女性的な作品と男性的な作品のつくりは、根本的にかなり違う傾向がある気がする「思い返すと当てはまる」

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

【女性作家と男性作家の作品つくりの根本的違い】 最近、女性作家さんから男性向けラノベ書きたい！っていう相談をされることが多いので、いつも喋るそもそもの違いについてとある方を見習って、図解してみました。 もちろん、これに当てはまらない場合もありますのであくまで参考まで。↓解説 pic.twitter.com/YGOBzPZWw6

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オタクペンギン（社長） @NovelPengin

図を見てもらえれば大方わかるんですが、まず物語をつくるときの主人公の課題をどこに設定するかが全然違うことが多いです。 顕著なのは、女性作家さんだと『血筋/家柄』原因になったりするので、主人公が元王子設定とかになりやすいです。 で、解決も家との和解に設定されますが、男が書くと↓

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

家柄とかそもそもあんまり無くて、シンプルに『成り上がるぜ！』みたいな感じが多い。 なので、そもそも主人公は才能ゼロの中堅冒険者とかに設定されて、過去の掘り下げとかはかなり遅い（されないことも多い） これは、主人公の解決すべき課題の作り方が、内側なのか外側なのかで根本的に違うせい↓

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

でもそれは異世界系だったらってだけでは？と思われるかもなので、同じ主人公設定で『現代舞台で主人公がアヤカシを視ることができる能力持ち』になった場合で考えたのが３，４枚目の図。 よく見かけるのは、男性向きだと主人公はその能力を使って、人助けをしたりして報酬を得ていく。↓

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

対して、同じ主人公設定でも女性向きになると、その力のせいで友達ができなかったとかで、力自体を嫌ってることが多くて、その力を無くして普通になろうとするとかの目的が多い印象。 でも、結果的にその力も悪くないよねって能力との和解をして、自分を認めるみたいなのが多い。これ男性視点だと↓

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

問題解決してね？って言われがち。 こんな感じで、同じ主人公でも動機と目的が変わってくることがある。 もちろん、最近の漫画とかだとこれらが混在してることも多いので、男性向けに作られた作品が女性に受けるとかもありえたりする。 この辺、研究すると面白いかもね。↓

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

という感じで、別にそんなすごい発見！でもないですが、最近女性作家さんが男性向きで考えました！って企画の相談を受けることが多いので、女性も男性向き作品書きたくて困ってる人もいるのかなと思ったので解説してみました。 より具体的には、作品とか企画見てみないとわかんないので↓

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

BB小説家コミュニティの作家さんとかは壁打ちとか、編集相談会とかで相談してみてください。 これの考え方がわかってるだけでだいぶ作品の方向性わかりやすくなるはずですが…！ ちょこっと参考になると嬉しいです。

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

最近のアニメヒット作とか見ていると、女性主人公に男性的な目的の持たせ方をして動かしていたりするので、ここも上手く組み替えてみると、男性にも女性にも受ける作品が出来たりするみたいですね。 参考まで。 ※あくまで僕個人の見解です。 ※性別の良し悪しの話ではないです。

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

補記 ご指摘いただきましたが、厳密には『男性的/女性的な作品つくりの傾向』って感じですね。 実際の性別というより考え方に性別的な傾向さがあるという認識です。 ただ、ボクが今まで触れてきた企画を見ると男性作家さんで女性的な作り方されてる作品は希少です。 また読者傾向とも言えますね。

紫乱 ぷぃ @shiranpui

なるほどねぇー！「面白い！」の種類がちゃうって話なんかねぇ。 twitter.com/NovelPengin/st…

ロッカク @siz_f

@NovelPengin 面白い視点ですね！ 確かに、悪役令嬢物などは顕著に傾向に現れている気がしますね。

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

@siz_f ありがとうございますー！ よく企画書魅せてもらってて、なんでこうなるんだろう？と考えたのをまとめましたー。

式零負 @nullzwai

@NovelPengin ちょっと前に漫画でも女性と男性で違う話が出てましたね。飽くまで一例で全てが該当する訳ではないですが

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

@nullzwai そうですね。あると思います。 最近は、こういう傾向も少しずつ混ざりつつありますし、より作品づくりが複雑になってるというのもありますね。 そういうのを自覚的に理解するのが大事なんじゃないかと思います。

placeholder @placeholder_twt

@NovelPengin これはあくまで最近のなろう系の話ですよね?

オタクペンギン（社長） @NovelPengin

@placeholderllol どちらかというと時間関係なくずっとあるものではないかなと思います。 最近はむしろ、女性主人公に対して男性的な目的の持たせ方をしてたりと、混ざってきてる印象です。 ※あくまで僕個人の主観です。

鳥皿鳥助 @tori_karaagekue

内面でも「王(力ある一個人)としての成長」と「家族(協力的なチーム)としての成長」の二パターンあるよなぁと唐突に思った。 twitter.com/NovelPengin/st…

鳥皿鳥助 @tori_karaagekue

「みんなで協力して強くなる」パターンは後者の後に前者が来るイメージで、「一人で頑張ってたら味方が増えた」パターンは前者の後に後者が来るイメージ。

式零負 @nullzwai

@NovelPengin 小説も漫画も表現方法の一部で、その中でも色々な手法があると思います。これがってのもなく、今は叩かれてるけど、新しい試みで、そのうちそれがスタンダードになるとかもあると思います

どうたぬきマサ🍩🐈🌷🌧🌸💜🐬 @_MASA__mushi_

(黎明期を除いて)男性の少女漫画家が少ない理由、この辺りに一端がありそうですね twitter.com/novelpengin/st…

鳳堂　志幻 @houtou___shigen

@NovelPengin 男性向けは『神話』、女性向けは『お伽噺』です。 神話の構造は『自己保身に走る臆病者』が悪を倒して『自己犠牲できる英雄』になる物語。 お伽噺の構造は『自己喪失に陥っている少女』が過保護を脱して『自己実現できるお姫様』になる物語。 男女で好まれる物語形態は異なるが、基本はこの二つでOK

ちありや @Chialiya

@NovelPengin この理論でいくと「妖怪人間ベム」は女性向け…？