままに保つことに私は情熱を注いだ。 pic.twitter.com/zkrvVBA52f

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私はティーンエージャーの頃からアウトドアが好きだった。アラスカの山歩きでリーダーを務め、バックパックを背負ってロッキー山脈で何か月も過ごし、いくつもの国立公園を訪れ、そこで最も高い頂にも登った。 pic.twitter.com/fuBG9bYKiG

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私は、環境保護に役立つと納得できた職にしか就かなかった。都市の自治体や企業のために堆肥化システムを作る企業を設立した。グリーン・ビルディング政策を推進する組織で常任理事も務めた。そして、エネルギー効率の良い住居の建設に関するコンサルティング会社のCEOに就任した。 pic.twitter.com/3xASdskZxy

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その頃、オバマ政権は連邦政府の補助金を何十億ドルも使って、エネルギー部門での雇用創出を図っていた。そして、私の会社も6,000万ドルを超える規模の複数年契約を勝ち取った。 pic.twitter.com/9VGvkR19JR

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問題が1つあった。エネルギー効率の良い住居を増やすという私たちのプロジェクトはまったくの失敗だったのだ。住居のエネルギー効率を改善するのは一般の中流家庭には金がかかりすぎた。かなりの額の政府からの補助金があったとしてもだ。 pic.twitter.com/2dMaiUGqhE

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これとは対照的に、このプロジェクトは富裕層には大変気に入られた。彼らは、なければないで済ませられる補助金と、環境について意識の高い人だという箔を手に入れた。しかし、実際のところ私たちは何も成し遂げていなかった。多額の税金を無駄遣いした以外は。 pic.twitter.com/rld9pjEqKI

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政府はそうは考えなかった。政府はこのプロジェクトを大成功だと祝福したのだ。政治家にとっては良いアピールの機会になったかもしれない。しかし、約束した雇用創出にもエネルギー節約にもこのプロジェクトは役立っていないことが私にはわかっていた。 pic.twitter.com/MYnYPTzKFD

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私は素直に祝福の言葉を受け入れ、何食わぬ顔でプロジェクトを続行すればよかったのかもしれない。だが、私にはそれはできなかった。私はエネルギーと環境についてのそれまでの信念を再検討しはじめた。 pic.twitter.com/4OEZCQZlAb

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お花畑の世界に暮らしていたことに気づくのにそれほど時間はかからなかった。それは自分自身や自分のミッションに酔いしれるには完璧だったが、環境問題の改革にはまったく役に立っていなかった。調べれば調べるほど、私のプロジェクトはより大きな問題の1つの兆候にすぎないことがはっきりしてきた。 pic.twitter.com/LASC7tGl6O

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私たちは、風力発電と太陽光発電が化石燃料(石油、石炭、天然ガス)に取って代わるだろうという偽りの希望のために何十億ドルもを浪費した。しかし、過去20年間で、世界の化石燃料への依存度は87%から84%へと3%低下したに過ぎない。“投資”に対するリターンとしては痛々しい数字である。 pic.twitter.com/rqyGHPUwAO

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私たちが本気で気候変動に立ち向かい、環境を保護し、世界中の人々をエネルギー貧困から救おうとするなら、夢物語を追いかけるのはやめなければならない。風力、太陽光、石油、石炭、天然ガス、原子力など、すべてのエネルギー源のすべてのコストと利点を正直に見つめ直す時期がきているのだ。 pic.twitter.com/3wYsOR1ofm

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温室効果ガスの排出は懸念すべき事柄だが、エネルギーや環境について議論するときにはそれ以外にも検討すべき項目がある。人と地球の両方を保護するにあたって、最適なエネルギー選択の評価に役立つ5つの原則を以下にご紹介しよう。 pic.twitter.com/Kd8pDqKT1u

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1. 信頼性: 信頼性の高いエネルギー源は、電力を1日24時間年中無休で供給する。再生可能エネルギーに入れ込みすぎた州や国は、エネルギー供給制限や停電に直面する。 pic.twitter.com/n8XKUTEd5Y

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2. 適切な電力料金: エネルギーのコストは他のすべてのコストに影響を与える。電気料金が高騰すれば、一般の人々は住まいの冷暖房を我慢しなければならなくなるし、企業は私たちが必要とする製品を作ることができない。 pic.twitter.com/IsNMpxeaWt

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3. 安全保障: 安価で安定したエネルギーを生成するために必要不可欠な資源へのアクセスを管理することは、国家の安全保障に非常に重要である。エネルギーや化石燃料を他国からの輸入に頼りすぎると、国民を危険にさらすことになる。 pic.twitter.com/cXPzT2DAb6

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4. 拡張性: 風力や太陽光の発電基地は人々の住まいや職場から離れたところにあるのが普通である。したがって、必要とされる場所に電力を送るのは困難で非効率的で費用がかかる。化石燃料や原子力を使う発電所は、過去半世紀にわたって人の居住圏で安全に稼働してきた。 pic.twitter.com/NL0PSC5vqu

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5. 土地の使用: 発電に必要な土地が多くなれば、それだけ野生動物の生息環境も失われる。典型的な1,000MW原子力発電所の運用に必要な土地は、2.5㎢ を少し上回る程度だ。同じ量の電力を太陽光で生成しようとすれば、75倍の土地が必要になる。風力発電なら360倍だ。 pic.twitter.com/mU8ERx85tW

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私は今でも十代の頃に心を奪われた美しい風景を守ることに身を投じている。そして、生活水準を高め、公害を抑制し、温室ガスの排出を減らすことに力を尽くしている。こうした目標はすべて達成可能だ。私たちが現実的で実践的でありさえすれば。願いをこめるだけではそれは叶わない。 pic.twitter.com/Q9MxgKmCxU

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ブライアン・ギットでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/confessi…